誤ったブランディングは却って顧客満足度を下げる
昨日の日曜日は久し振りに仕事とは無関係の外出をしてきました。
今話題の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を鑑賞。期末の忙しいさなかのちょっとした息抜きです。良い時間を過ごすことができました。
ただ、映画の帰りに立ち寄ったお店でちょっとだけ残念な出来事がありましてね…。
今日は、ブランディングは諸刃の剣ですよ、そんなお話。
■ とあるレストランのコース料理にモヤモヤする
映画が終わった後、夕食をとるために、とあるレストランに入りました。映画館の近くをリサーチし、良さげなお店があったので席だけ予約しておいたんです。
お店に入って、コース料理をオーダー。
アミューズから始まって、前菜、スープ、ピッツア、魚料理、そしてドルチェとコーヒーまで全7品。
ボリューム満点。
でも、「うーん…」と唸ってしまったのが正直なところです。
例えば、白身魚のソテー。
身は分厚くてボリュームがあります。
でも、身の部分までかなり火が入ってしまっていて、皮はバリバリ。身も硬く、ボソボソした食感。ここは皮目をパリッと、身をふわっと仕上げて欲しいところですねぇ。
ヤマダの大好きなドルチェ(デザート)。ティラミスです。
ドカ盛り…。
料理で満足した人がこんなに食べるの?という量。量が多いせいか、すごく大味に感じてしまいました。
ドルチェって意外と大事なんですよね。コースの最後に出てくるから、コース全体のイメージを決めてしまう。濃厚で味わい深いものを少しだけ。その方が満足度は上がった気がします。
このコース。ダメとは言わないけど、ヤマダの好みではありませんでした。残念…。
■ ブランディングは自分のハードルを上げることにも繋がる
実はこのコース、お値段はたった2,600円です。
ファミレスよりちょっと高い位の価格帯ですよね。本当なら、「この値段でこれだけ出してくれてありがとう!」とお礼を言わなければいけないのかもしれません。
それでも、何だかイマイチな感じを受けてしまったのは伏線があったからです。
実はこのお店、ある有名レストランの系列店であることをウリにしていたんです。
ヤマダは以前、この有名レストランの別の系列店で食事をしたことがありました。とても美味しかったんですよね。ランチだったので、今回より更に値段は安かったんですが。すごく満足感があったのを覚えています。
そこと同じ系列のお店ということで、期待値が上がってしまったんでしょうね。お店の方からすると系列店とは言え、場所も客層も違います。料理の内容や値段は違って当たり前。それはわかります。
だったら、その有名店の名前を出さない方がよかった。その有名店のブランドイメージに乗っかれば、同じ質のサービスを受けられると誤解されてしまうから。それは自分のハードルを上げることになってしまうんです。
違う客層や価格帯を狙うなら、ブランド自体を変える。別ブランドを作った方がいいんです。例えば、「UNIQLO」と「GU」、「ドコモ」と「ahamo」みたいにね。これなら、お客様から見てもサービス内容が違うと認識してもらえます。
■ まとめ
今日のまとめです。
● 他人の褌(有名ブランド)で相撲を取らない
● 誤ったブランディングは自分で自分のハードルを上げる行為
● 誤ったブランディングは却って顧客満足度を下げる
ブランディングは有名ブランドのご威光にすがれば何とかなるというものではないんですよ。下手をすると、お客さんの信頼を裏切ることになります。身の丈に合ったブランディングが大事なんです!
では今日はこの辺で。
note|ヤマダ@小さな会社のビジネスプロデューサーはブログランキングに参加しています。
ポチッとリンクをクリックしてくださいm(_ _)m