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【子どもが教える学校】 ~休校中の子ども達が「先生」に!大人にオンライン授業!~

これまでの3期開催でのべ850組の方に
ご参加いただいたプロジェクトです!

3月末に、休校中の子ども達のために
ひとりの小学生の母親が立ち上げたプロジェクトが
あれよあれよという間に、多くの方にシェアいただき、
マスコミにも取り上げていただきました。
1期は50組参加だった授業が、
2期では500組もの方がご参加。
思ってもいない反響に感謝しかありません!

次回4期は
7月4日(土)7月5日(日)ともにAMに
開催の予定です!

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本プロジェクトの立ち上げ経緯をまとめました。
ぜひご覧いただけると嬉しいです。

【NEWS】マスコミにも取り上げられました!!!

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フジ系列「めざましどようび」5月9日朝放送

NHK「18:00ニュース」5月9日夕方放送

東京新聞多摩版 5月9日朝刊

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3日間で500組がご参加!


休校中の小~中高生と、ネットだけを使って新しい企画を進めています!
子どもが先生、大人が生徒、そんな逆転の発想の学校です!!

住んでいるエリアによっては休校から早2か月。その間、子ども達は満足な教育を受けられていません。こうやって書いている後ろで、我が息子の小2も、ここぞとばかりにYOUTUBE&ゲーム三昧の日々を送っています笑(最高に楽しそうですw)

親としてはそんな様子にモヤモヤ・・だけど、その環境に文句を言うなんてナンセンス!!今は誰もが直面したことのない時代に突入しているのだから。

だからこそ、この一見、逆境の環境に何か面白い事できないか、学校の先生たちが授業ができない時代に、子ども達が先生になったらおもしろくないか!!

そうやって始めたのが、「子どもが教える大人の学校」プロジェクトです!

最初のきっかけは・・
休校中の子ども達に、ZOOMを使った授業「10代のためのプレゼンテーション講座」を始めたことでした。

ネットやSNSのおかげで、いつでもどこでも誰とでも、人とつながることができるようになりました。やりたいな、と思ったことも労力をかけずにスピーディに形にできる時代です。

そんな時代こそ、個人に必要なのは「自分の思いや考え」を人に伝える力だと思います。その力があれば、つながりたい人とつながれるし、やりたいことの仲間も募れるし、どんな夢だって近づく!そんな思いを込めて開催しているのが「10代のためのプレゼンテーション講座」です。

そして、その講座の先にはネクストステップが!!

プレゼン上達に必要なのは実践の場!


プレゼン実践の場として企画したのが「子どもが教える大人の学校」というイベントです。

子どもが先生に、大人が生徒になる、従来の学校とは逆発想の学校
です。最初は全く期待をしていませんでしたが、もしかすると「旧来の教育の形に囚われない」新しい形になるんじゃないかと、主催の私が一番ワクワクしています。

従来の教育がどうこう、っていうことじゃありません!従来の教育に何か新しい視点が加わると、何かが起こるんじゃ!そんな風に今、最高にワクワクしています!!

子どもが教える大人の学校

なお、先にお伝えしておくと、コロナ休校中の自粛期間のため、本記事の企画はすべてインターネット上のやりとりだけで行っています。すべてオンラインで完結!デジタルネイティブ世代の子どもたちのITスキルの高さも伝わると嬉しいです。

1:学校開校への思い

コロナ以前から抱いていたある思い・・

大人が先生、子どもが生徒 って誰が決めたの?
考えてみれば、子どもたちの方が、最新鋭のマシンじゃない?
立場が逆があってもいいんじゃない?

これは私が日ごろ、感じている考え方です。

大人になり、母となり、子どもの時のような新たな学びや発見がない中で、いつでも人生の大きな気づきをくれたのは、今年小学校2年生にあがった息子の「視点」でした。

子どもたちは、大人たちの固定概念や当たり前のない、そんな世界で日々暮らしています。そんな彼らが見る世界は、大人にとってとても新鮮だったり、大きな気づきを与えてくれるものばかりです。

プレゼン

そんな経験から、いつか「子どもが先生」となる企画を立ち上げたい、それは私が2年間ほどずっと心の中で抱いていた夢です。

そんなところにコロナの影響で生じた、子ども達の急な休校。子ども達に何かできることをという思いで立ち上げた、プレゼンテーションの講座。

その講座の先に、もしかしたら「私の夢=子どもが先生の学校」を叶えることができるかもしれない。それが本プロジェクト立上げの経緯です。

2:子ども先生を集めるところから

夢の実現には、まず「子ども先生」を集めるところが欠かせません。私の熱い思いを、プレゼンテーション講座の中で子どもたちに伝えました。

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子ども扱いをするのではなく、私の夢を実現する「仲間」になって欲しいという思い

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こうやってたくさんの子が「参加したい!」と手を挙げてくれ、5月初旬現在で25名の子ども先生が誕生しようとしています!

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さて、子ども先生になることを「自分で決めた」子ども達。
プレゼンテーション講座終了後、3回に渡る「授業準備のためのトレーニングプログラム」を受けてもらいながら、授業本番に臨みます。


3:子ども先生の授業づくり

子ども先生の授業当日に向けて、3回のトレーニングクラスを週1程度で開催していきます。

1回目:授業「テーマ」づくり
自分で決めたテーマについて「伝えたい思い」をより掘り下げていきます

2回目:授業の「構成」づくり
伝わりやすい型にあわせて、「授業の構成や内容」を充実させていきます

3回目:授業の「スライド」づくり
上記の構成にあわせて、授業のスライドを作っていきます
(Powerpoint/KeyNoteでなくても、手書きスライドもO

毎回、宿題を事前に提出してもらい、授業の中でひとりひとりの課題を画面で共有しながら、フィードバックして進めていっています。

自宅での宿題準備は、低学年のお子さんはご家族の方がサポートをくださったり(ご家族のご協力本当に感謝です・・)、成長に連れて一人で自立して宿題に取り組んだりと様々です。

繰り返しになりますが、すべてのやりとりはオンラインです!

◆まずは伝えたい気持ちが一番!

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◆授業の構成づくり

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プレゼンテーションは事前準備が9割
伝えたいテーマを「借り物言葉」じゃなくて「自分の言葉」で語っていくために、対話を繰り返していきます
なぜこのテーマを伝えたいの?
このテーマを選ぼうと思った経験は?

どこかの誰かの言葉で語るようなプレゼンは、つまらない!その子だからしか語れないエピソードや思いを、紐解きながら授業を作っていきます。

そしてこのメッセージを「伝わる話構成」へと落とし込んでいきます。

◆自分とは違う人とのかかわりあい

クラスの中は、小学校2年生~大学院2年生まで年齢も様々。大人も数人参加。年齢の違う人たちの意見やアイデアは、お互いにとっていい刺激にもなっているようです。

意図は全くしていませんでしたが、自然と多様性を受け入れるコミュニティが生まれているな、って思います。ワークショップを通じて「自分の伝えたいメッセージが明確」になるからこそ「人と比べることの無意味さ」や「自分は唯一無二」であることを肌感として落としてしていくのかもしれません。

◆スライド作り

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そしてスライドづくりへ!
一人一人個性の光ったプレゼン資料を作り、授業当日に臨みます。って、ここも結構頭を悩ませるんですけどね。


4:子ども先生 授業本番

3週間準備を重ねてきた子ども達の授業デビュー本番です!

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そこまでの間にたくさんの紙に「構想」を下書きしたり
作ってみたスライドが「イメージ」どおりにならなかったり
こんなこと伝えて伝わるかなと時に「不安」になったり
だけどいろいろ手を動かしてみると無性に「楽しくて」仕方なくなったり
どうやったら伝わるかなとあれこれ「工夫」をこらしてみたり
  
みんないろんな気持ちを体験しながら
挑む本番になります。

みんなはうまく伝わるかな、上手にできるかな、きっとそんなところが気になると思います。

だけど、私が一番伝えたいのは、「自分の手で教える側」にまわろうと決めてステージにあがった、その「勇気」と「素晴らしさ」です。

・学校の授業でもない
・誰かに決められた勉強でもない
・授業のテーマは自分で決める

そうやって自分の手で決めた本番に臨むのは、きっと今後の自信になると思うからです。

そして、そうやって真剣に自分のメッセージを語る姿。彼らのこの年齢・そして今の時代だからこそ生まれてくる「感性」は、大人たちの心にすーっと大切なメッセージとして入ってくるのです。

子ども達が思っている以上に、大人たちのハートの奥にたくさんの物が伝っている事、みんなにももっと知って欲しいな。

◆授業を受けた大人たちの感想

いやぁ、面白かった!!
画面越しに先生のエネルギーがバンバン伝わってめちゃくちゃ刺激を受けました✨
子ども先生の皆さんは、私の知らない世界をたくさん教えてくださいました。プレゼンも素晴らしかったし、ZOOMでこんなに近くお話できたことも楽しかったです。たったひと月の準備という事ですが、みなさんよく調べて、写真の用意もお話も本当に素晴らしいものでした。
子どもたちの未来は、素晴らしいと思いました。
素晴らしい時間をいただきありがとうございました。後ろで見ていて、ハツラツとした娘を見て誇りに思いました!ジャンルも年齢も飛び越えた時間を共有できたことは財産だと思います^^
大人は子どもから教わるという感覚をもっと持った方が絶対にいいってずっと思ってるんだけど(思ってる人たくさんいると思うけど)、それをプログラムとして具現化してくれたってことがわたしにはすごい刺激になりました。
やはり好きなことに真面目ってすごく素敵で大事なことだな、と大人が教わりますね! 娘の好きなことに動かされ私も自分の仕事の好きにフォーカスして人様に役立つことで更に頑張っていこうと思いました!
一人一人のキラリと光る個性だったり、内側から発せられる言葉に、本当にいい刺激をもらいました。子どもの頭の中って面白いです、子どもが普段世界を見てどう感じているのか知れるのも良いです。

おとなのための子どもの学校3

◆子ども先生からはこんな声が

プレゼン初めてだったけど、すごくうまくできてうれしかった。もっといろいろな人にプレゼンを使ってスポーツチャンバラ知ってもらいたい!(小学4年生・女子・Uちゃん)
初めは「だいじょうぶかな、できるかな」と思いました。でも、だんだん何を話すか考えていくうちに「自分だったらできる」と思えるようになりました。発表するときは自信をもって発表することができました。楽しかったので「また発表したいな」って思いました。(小学4年生男子・Hくん)
しりょうづくりはむつかしいとおもったけど、わたしは、おにいちゃんができるのをみたから、おにいちゃんみたいにがんばればできるんだなとおもいました。(小学2年生・女子・Aちゃん)
お母さんに言われいやいやでやっていたけれど、ずっとやっていると、図を使ってわかりやすく説明してくれて楽しくなってきた。(小学6年生・男子・Kくん)


5:授業を通して見えてきた可能性

最初はまったく想定していませんでしたが、プロジェクトを進めていく中で見えてきたものがありました。

学校という居場所を一時期失い、パワーにあふれている子ども達
先の見えぬ不安で漠然と元気をなくしている大人たち

この2つを結びなおすのがプロジェクトが叶えたひとつの成果だったように思います。

子ども達は大人に教えることで「自分の新たなできるの可能性」を見出す。大人たちは、子どもの視点から「今まで見えてなかった何かの可能性」を見出す。

参加した人がそれぞれに、それぞれの可能性を拡大させる、そんな場になりました。

オンライン授業の導入で話題になっている、広島県教育委員会教育長平川理恵さんの「子育て5カ条」にも、ちょっと通じる場になっていたら嬉しいな!(1自己肯定感・3コミュニケーション・4クリティカルシンキング・5世の中への貢献感は、きっと子ども達は爆上がりしているはずです!)

一緒にプロジェクトをまわしている友人からも、シェアされた平川教育長の記事もとても心に刺さります。

今の変化の時代、みんなに平等に!が必ずしも正しいとは限らない。仮に全体の足並みがそろい切らないことがあっても、一歩踏み出す変化が、全体の足並みを大きく前進させると私は感じています。

教育分野は専門外で私ができることは微々たることです。プレゼンテーションのスキルだって、講座の運営スキルだって上を見ればきりがない。

だけど思いは誰にも負けない。

PCを使いこなし、遠隔でもスムーズにコミュニケーションをとって、自分の言いたい思いを堂々と伝えながら、たくさんの人とつながり、自由にこの時代をサバイブできる子ども達を私のできる限り、一人でも多く輩出する

そんなことに少しでも貢献出来たらなと思っています。

伝える力、繋がる力を持っていれば、この大きな変化の波は楽しくって楽しくって仕方なくなるはずだから。

直接会えない、家から出ることもできない、そんな時代に、自分だけのメッセージをたくさんの大人に伝えることができたこの経験は、きっときっとこの後の人生に役立つものと私は信じています!


:子どもが教える学校 次回は??

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【プロフィール】
 鈴木深雪 東京都日野市在住

 小学2 年生男子を子育て中の働く母。
 個人HP)https://himotoki.com/
大手印刷会社に 16 年勤務そこでのプレゼンテーション/資料作成スキルを活かし、思考整理サポートや資料作成代行業務で独立。 7 年間の子育てで学んだのは「子どもが大人に最大の学びをくれる存在」であること。いつか子どもが先生の学校をやりたいという夢と、学校休校への子どもたちへの思いが合致し、本プロジェクトを 2020 年 3 月に立上げた。
その他、ライフワークとして、働き方をテーマとした東京都日野市主催セミナーへの登壇や、 NHK 番組「おはよう日本」への出演実績あり


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