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スウェーデンでマッチングアプリ使ってみた

スウェーデンに来て16日が経った。
スウェーデンに来て最も役に立っているサービスがある。

それは、人と人とをマッチングさせるサービス(マッチングアプリ)だ。

具体的には、meetupAirbnbbumble


スウェーデンでmeetup


meetupは、自分の興味に関するコミュニティを作ったり、他の人が作ったコミュニティ内のイベントに参加して、地域の人とマッチング・交流するサービス。

このアプリのおかげで、2週間で19人の外国人と会話をし、3人の友達ができた。(大体は、その場限りの関係)

参加したイベントは以下の通り。

・ボードゲーム
・スウェーデン語の会話(初心者向け)
・英語の会話(中級者向け)
・ビーチバレーボール
・動物園に行く会
・アニメ好きの集まり( ← これは自分でイベントを作った)

ビーチバレーボールの後は、参加者の1人の家に行かせてもらった。インド人、スウェーデン人、スロバキア人、サウジアラビア人、日本人の国際的なメンツ(5人)で一つのテーブルを囲み、夕食を取った。

こんなに国際的な人が集まったのは、スウェーデンならでは。というのも、スウェーデン市民の4人に1人が外国にバックグラウンドを持つ。

僕だけが英語がほとんどわからなかったけど、みんなすごく優しく、話を振ってくれたり、ゆっくり話してくれる。心の底から、英語が話せるようになりたいと思った瞬間だった。

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スウェーデンでAirbnb


Airbnbは、空いている部屋を貸したい人と、部屋を借りたい人をマッチングするサービス。

このアプリのおかげで、スウェーデンのホテルでは体験できない、スウェーデンの田舎の方に住む人の暮らしを体験できている。(朝は外でFikaして、夕方は日光浴して...)

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スウェーデンでbumble


bumbleは、Tinderみたいに写真をスワイプして、恋人や友達になりたい人とマッチングするサービス。

このサービスを通じて、4日で15人とやり取りし、2人(スコットランド人, アフガニスタン人)と会った。

英語は教室以外でほぼ話したことない(つまり話せない)が、2人の対話だと、何となく会話が成立する(複数人の時は分からなさすぎて空気になる...)。

19歳のスコットランド人とは、駅で待ち合わせてカフェに行った。彼の会話が早すぎて何百回か聞き返したので、相手が気の毒。

22歳のアフガニスタン人とは、スウェーデンの寿司屋に行った。言いたいことが上手く言えなくてもどかしかった。

ただ、どちらの会話でも思ったのだが、分からないことはきちんと「分からない( I don't understand)」ということが大切だ。よく言われることだが、本当に大切。苦笑いや適当に返すと、会話が絶対何処かで噛み合わなくなり、自分との会話に飽きられてしまう。これは災厄。

最初はあまり話したいことを話せないかもしれないが、1つ1つの話題を大切にするべき。諦めない。

相手が話せるんだったら、いくらでもゆっくり言ったり、言い換えたりできる。最終的にはGoogle翻訳を使ってもらったらいい。何回も聞き返せば、相手が諦めない限り、絶対に会話はできる。このマインド大事。


こんな感じで、マッチングアプリを通じていろんな外国人と会ってきた。これがなかった時代はもう考えれない。

ただ、もしマッチングサービスが明治時代にあれば、夏目漱石が海外留学で病むことなく楽しんで帰ってきて、『坊ちゃん』が生まれなかったかもしれないと考えると、無くてよかったのかも。


マッチングアプリの課題について


マッチングサービスは、偶然の出会いを必然の出会いに変える。出会うまでの時間を短縮させる、かなり効率的だ。

ただ、ここには弱点もある。マッチングサービスはあるだけでは何の役にも立たない。自分がそのアプリを起動し、プロフィール設定、人にいいねを押したり、イベントに参加しないと、何も起こらない。

もちろん、その行動自体は簡単なのだが、心理的ハードル(恥ずかしい、めんどくさい等々)が立ちはだかる。

このハードルは、「アプリを始める」ハードル「会話を続ける」ハードル、「会う」ハードルが存在する。

「アプリを始める」ハードルに関して。これは、現在の日本では小さくなりつつある。というのも、マッチングアプリの使用者が増えるにつれて、マッチングアプリに対する考えが変わってきたからだ。

(いや、実際は、周りがマッチングアプリを使っているから、「マッチングアプリを使ってもいいんだ」という日本人特有の周りを気にするあれだと思う。だから、本当はみんな、マッチングアプリを使いたかったのではないかと思う)

次に「会話を続ける」ハードルに関して知らない人とのチャットでの会話が面倒臭くなってしまうのだ。

実際に、bumbleで15人の外国人と知り合ったが、4日間で、やり取りをしている人は5,6人にまで減った。(つまり、チャットがめんど臭いのは日本だけではなかった)

今の日本の恋愛系マッチングアプリでは、この「会話を続ける」ハードルを改善しようと新しいサービスが生まれている。『Daine』というサービスがあるが、それはまさにデートまでの面倒臭い会話をカットでき、マッチした後、すぐに店の予約をアプリを通じてできるらしい。

だが、マッチから会うまでの時間を短縮したら、「会う」ハードルが大きくなってしまう。(逆に、「会う」ハードルを下げようとすると、会うまでのやり取りを重ねる必要があり、「会話を続ける」ハードルが大きくなる)

つまり、「会話を続ける」ハードルと「会う」ハードルは切っても切り離せ無さそうだ。

こんな感じで、マッチングアプリはまだまだ課題があると思う。
今後に期待。



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