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鈴木心写真館、松陰神社前の小さな旅。#2 「Goda Cafe(ゴーダカフェ)」

鈴木心写真館から徒歩1分。新緑の広がる若林公園を望むロケーションにある、「Goda Cafe(ゴーダカフェ)」。店主は、兵庫県出身の小田さん。

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出版社、輸入販売会社での会社員生活を経て、昨年2017年9月末にこの店をオープンした。店名は、西インドのミックススパイス「GODA MASALA」に由来する。「僕が小田(ODA)でかぶっていたので決めました」と、いたずらっぽく笑う。

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カレーが好きだったこともあり、インドとスリランカとネパール、それぞれの味を学んだという小田さん。「マイルドで食べやすいネパールカレーが最も得意なんですが、パンチに欠ける。一方、西インドはベジタリアンが多く、中にはニンニクとタマネギを使わないものもあり特徴的」と語る。

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インド料理に傾倒しながらも、「インド料理店としてしまうと、お客さんの幅を狭めてしまう。多くの方に愛されるお店にしたかった」という思いから、店のメニューや内装にカフェの要素をふんだんに取り入れている。

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店の名物、ボンベイサンド。実はニューヨークのカフェで見つけた、カレー味のポテトをはさんだサンドイッチにヒントを得たものだという。「西インドはクリスチャンが多いこともあって、サンドイッチやピザのような欧米の食事も親しまれているので、こういうご当地サンドがあってもいいなと」

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鮮やかなモザイクタイルがエスニックな雰囲気を誘い、吊り下げられたカラフルなボトルランプも異国情緒を漂わせる。一方で、家具は落ち着きのある木目調で統一され、賑やかさと落ち着きを兼ね備えた心地のよい空間。大きな窓の外には、若林公園。天気のよい日には、近所の子どもたちやペット連れの方が集う。

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一見、泡の多いビールのように見えるそれは、マンゴー&ヨーグルトソーダ。甘いフレーバーで、カレーとの相性もいい。前職での経験で、ドリンクやリキュールに詳しいからこそのメニューである。

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鈴木も「いいですよね」というこの店のメニューやポスターの写真は、小田さんが出版社在職時の先輩の手によるもの。これまでの経験や人脈を、この店と自身の今に生かす小田さん。見習うべき姿勢である。

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繁忙期には、兵庫在住のご両親が応援に駆けつける。お店の外に置かれた愛らしいキノコも、お母さまが持ってきたものだそう。「母が来るたびに、いろいろと置いていくんです」と笑う小田さん。ご家族や先輩などに恵まれるその人柄も、この店の心地のよさに息づいている。

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日曜の昼下がりには、アルコールをたのしむ来客も。食事やカフェとして利用する以外にも、さまざまな用途の利用客が訪れている。

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「西インドの魅力を伝えたいというのはありつつも、カフェにしたことでいろんなお客さまが来てくださるお店になった」と微笑む小田さん。老若男女に愛される憩いの場として、今日も店はそこにある。(記事:末松早貴 写真:鈴木心写真館)

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Goda Cafe(ゴーダカフェ)
東京都世田谷区若林4-30-9 グリーンハウス1F(Google Map
11:30〜18:00
水曜日定休


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