【安倍総理辞任表明 -「アベノミクス 」について】

8月28日、安倍総理が辞任を表明しました。

まずは、7年8ヵ月もの長い間、我が国の総理大臣という重責を担われてこられたことに厚く敬意を表します。

また、一日も早く体調のご回復を心より祈念申し上げます。

安倍内閣の経済政策についてですが、まず #アベノミクス によって経済を回復させたことは評価できます。雇用、株価等、各種経済指標は回復しました。

第二次安倍内閣発足当時、我が国は #リーマンショック 及び #東日本大震災 等の影響で、経済が低迷していました。

麻生政権以降、 #財政政策 は行っていましたが #金融政策 が十分でなく #円高 #株安 が続いていました。
そこで #日銀総裁 交代のタイミングも生かし、黒田総裁と連携し、金融政策を行った点は評価できます。

マンデルフレミングモデルに基づいた順当な政策ですが、なかなか歴代の内閣では金融政策に力点が置かれなかったり、日銀の独立性を盾に実行が出来なかったりしました。

本来、財務省と日銀の連携は、 #インフレ リスクが懸念されますが、当時はデフレ 圧力が強く、急激なインフレのリスクはかなり低い状態でした。

その意味で、コロナショックにより再びデフレ圧力の強くなった今、財務省と日銀が連携して対応しているのは妥当と言えます。

ただ、アベノミクスは課題もあります。

上記の金融緩和の出口戦略のほか、消費増税 及び #コロナショック による経済低迷からの回復、格差是正、持続的な経済成長及び社会保障モデルの構築などは、次の内閣の重要課題となります。

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