出来る化
私達は
出来るようになる
と言うときに、どのようなイメージを抱くでしょう。一つは
学んで知識を得る
で、もう一つは
繰り返し練習して身に付ける
でしょう。
しかしながら
知識だけでは実戦で使えない
場合がよくあります。この理由を考えると、現在の科学の体質として
理論知識は複雑な現実を切り取り
理想化して出来た
という側面から、現実から離れた性格が、見えてきます。こうした過程の逆を実現すると、知識が使えるようになります。つまり
理論の骨組みに現実の肉付け
を行います。場合によっては
複数の理論で網のように構造化
ことで、理論が使えるようになります。工学の世界では
歯車などの機械的な動き
熱による形状変化
等を組み合わせて、錬成シミュレーションを行うなどの方法で
理論的検討だけで動くモノができる
レベルのモノもあります。
しかし、多くの場合は
理論と現実の突き合わせを行う個人技
が必要になります。経営学の教科書による組織運営も、現実には
リーダー個人の対応力
が無いと旨く運営できません。
さて、こうした現実対応で、多様な側面からの検討を行う時には
どこで打ち切るか
が大きな悩みとなります。
その様な時は
広く全体像を見る
と、程よいと答えが見えてきます。この見方が、個人的な経験などによる場合が多いですね。
このように
出来る化=理論+個人技
を心得て、配分を考えることが、仕事の管理として大切です。なお、理論面を増やすほど、管理は安定してきます。
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