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外国人入国拒否「レベル3」の対象地域広がる

3月31日日本経済新聞朝刊より一部引用・要約。

政府は新型コロナウイルスの感染症危険情報について、渡航中止を勧告する「レベル3」の対象地域を米国や中国、韓国の全土に広げると発表しました。これらの地域からの外国人の入国は原則拒否されます。また、この措置に伴い、企業は海外駐在員の帰国対応などの調整を急がざるを得なくなります。

米国の他、ブラジルなど中南米や東南アジアの一部の国もレベル3に引き上げる。欧州はすでに独仏など23か国にレベル3を出している。新たに英国などを加え、対象を約40か国に増やす。
水際対策を強化し、2週間に以内に滞在歴のある外国人は日本への入国を原則認めない。日本人は帰国できるが、症状の有無にかかわらず感染を調べるPCR検査を実施し、結果が出るまで待機を求める。陰性でも、2週間は自宅や宿泊施設での待機、公共交通機関の不使用を要請する。

日本人が入国後PCR検査を受け、万が一陽性となった場合には指定医療機関に入院することとなります。

いよいよ本格的な封鎖状態に突入しました。そのような状況下、今でも海外、特に欧州から帰国した日本人が検査の結果陽性だった、という事例が報告されています。やむを得ないビジネス出張であればともかく、この時期に観光で行っていたとなると、神経が疑われますね。大学の卒業シーズンなので、卒業旅行とかぶってしまったのかもしれませんが。

先ほどのレベル3の一段階下のレベルである「レベル2」(不要不急の渡航中止を促す)を全世界を対象に出すとのことです。レベル2では、外国人・日本人とも入国はできますが、入国後に発熱症状等が出た場合のみPCR検査を行い、症状がない場合は2週間の待機が要請されることとなります。

ちょっと危ない感じがしますね。2週間の待機は強制力はなくあくまで要請なので、実際には本人の自覚ある行動に任される、ということなのでしょう。

各企業も頭を悩ませていることと思います。安易に日本に呼び戻すことも出来ませんし、出国規制が出ている国・地域もあります。

当面は、最新情報を収集しながら、迅速・柔軟な対応ができるよう準備を整えていくしかありません。


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