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科学技術「今、地球が熱い!」

【太陽のジャイアニズム】

地球の誕生はは約46億年前。

これより前の太陽系には、ガスしか無かった。

このガスが次第に中心地点に集まっていき、回転し始めた。

そして、回転の勢いでガスが上下に噴出し始めた。

このガスの噴出が収まると、だんだん太陽が形成されていった。

この時ガスは、ほとんど全て太陽になってしまう。

太陽が出来上がると、残った氷のガスが冷えて溶けていった。

この中に、ほんのわずかだけ塵も存在していた、

その塵が集まり物質になって、その物質が衝突を繰り返して合体する。

物質になると、太陽の周りを回りながら太陽に近づいて行った。

物質やチリは、質量があるから重力に引かれやすい。

そうして、太陽系の外側にあった元チリが太陽に近くに集まって来た。

やがて、太陽に近い場所に集まって来た物質同士が衝突し合う。

その衝突を繰り返し、微惑星になり、準惑星になり、原始惑星になった。

この間、約1億年足らずだった。


【残りカスの熾烈な奪い合い】

他の惑星も、太陽の周囲で生まれていった。

太陽系誕生前は、ほとんど水素やヘリウムなどのガスからできていた。

でも、ここにあったガスは、ほとんど全て太陽になってしまった。

残っていたガスというのは、ほんの僅かな残りカスしかなかった。

そして僅かなガスは、惑星の外側に取り残されてしまった。

そのガスが集まり、ガス惑星の「木星」「土星」「冥王星」が誕生した。

その中でも「木星」「土星」は、残ったガスを残さず取り込んでいく。

こうして、あの巨大な惑星になった。

太陽の近くに集まっていた無数の微惑星達は、更に衝突を繰り返す。

この衝突で20個ほどの惑星が出来た。

更に、この惑星同士が衝突し合い4個までまとまっていく。

この4つの惑星が「水星」「金星」「地球」「火星」

地球は、この時10個の惑星が衝突してできたとされている。

でも、地球はこれで完成した訳では無かった。


【最後の仕上げ】

地球の近くの軌道上に、同じ位の惑星が回っていた。

その惑星の名前は「テイヤ」

地球が誕生初期、無数の惑星衝突で、マグマの塊状態まで熱せられていた。

45億年前、地球にやっと、だんだん冷えてきていた。

そこへ、地球とテイヤが重力に引かれて近づいてきた。

そして、テイヤが地球に衝突してしまった。

この時テイヤは地球をかすめるように衝突した。

この衝撃で、地球とテイヤは猛烈に熱くなりただのマグマの塊になる。

更にテイヤは、衝突の勢いで180度方向を変え、地球に2発目の衝突をする。

この衝撃でも、地球はかろうじて原形をとどめた。

でも、テイヤは完全に粉砕れてしまった。

粉砕された石は、1部地球に落下するが、残りは地球の周囲を回り始めた。

この粉砕された石がだんだん集まり、合体した物が月になった。

これが、有名な「ジャイアントインパクト」説になる。

こうしてやっと、地球が完成した。


【地球!落ち着け!】

当時の地球は、地軸が衝突の勢いで60°~80°の範囲をゆらゆらしてた。

その為、回転軸は、ほとんど真横だった。

地球の回転速度の今の2倍位あった。

しばらくして、月が誕生した位置より15倍離れた場所まで移動して行った。

この距離になって、ようやく地球は太陽の重力の影響を受け始めた。

今まで、月の位置があまりにも近すぎて、月の重力しか受けられなかった。

地球は、月と、太陽の重力の影響を受け、ようやく地軸が23.5°で安定する。

この間数十億年かかった。

この状態になり、やっと地球は冷え始めていった。

そして、大気が出来水が存在できる地球になる。

俺はこの時、地球にいた。

まだ水素だったけど…


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ジョー「鏡面反射のデジタルアートブログ」(鈴木穣)
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