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2020年12月の記事一覧
コロナ下での殺人。結構リアル。:読書録「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」
・ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
著者:東野圭吾
出版:光文社
設定は「2021年3月」…かな?
新型コロナの治療薬・ワクチンは出てきたけど、まだ感染はおさまっておらず、感染者数の増減によって行動制限を強化したり、緩めたり…という状況下、関東圏の温泉観光地が舞台となっています。
「第3波」でGoToの一時停止が行われることとなった現状から考えると、結構リアルな設定。
「葬儀」のシーン
「今、起きていること」の構造的背景が見えてくるような一冊:読書録「新型コロナからいのちを守れ!」
・理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!
著者:西浦博 聞き手:川端裕人
出版:中央公論新社
第3波の襲来
GoToキャンペーンとのミスマッチ
大阪での医療資源(重症病床数等)の枯渇
専門家チームからの積極的・矢継ぎ早なアクション
…現在進行形で起きていることの背景が理解できます。
作品としては、新型コロナウイルスの日本上陸から、緊急事態宣言の解除・専門家会議の解散までを、専
安易な基準や答えはない…と言うこと。:読書録「僕が『PCR』原理主義に反対する理由」
・僕が「PCR」原理主義に反対する理由 幻想と欲望のコロナウイルス
著者:岩田健太郎
出版:インターナショナル新書
「丁寧に考える新型コロナ」に続く岩田先生の書籍。
前作でも解説していた「PCR検査」「マスク」に関する解説を中心に、自身の経歴から見る日本の「感染症後進国」の状況、アップデートされた情報(10月に執筆されています)を踏まえたコメント、ワクチン開発後の見通し等…について書かれています
日曜の午後。
ほっこり読むのに良い一冊。
心を燃やせ‼︎
読んだよ。
泣かなかったよw。
異世界ファンタジー…だけど、ミステリー寄り:読書録「烏に単は似合わない」
・烏に単は似合わない
著者:阿部智里
出版:文春文庫
史上最年少の「松本清張受賞作」ですからね。
ラストに「種明かし」があって、そこで語られてきた物語観がひっくり返されます。
「なるほど、これがやりたかった訳ね」
と感心させられますが、
「ポン」と手を打つほど見事にハマってるかっていうと、僕としてはそこまでじゃないかったです。
それが何となく「後味の悪さ」にも繋がってるかなぁ。
ただ探偵役の「
買ってもうた…。
好きなんや、ヒデローが!
昭和が始まった。
7巻目にして、ようやく。
そして歴史のうねりが押し寄せて来る。
続きが気になる!