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Tax returnの時期がきました

1. アメリカと日本何が違う? 

 日本でサラリーマンをしている時は、あまり気にしなかった確定申告に関して自分のメモを含めて書いておきます。

 基本、日本でサラリーマンをしていると確定申告はしますが殆どすることはありません。強いて言えば自分で加入している医療保険や死亡保険の領収書を提出して還付金をMaxまで上げることぐらいです。

 理由は簡単で、会社が全てこれらを経理側でしているため、個人としてすることはほぼ無いからです。自分で副業している方や個人事業主の方は税務署に行って確定申告する必要があります。

 アメリカはサラリーマンであっても必ず確定深刻するのが義務となっているます。もちろん学生もする必要があります。なので少し確定申告を勉強しておくと良いです。

2. 何が必要になるか?

 私は経験が無いですが、昔は印刷した書類をアメリカの税務局(IRS)に送付していたそうですが、現在は電子書類で提出が通常となります。なので必要事項を記載した電子書類を提出します。

 実際に記載を始める前に以下の書類が必要となります。これらは会社や銀行もしくはプロバイダーから提供されます。

・W-2
・1099-INT/INV
・K-1(ストックオプション等があれば必要)
・ギャンブルで得た利益詳細
・Donationした際の領収書
・Social Security Number/ITIN(Taxナンバー)

 聴き慣れない物がたくさんあるので、少し説明します。
 
 W-2は年間の給料支払い明細書です。これは会社が委託している給与会計会社から送付されるので、それを使用します。私の会社はADPから書類がきます。
 1099-INT/INVは銀行や株取り引きで発生した金利や売買利益の詳細が記載された物です。こちらはHPからダウンロードするのが一般的です。
 ギャンブルはやったことが無いのでわからないです。
 Donationは学校や地域ボランティアで活動資金提供や実際にボランティアした時のお金を記載します。お金のDonationは一番わかりやすく、Donationした教会や学校から領収書が来るのでそれを提示します。ボランティア活動した場合は、車のガソリン代がDonationとして出せます。
 SSN/ITINはアメリカで生活する上で重要です。話しが長くなるので別の記事で詳細を書きます。

 とりあえずこれらがあればできます。ただしPDFを直接入力ははっきり言ってできません。なので高度文明を使用してきまします。

3. Tax Returnを簡単にするツール達

 Tax returnを申請するツールを紹介します。これがないとはっきり言って申請はできないです。

Turbo Tax

 ど定番ですね。年間$70ぐらい支払うと簡単に申請書を作成できます。各ステップで必要事項を記載していくと申請書ができます。結構細かい設定もできるので便利です。私の周りはこれを使っている人が多いです。

Credit karma Tax

 個人的にはこちらの方が好きです。入力とEstimateまでは無料で、申請時に料金が発生するタイプです。インターフェイスがシンプルでわかりやすいため初めての人でも簡単にできます。

CPAに依頼する

 私はこちらを選択しています。理由は簡単で結構融通が利きますし、もし問い合わせIRAからきても丸投げすれば対応してくるからです。ただ上の2つとは違いそれなりの手数料がかかります。手間やその他のサポートを考えると結構安いと思っています。なので毎年CPAの方にお願いしています。

4. 補足

 今回ざっくりとしたTax Returnの内容を書きましたが、日本に銀行口座や家賃収入がある場合はさらに複雑になります。これらは紹介したツールで完結しないです。なので日本に何かしら残している方は素直にCPAのプロにお願いするのが無難です。

アメリカSilicon Valley在住のエンジニアです。日本企業から突然アメリカ企業に転職して気が付いた事や知って役に立った事を書いています。