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書記の読書記録まとめ

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今までに読んだ本についてのレビュー。 ブクログ:https://booklog.jp/users/9512a62a15b04973
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#東洋医学

書記の読書記録#166「実践東洋医学 第3巻 臓腑理論篇」

三浦於菟「実践東洋医学 第3巻 臓腑理論篇」のレビューと読書記録 レビュー第3巻は臓腑理論に関連する病態と治療について扱う。 全巻に共通して,特に有用なのが症例検討であり,頻繁に用いられる処方については本シリーズでカバーすることができる。 読書記録# 1p5〜103 ・五臓六腑,飲食物の代謝,相生相克・性と情,魂と魄,意と志,精と神・肝は疎泄を主る,女子は肝を以て先天と為す,蔵血・肝気鬱結,肝火上炎・肝陰虚,肝陽上亢・肝陽化風,熱極生風,血虚生風・釣藤散・肝経虚寒・加味

書記の読書記録#154「実践東洋医学 第2巻 生理・病態・治療理論篇」

三浦 於菟「実践東洋医学 第2巻 生理・病態・治療理論篇」のレビューと読書記録 レビュー第2巻では,気血水と虚実に関係する病態と治療について扱われる。また漢方の副作用について,著者による調査記録が記載されている。具体例として取り上げられる方剤はいずれも重要なものである。 読書記録# 1p3〜116 ・気の機能:推進,温煦,防御,固摂,気化・気と血の働き:気は血を生じる,気は血を行らす,気は血を摂める,血は気を生じる,血は気を載せる・宗気と元気・営気と衛気・正気と邪気・祛邪

書記の読書記録#151「実践東洋医学 第1巻 診断篇」

三浦 於菟「実践東洋医学 第1巻 診断篇」のレビューと読書記録 レビュー一般書も数多く手がけている日本東洋医学会専門医による,東洋医学の標準的なテキスト全3巻。 見た目で厳つく見えるかもしれないが,内容は易しい方である。東洋医学を勉強したいが,どの教科書で勉強すべきかわからない場合は,本シリーズをまとめ買いするのがいいと思う。 第1巻は,総論と診断方法,主要症状の診断として全身症状,疼痛症状,月経症状を扱っている。 読書記録# 1p3〜126 ・歴史的特徴,考え方・儒

書記の読書記録#136「オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書」

平馬直樹(監修)「オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書」のレビューと読書記録 レビュー学習する身からすると,最低限知っておかなければならない基本事項が図解付きでまとまっており使いやすい教科書だと思う。本書でいう東洋医学は中国伝統医学を指している点に注意(とはいえ漢方との違いについて,本書レベルでは支障ないだろう)。 読書記録# 1p8〜45 ・五臓六腑,奇恒の腑,五官,五神・肝:疏泄,蔵血・心:精神のコントロール,血を巡らせる・脾:運化,統血,昇清・肺