書記のBioInfo日誌#5 Swissdockによる分子ドッキングの試行(2021/05/04)
目的
分子ドッキングを実施する
結果
参考文献:
「Warfarin traps human vitamin K epoxide reductase in an intermediate state during electron transfer」
最後にあるMDシミュレーションによる検証について。
ドッキングには「Swissdock」が用いられたという。どうも,オンライン上で動くソフトらしい。
受容体タンパクの質ファイル,リガンドのファイルを入力して,startを押すと計算が始まる。
受容体は「Structure of a bacterial homolog of vitamin K epoxide reductase(3KP9)」でやってみた。PDBファイルとして取得し保存する。
PDBファイルの中身。原子の座標データやアミノ酸配列などが記載されている。
PyMolで読み込ませたものがこちら。PyMolの操作方法はよくわからないので今回はあまりいじらない。
リガンドについては「warfarin」と入力し検索すると,ZINCデータベースから情報を持ってきてくれるので,これを選択する。
これで必要な情報は揃った,eメールアドレスを入力しておくと,計算が終わった時に知らせてくれるので便利である。
約30分で計算が終わった。
結果はこのようにJSmolの画像付きでみることができる。CSVファイルに各情報が収納される。いくつかのクラスターがあり,エネルギー値と見比べて色々考察に用いる。
より詳しい結果の表示には「UCSF Chimera」が必要らしい。今は手元にないので,今回はここまでとする。
正直,動くかわからない状態で情報を投げてみたところ,案外いい感じに動いた(正しいかはわからない)ので,日誌として記録した。オンラインで分子ドッキングができるのかと驚いた。日本語での情報が少ないのが難点ではある。
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