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すみません…:読書録「読みたいことを、書けばいい。」

・読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術
著者:田中泰延
出版:ダイヤモンド社

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まずは謝罪。
この本が出たころ、結構評判になってるのを知って、
「読もうかな〜」
と思ったんですよ。
その最中に、このツイートをめぐる炎上が…

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僕の感想はほぼほぼこの方と重なります。


<マナーが「ない」と「知らない」は違う>

http://agora-web.jp/archives/2040263.html


なんて「昭和」な…
なんですが、どうも違うらしいですね、背景まで含めると。
もともとの「火付け役」だった山本一郎さんのブログは、そこら辺も含めて修正・追記がされてます。(ま、これ自体がちょっと曰く付きらしいですが)


<もはやeメールを使わない現代の大学生に、eメールでの課題提出と作法を求めることの是非(追記あり)>
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20190710-00133615/


なんかわかりにくいんですが、要すれば、
「これは大学の講義の受講生に言ったんじゃない。一般の学生から<文章見てほしい>と言われたから応諾したら、名前も何も書かずに文章だけ送りつけてきたので、皮肉を込めてツイートした」
ってことらしいです(多分)。


まあ、そんなのツイートするなよ、ってのはあるかもしれませんが、それは余計なこと。
僕は本書を読み始めるまでこの経緯を知らなかったので、直近まで、
「田中泰延。<昭和>なウゼェおっさん」
と思ってました。
すみません。


で、本書。
主張はシンプルです。


・自分が読みたいものを書け。
・随筆は「事象」と「心象」が交わるところに生まれる文章
・書くにあたっては「事象」を一次資料に当たって徹底的に調べる
・そして「起承転結」のフォーマットに則り、相手に理解しやすいように書く
(田中さんが取り上げられるのは「随筆」で、「小説家」については<脳の構造が違う>と書かれてます。)


「読みたいものだけ書け」
だと、なんか精神論か、安手の自己啓発っぽいですが、書かれてる内容は結構ガチでした。
いやはや「そうだよなぁ」と感心しながら読ませていただきました。


…で、もう一つ「すみません」。


にもかかわらず、僕はこの文章を「一次資料」にあたらず、書いてます。
田中さんはご丁寧にも、本作中に過去に自分が書いた文章のURL&QRコードを入れてくださってるんですよね。
まさにこれは田中さんの文章の「一次資料」。
本書に則るならば、当然それに当たって…
なんですが、すみません。読んでません。

いや、これから読もうと実は楽しみにしてるんですが、この感想文の参考資料とは考えてないというか…。
そういう意味じゃ、前段の「炎上騒ぎ」のところも「徹底的に」一次資料を当たったとは…。


すみません。


まあ、このブログはそういうブログなんですよね。(開き直り!)
基本的に「30分」上限で書くってことにしてますし。(制約を課して…というよりは、単に他に差し障らないように(特に家庭生活)ってだけですが)
これで身を立てるようなもんでもなく、田中さんが批判的に捉えられているネットのゴミというか、なんというか…(これ以上考えると寂しくなるんで、考えない)


僕にとっては本書は予想以上に楽しく読めました。
が、為になったかどうかは何とも言えません。だって自分はそれを守ってないので。
ただ本気で書くなら、多分田中さんのアドバイスはすごく有効だと思いますよ。
(僕が言わなくても、とっくに講師とかされてますが)


でもって本書の「オチ」。

コレ、「大好き」です!


#読みたいことを書けばいい #田中泰延

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