ネットワークビジネスとプラットフォームとYouTuberとか
とある宗教法人の代表が、信仰に関する本を書く。
尊い代表が書いた本だから、信仰心のあつい信者たちはその本をいつでも読めるように購入して手元に置いておく。
購入する信者が一定数いれば、その宗教法人の代表は、一定の印税を手にすることができる。
とある元芸人YouTuberの中田敦彦が、失敗しない不動産投資について動画を流す。
彼のYoutubeを会員登録している人たちは、新しくUPされた動画を興味深く眺める。
もちろん、不動産投資に興味のあった人たちも、聞いたことのある人が興味のあるタイトルで動画をUPしているのを知り、クリックしてみる。
動画を見る人が一定数いれば、その元芸人YouTuber中田敦彦は、一定の広告収入を手にすることができる。
この元芸人YouTuber中田敦彦はある程度名前が売れた段階で、自身のサロンとやらを開き、会員を募って会員から会費を徴収しているらしい。
会費は月額5千円程らしい。(が、先日値下げするという記事がスマートニュースで流れていた。)
サロンの会員が一定数いれば、YouTuber中田敦彦は、サロンの代表として一定の会費を手にすることができる。
トップが同志を集め、同志がトップにお金を流す。
これは、昔から連綿と続いているお金が流れる仕組みであり、基本を知ればどのような形に変わっても気づくのだが、仕組み自体を学校などで勉強するわけではないので、気づかない人は、ちょっと信用できるかなと思う人から仕組みを教えてもらうと、まるで社会の本質を知ったような気持ちになる。
これは、世にいうネットワークビジネスの仕組みの大枠だ。
連鎖販売取引、マルチ商法、マルチまがい商法、ねずみ講など、法律に違反するわけではないことを力説する人がいるが、そんなくそ細かいことはこの話ではどうでもよく、トップが下々からお金を回収するという形は、何を媒介にするか、どのような収奪方法になるかがほんのちょっと形を変えるだけで、仕組みや流れは同じだ。
ネットワークビジネスは、昭和の頃は、狭い世界で、徐々に、浸透していて、たまに大きな被害が出た時に、叩かれるというイメージだったが、最近では、ネットワークビジネス自体が会社を存続させるための有効な手法(更には、それができない会社はいずれ倒産する)というイメージが出来上がりつつあり、これを行うこと自体に何が悪いのか!と思う若い人が増えている気がする。
昭和生まれの人には、ネットワークビジネス=マルチという印象があり、これを語る人自体、怪しいという印象があるのではないかと思う。
逆に、平成生まれの人は、秒で〇億稼ぐなどといった人たちを疑問に思うことなく、彼らが開くサロンやセミナーに参加したり、情報宣材を結構な金額で買ったり、そんな友人がいたり、または自身が参加・購入した人もいるのではないか。
ブログやYoutubeといったSNSは、そもそもが人と人とが繋がっていくことを目的に存在しているので、このネットワークビジネスと非常に相性がいい。
それをよく知っているホリエモンは、有名YouTuberやブロガー、ライターなどと接点があり、おそらくその中で、彼らにサロンなどの立ち上げなどを指導したり相談を受けたりしているのではないだろうか。
ブログ、Youtube、InstagramやTwitterなどでそこそこ名が知れて、インフルエンサー的な存在になっているだけでは、思っているような利益にはつながっていないはずだ。
それは、アフィリエイトや広告収入など、プラットフォームなどの恩恵にあずかっているにすぎないからだ。
本当の利益はその先にある。
真に自分にお金を払ってくれる存在=会員、信者、受講生になって初めて、大きなお金の流れが生まれてくる。
◆この記事を書こうと思ったきっかけ
YouTuberの中田敦彦とはどのような存在なのだろうか。私はこの人間を詳しく知らないのだが、周囲から好感・悪感両方の意見を聞く。この輩が不動産投資の動画を披露しているのを見て、感じたことと彼の今後の展望を考えてみることで、情報がお金になっていく様を考えてみたいと思った。ちなみに、私は中田敦彦に対しては、特に何も思っておらず、動画は中身のない・芯のない内容だという印象だった。
◆今後書こうと思っていること
・借主のニーズと貸主のニーズのずれとそれぞれの立場
・不動産投資をするかしないかの判断(やるべきかやらないべきかを具体的に判断するための指針と必要な情報とは)
・サラリーマンを辞めるということ(不動産投資でサラリーマンを辞めるには・・・ということも含めて書きたい)
・起業について
・ブログやYoutubeなどで表現をすることについて(ネットワークビジネスというか、金儲けはプラットフォームと結びつきやすいという話。ホリエモンなどについて。)【今回からの記事】
・不動産業者は戸建て物件を管理することを嫌がるか
・意外にお客さんには寄り添わない内装工事業者
・敷金0円について思うこと
・プラットフォームについて(noteに書いておきながらだが、やはり、書いておかねばと思う。今回も少し書いたが、利益や人気だけを考えた記事と真に伝える行為を目的とした記事が羅列されている状況を、運営や代表はどう考えているのか・・・とか。)
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