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各駅停車の静かな駅

通過待ち 明るい歌のはずなのに切なく響く君の鼻歌 / 川瀬 凪


鼻歌はどんな人が歌っても少し調子がずれていて
上手だね、完璧だねとはならず
楽しそうだな、何か良い事があったのかな、
というところに着地するのがとても良いと思います。

あなたが楽しければ安心だ。
ちょっとくらい調子外れでも。
あたたかな日々に包まれて生きていたい。

正しいことばかりが、
正解に早く辿り着くことばかりが、
豊かさを齎す事とイコールではないように
各駅停車しか止まらない静かな駅で
通り過ぎる電車を眺める事でしか
向き合えないものがある気がします。

高校の頃、通学手段が船の同級生がいました。
東京の電車はすぐ来ますね。

川瀬 凪




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