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鈴木鹿の小説

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文芸同人誌『突き抜け』にて発表した作品をまとめています。
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#小説

「フリードリンク制」鈴木鹿(33枚)

〈文芸同人誌『突き抜け17』(2019年5月発行)収録〉  川沿いを走りながら、こう考えた。肉…

鈴木鹿
4年前
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「夏の玄関入ってすぐの」鈴木鹿(27枚)

〈文芸同人誌『突き抜け16』(2018年11月発行)収録〉  時間は止まらないし、スケベもやって…

鈴木鹿
4年前
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「性格の不意打ち」鈴木鹿(27枚)

〈文芸同人誌『突き抜け15』(2018年5月発行)収録〉  惰性のインターネットをバンドの解散…

鈴木鹿
4年前

「リバー化」鈴木鹿(21枚)

〈文芸同人誌『突き抜け14』(2017年11月発行)収録〉  ダブルベッドに三人で寝ている。  …

鈴木鹿
4年前

「ネイビーマン」鈴木鹿(46枚)

〈文芸同人誌『突き抜け13』(2017年5月発行)収録〉  指一本触れなくていいからビッチと飲…

鈴木鹿
4年前

「ハッピーバースデー任意」鈴木鹿(56枚)

〈文芸同人誌『突き抜け12』(2016年11月発行)収録〉  悟りきっているかのような顔をした赤…

鈴木鹿
4年前
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「酒抜き地蔵」鈴木鹿(43枚)

〈文芸同人誌『突き抜け11』(2016年5月発行)収録〉  地球にのこぎりをあてるならハワイのあたりがよさそうだ。つるんと真っ平らな青の表層にぽつんとポイントされた目印は刃をあてるためのちょうどいいガイドとなって、素人でも上手いこと切り込みを入れることができるだろう。そのまま切り込んでいって真っ二つ。刃を南北に、南極と北極を通るようにして切るのもいいが、それではあまりに凡庸だ。ハワイという一点を、線ではなくてあくまで点を目印とするならば縦横斜め角度は三六〇度自由自在である。

「切って落とす」鈴木鹿(31枚)

〈文芸同人誌『突き抜け10』(2015年11月発行)収録〉    1  カラオケボックス「風にな…

鈴木鹿
4年前
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「とても眺めのよい座敷牢」鈴木鹿(31枚)

〈文芸同人誌『突き抜け9』(2015年5月発行)収録〉  決死の思いで地球へと帰還した宇宙船の…

鈴木鹿
4年前

「エアポ」鈴木鹿(45枚)

〈文芸同人誌『突き抜け8』(2014年11月発行)収録〉  改札を通るのに感慨は要らない。階段…

鈴木鹿
4年前

「ネーさんとカーさん」鈴木鹿(55枚)

〈文芸同人誌『突き抜け7』(2014年5月発行)収録〉  ハットを逆さにして頭に乗せた男めがけ…

鈴木鹿
4年前
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「故郷の更新」鈴木鹿(58枚)

〈文芸同人誌『突き抜け6』(2013年11月発行)収録〉    月  ひきだしをぜんぶ引っこ…

鈴木鹿
4年前
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