見出し画像

”好き”を”続ける”をあきらめない ~ラジオはじめます~

noteを最後に更新した日時、8月31日の20時でした。そこから4ヶ月以上も時間が流れていて震えています。どうも、すずきです。

唐突ですが、

2021年から #世界のマラソンから 復活させます👏

前回の #世界のマラソンから は Twitterにてわたしが走ったレースの動画を数十秒にしてお送りさせていただきました。

最終回、たくさんの方にご視聴いただきました。とってもうれしみ🙌

さて、こんな感じでおしまいをむかえた #世界のマラソンから ですが。

第2段はラジオで音声配信していく所存です😇

どんな感じで配信していくか、具体的に何を配信するのか、内容を詰める前に。どうして #世界のマラソンから を復活させようとしているのか。それに至った経緯をつらつらと述べさせてください。
そんなことより配信内容を読みたい人は目次のところからワープしちゃってください。ワンクリックで読めちゃいます。

わたしの2020年の脳内ってば、結構激動だったぽい

①やる気スイッチってどうやって押すんだっけ

気づいてる人、いっぱいいるとおもいます。完璧にやる気スイッチがオフになっていました。だって海外のレース、ぜんぶキャンセルになっちゃうんだもん。まさか秋のレースも全滅になっちゃうだなんて想像にもしていなかったし。
やる気のないときこそ頑張りどきって人いますけど、わたしはやる気のないときはとことんやらないタイプ。9月からいまにいたるまで、もうジャパンライフを絶賛謳歌していました。
人生初USJにも行きました、おいしい寿司やらラーメンやら焼肉やらをとことん食べさせていただき、正社員になったことで週5の労働に勤しみ、休日には仲良くしていただいてる人たちとわちゃわちゃ遊ぶ日々。ほんとにマラソン走る人なんですか??って感じで着々と肥えています。

画像1

それと比例して、飛行機とか世界の宿とかを調べることが格段に減りました。そりゃそうだ、行けないんだもん。Booking.comとかAirbnb、Skyscannerのアプリがストレージ上から自動消去されているのにはびびった。秋からは2021年のレースとかのエントリーがスタートするからレースをざっとしらべてエントリーする作業は欠かさなかったけど、まだ走れていないレースたちのエントリー代がついに10万円の大台を突破したときにはびっくらこきました。

「来年も無理なんじゃないの?」「もう普通に日本で働き続ければいいじゃん。」

悔しい。くるしい。涙でる。日常に溶けこんでる言葉がHPをごりごり削ってくることにもだんだんと慣れていきました。

ポチッと押したいはずのやる気スイッチ、どうやって押すんだっけ。

②それでも好きだったら、やり続けるしかないんだよ

日本にいると当然ながら飲み会への参加も増えます。海外にいるときはお酒一滴も飲まないんですけど、日本にいるときにはもうごくごく飲みます。週7飲酒も過言ではない。ちなみにウイスキーであればどこまででもいけます、知多の水割りがお好きです。写真は昼間っから飲みまくるわたし。

画像2

そんなこんなで、飲み会で酒の肴として自分の話するときがあるじゃないですか。
わたしの場合だとやっぱり海外で走ってたときのエピソードとかになるんです。ケニアの高地トレーニングはきつかったとか、キリマンジャロマラソン走ってたらエイドステーションの物資ゼロとか、ジンバブエで走ってたら象に遭遇したとか。

話てるとその都度で、やっぱり好きだなあ、もっと走りたいなあって感じちゃうんですよね。マンネリ化しつつもやっぱりこの人のこと好きだってなる感覚に近い。もはや恋です。

しかも夜にベッドでころころしてるときとか、iPhoneのカメラロールをスクロールしてはレースの動画流して「あのときはレースのあとにダンスパーティーだったなあ…」「このときはこの国で走ってたのかあ…」とか過去の記憶に浸ってうるうるしちゃうんですよ。まじで彼氏に振られた直後みたい。やっぱり恋だな。

それとは別に、いろんな人と会う機会も増えてお話を聞かせてもらえることも去年よりぐっと増えました。

分野問わず、第一線で活躍している人たちって共通点にあることが「とにかく継続する」なのかも。

ある尊敬する人が話してくれたこと。

「 お前だから言うけど、俺が仕事やめた時ドリームジャンボが当たったくらいの金を貯金で持ってたんだよ。俺は好きなことを続けるのに年間数千万、自分の貯金を溶かして生きてきた。最初は誰しもが素人だし、俺だって右も左も分からない。だから何も声もかからないし仕事にも繋がらない。それでもお金を湯水のように使った。
話が少し変わるけど、ある程度の生活リズムを一度手に入れてしまった人間が、そこから没落するのってめちゃくちゃにストレスなんだよ。だから順調にだんだん少なくなっていく貯金額に焦燥感とか不安しかなかったし、やっぱりマインド自体がめちゃくちゃ萎縮した。お金を少しでも使わないようにしようとか、今日は家にいて大人しくしていようとか。そのくせ周りは、貯金いっぱいあるんでしょとかそんなにお金があって羨ましいとかって言葉を口にする。それもすごく刺さる言葉だったよ。
それでも、やり続けるしかないんだよ。だってやらないとそもそもの可能性なんてない。やり続けて、うまくいくかどうかわからないけど、進み続けるしかない。そうじゃないと何も起こらないから。もちろんリスクヘッジは大事だよ。でも根本はずれちゃいけない。俺はこれに人生賭けてるんだから。 」

胸にめっちゃ刺さった。

③あした死んじゃうかもしれないんだから、後悔したくないじゃん

2019年の3月、数日前にわたしが搭乗していた飛行機が墜落しました。これです。搭乗日は完璧ノリで選んだし、この日に搭乗する可能性だってぜんぜんありました。

同じ年の8月、リオデジャネイロからサンパウロにバスで移動した次の日のこと、そのルートのバスがハイジャックされてニュースになっていました。犯人が射殺される瞬間をリアルタイムで中継するあたりがブラジルです。犯人が射殺されて治安部隊が雄叫びをあげるのを目の当たりにしました。

ケニアのハイアットリージェンシーのそばの道では、”この人、あとすこしで死んじゃうんだろうな”と想像できる、頭に蛆虫の湧いたおばさんの横を歩きました。そのおばさんに目をくれる人は誰もいませんでした。

2020年の8月にはベイルートの友だちが爆発に巻きこまれて、気が気でなかったです。連絡はとれたけれど「何もかもが壊れてしまって、ガラスの割れる音ばっかりしている」と嘆いていました。

わかったことは、”死”ってすごくニアミスってこと。わたしが巻きこまれて死んじゃう可能性ってぜんぜんありました。61分の1の確率でたまたま日本に生まれてるけど、もしかしたらわたしが”この人、あと少しで死んじゃうんだろうな”っておもわれていたかもしれない。

運が良かった。運良く日本に生まれて、運良く安全な飛行機に乗れて、運良く危険な目にあっていない。ほんとそれだけ。

あした死んじゃうってぜんぜんおかしくないことなんですよね。交通事故にあうかもしれないし、いきなり人に刺されるかもしれない。心臓発作がいきなりおきるかもしれないし、転んで打ちどころがわるくて死んじゃうかもしれない。

なんか、いまの生きかた、すごく後悔しそう。
自分が死ぬってわかった瞬間「なんでもっと全力かけなかったんだろう」「なんで好きなことにもっと魂こめなかったんだろう」「悔しい」ってめちゃくちゃ後悔する気しかしないです。走馬灯みてる場合じゃなさそう。

去年の12月ごろに綴ったnoteに、こんなことを記していました。

【42.195km走るって、その距離の平和が保てない限り走ることができません。当たり前の話です。だから台風や地震やらの自然災害の際はマラソンも中止になりますよね。
世界ではその42.195kmの平和を保てない国が結構あります。ベネズエラで2017年まで開催されていたカラカスマラソンはここのところずっと中止です。レバノンのベイルートマラソンも過激デモで中止になりました。イラクのバグダットやシリアでは、せいぜい10kmのレースが限界です。
そして給水やら人材の確保をして初めてエントリーを募れるのです。文章にしてみると結構重労働な感じ伝わりますよね。】

たぶんいま世界は平和じゃない。戦争とか飢餓とか目にみえる事実としては出現していないけど、人のこころが平和じゃない。
目にすることのできない敵との戦いだからこそ、自らの目で認識できる事象を善と悪で判断しがちになってしまう。何かを楽しもうとしても一抹の不安を拭うことができないことが増えた気がします。

そんなときに海外のレースの話するなんてどれだけ夢みる夢子ちゃんなんですかって感じる人はいっぱいいるはず。

それでもあした死んじゃうかもしれないんだから、後悔したくないじゃん。死ぬなら好きなことに魂こめてから死にたいです。

④”好き”を”続ける”ことを諦めない

”好き”を形にすることが、普段よりもしんどい世の中です。特にわたしの場合、人が集まるイベントだし娯楽だし海外だしフルスロットルで打撃うけてます。
だからこそ、”好き”を”続ける”ことを諦めない。これが2021年のわたしの目標です。

海外のレースをたくさん出場する生活をはじめようとしているときに、あるカメラマンのお兄さんから言われたことがあります。


頑張るじゃなくて負けない。好きなことを頑張るのなんて当たり前なんだから。何よりもだいじなのは、負けないこと。辛いことやひどいことが起こったり言われたりしても、負けないこと。それがいちばん大切。それと自分にも負けないこと。いちばんの敵は、これくらいでいいんじゃないって声をかける自分だよ。

そのときは「はーい!がんばります!」って大きな声で返事したんですけど(だから頑張るじゃないって!って怒られました)このお兄さんが言っていたことを、今になってようやく実感しています。

この2020年、ほんとに”続ける”ことがしんどかった。ほんとに、負けないなんです。特につらいとき。

自分がやりたいことができないときこそ隣の芝生が青くみえてしまってしかたがない。日本に長くいることで人との交流が増える分、周りの友人たちが結婚やらキャリアアップをしているのを目にして焦りと不安を感じました。このままでいいの?もう結構頑張ったんじゃない?の文字が頭に浮かぶ日だっていまでもあります。

これこそ、自分に負けないなんだなっておもいました。”好き”を”続ける”って意外としんどい。

だからこそ一寸歩けば闇状態の2021年
目標は”好き”を”続ける”ことを諦めないなのです。


2.ということで、ラジオはじめます

ようやく本題です。

2021年1月から、#世界のマラソンから~ラジオ編~をはじめようと準備している次第でございます👏
具体的な内容やらについてはQ&Aでまとめてみました。目を通してみて興味もってください。

ラジオにまつわるQ&A

Q.なんの媒体で配信していきますか
A.配信媒体はstand.fmでやっていこうとおもってます。

Q.頻度はどれくらいですか
A.週1を想定しています。できれば固定日に配信していきたいけれど、そこは自分の予定と要相談かなっておもってます。

Q.時間はどれくらいですか
A.30分から1時間を予定しています。

Q.どんなことを配信していくのですか
A.いままで出場した36レースをさらにほりさげていこうかなっておもっています。4月から配信していた#世界のマラソンから ではどっちかっていうとビジュアルをメインに配信してました。動画とかで楽しい一瞬を切りとってみたいな。
今回はもっと内面、どんなレースだったか、そもそもどうやってエントリーしたのか、現地はどんな風なのか、どんな人がいるのか…考えたらきりがないんですけど、そういう”内面”をほりさげていければよいなあと考えています。

Q.どんな感じで配信するのですか
A.配信していくラジオでは、毎回ゲストを呼ぼうっておもっています。ゲストと共にレースについて深掘りしていく的な。
そしてゲストに関しては、マラソンやってるやってないは全く問いません。これがマラソンやっていない人が、マラソン、欲を言えば海外レースに興味を持ってくれればいいなあともおもっているし、逆にすでにマラソンとかしている人が、していない人ってこーいうこと考えてるんだあっておもう場にもなればいいなあって感じです。

ということで。

”世界のマラソンから~ラジオ編~”に出演してくれる方、大募集します💪

海外マラソンコレクターと、海外レースの話をしてみたい方、ぜひ出演してください🙏
応募したい方はTwitterのDMに連絡ください。めちゃくちゃ返信します🙌

Q.最初に投稿する日はいつですか
A.最初の投稿日は1月の3連休のどっかを予定しています。こちら正確に確定したらTwitterとnoteのメモ機能的なやつでおしらせしますね。

…こんな感じかな。
去年のいま頃、2020年のおしまいをこの文章で締めくくるっておもってもなかったし、世界中の大勢が”こんなはずじゃなかったのに”って言葉に同意するんじゃないかな。
上にも書いたけど、めちゃくちゃしんどかったし、いつもなら悩まないことで涙したり落ちこんだりする1年だった。
それでも、わたしはわたしのしていることが、絶対に何かを変えれるっておもっているし、そもそも”安定”をポイッてやっちゃうくらいに”好き”だから。

だから”好き”を”続ける”を諦めない。
一緒に”諦めない”をがんばろうね。

画像3

2016

画像4

2017

画像5

2018

画像6

2019

画像7

2020

2021年も海外のレースで、いい写真撮りたいね。

サポートありがとうございます!サポートしていただけて、とても嬉しく思います。いただきましたサポートは旅の資金やマラソンのエントリー費にします。