マジックリーグを遊んだ話~第6話:集えパーティ!エキスパンションの壁を超えろ!~

これまでのあらすじ
ある日、TCGとかを遊んでいるディスコードグループで、MTGのマジックリーグをオンラインでやらないかという話が出たので参加。複数のエキスパンションのパックを開封し、いよいよ最終週となった。

最後に購入した3パックはゼンディカーの夜明けだ。

(※マジックリーグの性質上、基本的には同じエキスパンションのパックを買い続けたほうがシナジーが組みやすく強いデッキを組みやすい。また、通常のルールと異なり山札の最低枚数が30枚のため、もし、他の何よりも勝利を優先するのであれば、よほどのこだわりがない限り山札破壊デッキを組みやすいシリーズを購入するのが強い環境ではある)

ゼンディカーの夜明けには、パーティーというギミックがある。例えば、引いたカードの1枚である《英雄たちの世話人》はこのような効果だ。

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パーティーは、ウィザードとクレリックと戦士とならず者それぞれ最大1体ずつから構成される。《英雄たちの世話人》自身がクレリックなので、登場時に最低でも2点のライフを得るが、他のパーティーが場に揃っていればライフを得る量は4点、6点、8点と増えていく。

パーティーが最大4メンバーの状態を維持するのは難しいが、2メンバーや3メンバーでも十分な効果を発揮する。

パーティーは全員揃わなくてもそれなりの効果を発揮するが、全員揃ったときに恐るべき効果を発揮するカードもある。引いたカードの中にあった《兵団の統率者》がまさにそうだ。

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パーティーが揃っていれば、自分がコントロールしているすべてのクリーチャーが攻撃時に破壊不能を得る。最低でも4体のクリーチャーが破壊不能を得ながら攻撃しつつ、1/1トークンが4体出るので返しのターンのブロックも可能だ。仮にブロックしなければ、トークンも合わせて8体の総攻撃で一気に決着を付けることができる。

せっかくなので《兵団の統率者》を活かそうかと思ったが、引いたカードに問題があった。パーティーを構成するカードがどれも重いのだ。《英雄たちの世話人》や《兵団の統率者》以外にもいくつかパーティーを構成するカードを引いたが、ほとんどがマナ・コスト4以上か、あるいはマナ・コスト3以下でもタフネス1で除去に弱く揃う前に倒されてしまうクリーチャーがほとんどだった。また、ならず者が不足しているという問題もあった。

しかしここで、複数のエキスパンションを購入していたことが生きてきた。すでに購入済みのカードに、パーティーを構成できるカードがいくつかあったのだ。

まずはD&D:フォーゴトン・レルム探訪から《近道探し》と《賢い妖術師》が駆けつけてきた。

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《近道探し》は不足しているならず者であり、マナ・コストは低くはないがタフネスが高く除去されくい。《賢い妖術師》は土地をアンタップすることでマナ・コストが重いクリーチャーを召喚する手助けができ、タフネスも低くない。

続いてカルドハイムから《浜場荒らし》と《黄金口の勇者》がエントリーしてきた。

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《浜場荒らし》はとにかくマナ・コストが安く、瞬間的なパーティーメンバー補給に使える。《黄金口の勇者》は手持ちの戦士クリーチャーの中では比較的マナ・コストや安くタフネスも悪くない。

こうして他のエキスパンションからいくつかのカードを持ってきたが、それにしても4種類を召喚して揃えるというのは難しい。一応、ゼンディカーの夜明けから出てきた《古参の冒険者》というパーティーサポートカードは助けにはなる。

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《古参の冒険者》は1枚でパーティーを構成するすべてのタイプを持っており、パーティーを数えるときにウィザードかクレリックか戦士かならず者のうちどれか1枚として数えることができる。さらに、パーティーが揃っていれば揃っているほど召喚コストが安くなるというオマケも付いている。

1枚でパーティーを構成するすべてのタイプを持つ……この効果を見たときに、思い出したカードがあった。カルドハイムから出てきた《仮面の蛮人》と《リトヤラの同族探し》だ。

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多相(このカードはすべてのクリーチャー・タイプである。)はもちろんパーティーを構成するすべてのタイプも持っており、パーティーを数えるときにウィザードかクレリックか戦士かならず者のうちどれか1枚として数えることができる。これによりパーティーを強引に揃えていくのだ。

マジックリーグの性質上、基本的には同じエキスパンションのパックを買い続けたほうがシナジーが組みやすく強いデッキを組みやすい。しかし、複数のエキスパンションを購入することで意外な組み合わせが見えてくるのも、マジックリーグの醍醐味である。

マジックリーグは月ごとにカードをリセットする。本日は10月31日。このデッキは一週間ほど前に作成したが、あと数時間の命である。しかし、遊んだ体験や得た知識は、11月にも受け継がれていくことだろう。

さようなら10月のマジックリーグ。そしてようこそ、11月のマジックリーグへ。

マジックリーグを遊んだ話~第6話:集えパーティ!エキスパンションの壁を超えろ!~

おわり

マジックリーグを遊んだ話~ふろく:引いたカード一覧とデッキレシピ~へ続く

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