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混沌から浮かぶ概念

前に
イデアが上の西洋哲学一般者が下の西田哲学|鈴木良実 (note.com)
を書きました。

そこで、もう一つ

古事記と西田哲学

について考えました。古事記の天地開闢神話では

国が稚く浮うかべる あぶらの如くして

と言うイメージで、捉えています。

ここでは

まとまったモノを
水の上に浮く油

と言う風に捉えています。この発想は

個物と一般者

の関係に、イメージ的に近いように思います。こう考えると

日本書紀では一般者を上

と書きましたが、やはり日本書紀などの発想は、しっかり決まったイデアと異なり、西田哲学の一般者の発想に近いように思います。

私も、一般的な概念の生み出しは

現状の混沌とした泥水
そこから
少しまとまった泡が上がる

と言うイメージで考えると、概念生み出しの初期が、よくわかるように思います。

もっとも、概念の結びつきが、知識の上でできると、その骨組みを

混沌の泥に入れ
結びつく現実で膨らます

と言う発想もあると思います。

こうしたイメージで、発想法を考えるのもよいと思います。

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