2Pickを極めて月収100万円になろう ~なりたい自分になるためのちょっとしたヒント~
どうも、ZEROと申します。
今回はTobyさん(@toby_24ss)が企画したシャドバアドベントカレンダー2021に参加させていただきます。
皆さん下記リンクから是非お願いします。
昼の部 https://adventar.org/calendars/7249
夜の部 https://adventar.org/calendars/7203
はじめに
当記事は、12月15日~16日に行われた、以下のアンケートの回答をもとに書かれています。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdBw4jIIONErP6jl4sbXpgexIpkxJxZYXD6cxF7DVVFCP23Aw/viewform
記事を書くために、わざわざお金をかけてアンケートをした理由は、そうまでして、伝えたいこと・事実なら確かめたいことがあったからです。誰にって?万人にとってそれなりに興味深い記事にはなると思いますが、私が特に伝えたい読者は、このような人です。
・上記のアンケートを見た。
・アンケートの設問の意図がよくわからなかった。ゆえに答えなかった。
・今の自分のシャドバの成果に満足していない。
この3つ全てが当てはまる人は、もしかしたらドンピシャかもしれません。ぜひ、ブラウザバックせずに最後まで読んでください。
アンケートに回答していない人も、「現実とゲームはどちらが難しいか」を30秒ほど考えてから、読み進んでいただきたいです。
【哲学】現実とゲームはどちらが難しいですか
これ、ゲームに熱中したことある人なら、誰でも1度は考えると思うんですよ。また、賢い大人の人達も、よく現実とゲームを対比して、こういう意見言ってますよね。
「ゲームばっかりやって遊んでないで、勉強しなさい!」
「プロゲーマーなんて、現実(今の日本の社会)でうまくいくわけない。ゲームを極めても、その先には何も残らないよ」
正直、シャドバ始めたころの僕自身も、そう思っていました。ただ、
「それでも僕は、どっちかというと、現実世界では不器用な方だ。だから、ゲームで名を挙げる方が、自分にとっては楽な生き方なんだ!」
と。今だから言いますが、割と心から確信していた時期もありました。田舎の駐車場でも買って、月収20万の不労所得を得ながら一生ゲームすることが、最も楽な生き方なんだ、と思っていました。
でも、シャドバを始めて5年経ってみて、色んなプレイヤーと会話してみて、「あの時の自分の考え方は間違っていた」と気付いたんですよね。
あ、いや、「楽をしたかった」という自分が間違っていた、という意味じゃありません。人間の欲は概ね常に正しいです。しかし、「ゲームは現実と比べて楽だ」と考えていた自分が徹底的に間違っていた、ってことです。
僕が自分の考え方に疑問を持てたのは、Rating for ShadowverseやRAGEなどで当たり前のように上位に食い込む人達とのコミュニケーションの機会に、幸いにして恵まれたからでした。なので、多くの出会いに感謝してもしきれません。
ゲームで上位に入れる人は、人生をどう捉えているのか
僕はもともと負けず嫌いなので、ゲームで上位になる人はなぜ上位なのか、ということを徹底的に知りたいと思いました。なので、「勝ち方のコツを教わりたい」と思えば、基本的にどんどん自分から質問に行きます。(今でも、この人は尊敬できる人だ、と思えば、ぐいぐい自分から絡みに行きます)
ふとした時、思いました。「これだけの知識や才能を持ってるんだから、彼らにとって、きっと、ゲームは楽しく、簡単に感じられるものなんだろう」と。そこで、実際にこの質問を何人かにぶつけてました。すると、ゲームの最上位層から返ってくる答えは意外にも……
「現実のほうが簡単だよ。ゲームはとても複雑で難しい」
という意見が多かったのです。もちろん、上位の人全員がそうというわけではないのですが、直感的に「ゲームで上位の経験がある人ほど、ゲームを難しいと言っている場合が多い」と感じたのです。
じゃあ逆に、ゲームで勝ちたくても勝てていない人。ゲームは簡単だとか、ゲームは楽しい、と思っていた、かつての僕の、上達を妨げていたのは何なんだろう。もしかして、「ゲームは簡単だ」と思っているそのマインドセットそのものが、ゲームの上達を妨げていたのではないか?
その仮説を世論に問いたくて始めたのが、今回のアンケートでした。
シャドバでの上位経験者と、そうでない人との間のマインドセットの差を、仮説ではなくて統計で実証しよう、という試みです。
マインドセットとレート順位の組み合わせ分布
お待たせしました。当初設定した仮説を語った所で、ようやくアンケート結果です。この分布図では、アンケートに答えてくれた50人の方について、縦軸にマインドセット、横軸にレートの最高順位を取っています(2Pickレートについては、順位の値を2倍し、構築と比べ成績が良い方を採用しています。レート未経験者は1000としています)。「僕のTwitterを見ている人」という母集団の性質上なのか、レート200位以上を経験した人がいっぱい投票してくれているので、あくまでその位の人同士での比較、ということになりますが、
・上位経験者(概ね100位より上)ほど、「シャドバの方が難しい」または「どちらも簡単」と考える傾向
・100~200位程度が最高成績で、100位より上に未到達の人は、「人生の方が難しい」と考える傾向
という傾向が、やんわりと見えるように思います。つまり「シャドバは難しい」と思いながらやっている人ほど、高い結果を出している傾向にある、ということです。
(レート未経験者の方も10人ほど投票してくれて、結果は半々でした。ありがとうございます!)
総人数が50人ですし、そもそも「結果」と「思考」はどちらが先なのか、という因果論的な議論の余地は残りますが、事実として分布が偏っている、ということは、(少なくとも僕の周りの人間関係の間では)一考の価値があるのではないでしょうか。
シャドバで伸び悩んでいる人においては、「シャドバが楽だ、簡単だ」という、初心者の頃は勝率を支えてきたであろうマインドセットが、最上位を目指すにあたっては、思考の阻害というデメリット的なマインドセットに変化している…という可能性の示唆を、僕は、自身の反省も踏まえながら考えています。
人間は 目指す山の高さに応じて マインドセットを変えていく必要があるのかな と思います。
最後に、これら2つの考え方を持つ人が、どのような意見を持っているか、ということを示して、記事を結びます。
「人生の方が難しい」派の意見(抜粋)
・上司とのコミュニケーションが苦手
・ケアすべき範囲の要求値が高い
・人生の方がシャドバより攻略情報を集めにくい
・レートは数値評価だが、人生における他社の評価は主観に左右される
・会社はチーム戦で評価をつけられる
・リアルは組織のヒエラルキー等で決まる
・レートでは上振れ着地が狙えるが、人生では不可
・自分の経験・実績を踏まえて
「シャドバの方が難しい」派の意見(抜粋)
<2名以上から指摘があった意見>
・現実は努力や過程を評価する人が一定数居るが、シャドバは結果が全て
・シャドバには良質なマニュアルや攻略情報がない
・母集団を選べない。会社よりそもそもの競争参加人数が多く、上位層の専門性・特権性なども高い
<指摘者1名>
・責任がないため、ゲームの方が頑張るのが難しい
・運が絡むのでシャドバの方が難しい
・自分の経験・実績を踏まえて
太字の意見については、「人生の方が難しい」と考えている人の一部の意見とは反対意見であり、特に複数人が指摘している点は、面白い視点だと思いました。
ヒエラルキーや主観を重んじる人がいる一方で、他人の努力や過程を見る人もいる。そういう人が少ない場所にいるなら、母集団を選ぶことができる。という発想の転換も、新しい構築や手法を見つける技につながるかもしれません。
なお、「私にとっては、どちらも簡単である」という人については、自分のやり方に自信を持っている人が多く、「自信がある程度計画を立ててきっちり努力を遂行すれば、達成できないことはそう滅多にない」という意見が総じて多かったように感じます(つまり、自信の根拠が自分自身)。そうした自信も、登る所まで登ったら、必要になってくるのかもしれません。
じゃあ結局、2Pick極めて月収100万円になるにはどうしたらいいの?
このアンケートの結果が答えです。
目の前の自分で決めた目標に対し、難しさを素直にそのまま受け入れる。そして計画を立てて淡々とやる、ということだと思います。
僕にはまだ、自分自身を根拠とするほどの自信はありません。
僕はこの界隈で、たくさんの人を悲しませたり怒らせたりしてきましたし、結果的に嘘となることもいっぱい言いました。
しかし、この界隈での活動を淡々と見ていて、目をかけてくれた人もちょっとだけいて、そういう人達のおかげで、努力する時間と生活を何とかもらえている、というのが実情です。
文章にして結論まとめると、たった3~4行の話ですが、僕1人で3~4行のツイートをしたところで、伝わる人数はそんなに多くありません。
僕が本当に伝えたい人に伝えるためには、アンケートに協力してくれた50人の力を借りる必要がありました。
Tobyさん、この場を提供してくださってありがとうございました。
面白い記事、攻略記事は他の人がいっぱい書いているので、自分は役割分担として、ちょっと違った視点から上達方法を考えてみました。この記事をきっかけに、伸び悩むゲーマーが生きやすくなる一助になれば、と思い、筆を置かせて頂きます。
皆さん、良いクリスマスを。
明日の記事は、
昼の部
Shadowverseが弱い貴方(と、私)へ。積極的ニヒリズムを添えて。(@r_p_k_n_)Rupakonaさん
夜の部
まるさん タイトル未定
2人とも、きっと面白い記事を出してくれると思います!!
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