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鈴掛真の短歌

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短歌 新作7首 『君という夜空』

たとえ今がどんなに満たされていても、昔の恋をふと思い出すときがある。 元気にしているかな、幸せに暮らしていてほしいと願ったり、幸せじゃなければいいのにと少し呪ってみたり。 そして今に立ち返ったとき、どれだけ美しかった過去よりも、たとえば今夜の輝く星のほうが美しいと感じていたい、と思う。 そんな気分を、7つの短歌で書いてみました。 第一歌集『愛を歌え』には収録されていない新作です。 もしも気に入っていただけたら、ぜひ『愛を歌え』も読んでみてくださいね。 あの俵万智さ