りんぐすらいど・のーつ

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りんぐすらいど・のーつ

ブログ「りんぐすらいど(https://www.ringsride.work/)」の補記的な感じ。速報的なレースレポートがメイン。

マガジン

  • 2022シーズンレース

    2022シーズン開催の、ワンデーレースや非主要レースも含め記事をかいたものをまとめております。

  • 自転車ニュース2022

    2022シーズンの自転車(ロードレース中心)ニュースを簡単に紹介していきます。

  • ブエルタ・ア・エスパーニャ

    スペインを舞台に繰り広げられる、シーズン最後のグランツール。厳しい山岳ステージの多さが特徴で、シーズン終盤ゆえのコンディションの読みづらさから荒れた展開になりやすく、最も面白いグランツールとされることも多い。

  • ツール・ド・フランス

    世界最大の自転車レース。世界最高峰の選手たちが集い、世界最強の称号を競う。

  • ツール・ド・フランス2022 全選手プレビュー

    ツール・ド・フランス2022に出場する全22チーム178名のプレビューを集めました。ユンボ・ヴィズマだけ無料で公開しております。

最近の記事

21歳のトーマス・グローグ、ユンボ・ヴィズマの新たなる才能について

アメリカの自転車ニュースサイト、VeloNewsにて、現在ユンボ・ヴィズマの研修生(トレーニー)で来年から正式にユンボ・ヴィズマ入りが決まっている21歳の英国人トーマス・グローグについて特集されていたので紹介する。 この時期に再び注目されるようになったのは、記事中でも触れられているように、今週の「イル・ロンバルディア前哨戦」レースで目覚ましい活躍を見せたから。 リザルトでいえばジロ・デッレミリア17位、トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ12位、グラン・ピエモンテ12位。トレ・ヴ

    • UCIロード世界選手権2022「ウロンゴン」エリート女子ロードレース

      全長164.3㎞。総獲得標高2,433m。ここまで同じコースで繰り広げられてきた男子ジュニア・U23そして女子ジュニアともに、想像以上に厳しいマウント・プレザントの登りでのサバイバルが発生し、小集団によるスプリント決戦が繰り広げられてきた。そしていよいよエリートによる戦い。まずは女子。「最強」オランダチームも度重なるトラブルに見舞われ、結末が全く予想できない状況でスタートすることとなった。 距離の短かったこれまでのアンダー以下のレースと比べ、序盤から激しいアタック合戦が繰り

      • UCIロード世界選手権2022「ウロンゴン」ジュニア男子ロードレース

        「世界最強」を巡る戦いもいよいよ後半戦。9/23の午前中は未来への可能性同士が競い合うジュニア男子ロードレース。 舞台はウロンゴン市内のシティ・サーキット(1周17.1㎞)を8周。計135.6㎞・総獲得標高2,016mで争われることとなる。 https://wollongong2022.com.au/wp-content/uploads/2021/12/2022_UCI-WORLD-CHAMPIONSHIPS-WOLLONGONG_AUS-MEN-JUNIOR-MAP-F

        • UCIロード世界選手権2022「ウロンゴン」エリート男子個人タイムトライアル

          エリート女子個人タイムトライアルに続き、今年の世界選手権初日となる9/18に開催されるエリート男子個人タイムトライアル。 「世界最速」を巡る戦いを詳細に振り返っていこう。 コース詳細や注目選手はこちらから 最初にトップタイムを記録したのは9番手出走のエドアルド・アッフィニ(イタリア、26歳)。しばらくの間ホットシートに座り続けていたアッフィニだが、19番手出走のブルーノ・アルミライル(フランス、28歳)が第1計測地点ではアッフィニから13秒遅れだったが第2計測地点で16

        21歳のトーマス・グローグ、ユンボ・ヴィズマの新たなる才能について

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        • クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ
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        記事

          UCIロード世界選手権2022「ウロンゴン」エリート女子個人タイムトライアル

          いよいよ開幕した今年の「世界最強」決定戦。今年はオーストラリア東岸、シドニーから南70㎞に位置する港町「ウロンゴン」を舞台に繰り広げられる。 その初日はエリート男女の個人タイムトライアル。まずは女子個人タイムトライアルの方を見ていこう。 コース詳細や注目選手についてはこちらから 序盤でトップタイムを記録したのは地元オージーの逃げスペシャリスト、グレース・ブラウン(オーストラリア、30歳)。 7.2㎞地点に用意された第1計測地点ではそれまで暫定首位であったアリソン・ジャ

          UCIロード世界選手権2022「ウロンゴン」エリート女子個人タイムトライアル

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第15ステージ

          高地トレーニングのメッカでもある「スペインの天井」シエラ・ネバダ。ここで今大会最大の戦いが繰り広げられることになる。最後は超級シエラ・ネバダ(登坂距離19.3㎞、平均勾配7.9%)。いよいよ、総合争いにおけるもっとも重要な戦いが始まる。 この日も序盤から激しいアタック合戦。最初にローハン・デニス、ヴィンツェンツォ・ニバリ、ヒュー・カーシーという実に豪華な3名が抜け出し、その後マッス・ピーダスンを含む追走集団が追いついてきて先頭は29名に。 ローハン・デニス(ユンボ・ヴィズ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第15ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第14ステージ

          今大会最も厳しい2週目の週末、シエラネバダ山脈決戦が始まる。その1日目は1級シエラ・デ・ラ・パンデラ(登坂距離8.4㎞、平均勾配7.8%)山頂フィニッシュ。15%の超激坂区間が何度も登場する、非常に厳しいレイアウトだ。 果たして、ここまで絶大な力を発揮し続けてきているレムコ・エヴェネプールは引き続きここを耐えることができるのか。それとも4連覇を狙うプリモシュ・ログリッチの逆襲が始まるのか。 逃げ切りを狙い、ヴィンツェンツォ・ニバリを含む実力派クライマーたちが次々とアタック

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第14ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第13ステージ

          灼熱のアンダルシアを突き進むプロトンは、第2週後半に向けて進路を北へ。決戦の地シエラネバダへと向かう移動ステージとなった。 基本的には大集団スプリントが期待される平坦ステージ。とはいえ、ラストは緩やかな登り基調。果たして、勝負に影響をもたらすのか? 典型的なスプリントステージらしい、緩やかな展開。逃げはワールドツアーの若手とプロチームの2名で構成された計3名だけ。 ユリウス・ファンデンベルフ(EFエデュケーション・イージーポスト) アンデル・オカミカ(ブルゴスBH) ジ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第13ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第12ステージ

          話題の今年新設「平坦・登りフィニッシュステージ」の1つ目。その登りがまた半端ないもので、登坂距離19㎞・平均勾配6.7%の1級山岳というんだからとんでもない。十分に総合争いが巻き起こる可能性のあるこの日、果たしてどんな展開が待ち受けるのか。 この日、総勢32名もの逃げが形成される。おそらく激しいアタック合戦も繰り広げられたのだろう。想定タイムを大幅に上回るハイ・ペースで集団が駆け抜けていく。 生まれた逃げは以下の通り。 マイク・テウニッセン(ユンボ・ヴィズマ) クレモン

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第12ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第11ステージ

          第3ステージ以来、集団スプリントが期待できるフラットレイアウト。ほぼ邪魔するもののないステージの中で、しかし思わぬアクシデントもあり・・・。 さすがに逃げ切りが許されることはないレイアウトということもあり、プロチームのみで構成された3名の逃げが形成される。 イェツ・ボル(ブルゴスBH) ヴォイチェッヒ・レパ(エキッポ・ケルンファルマ) ジョアン・ボウ(エウスカルテル・エウスカディ) プロトンも2~3分程度しかタイム差を許さず、万が一にでも逃げ切りがないようによくコントロ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第11ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第10ステージ

          オランダ、そしてバスクといった「北」の戦いを終え、プロトンは一気にスペイン南東部のバレンシア州へ。そしてその初日は、30㎞超の長距離個人タイムトライアル。 全体的に直線基調+長い下り基調。純粋なTTスペシャリスト向けのレイアウトといった感じだが、果たして。 序盤でトップタイムを記録したのが44番出走の「クレルモンフェランのTGV」レミ・カヴァニャ(クイックステップ・アルファヴィニル)。ローソン・クラドック(チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコ)がそこから37秒遅れの暫定

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第10ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第9ステージ

          オランダの「大人しいブエルタ」で始まった第1週目も、後半はカンタブリア山脈4連戦という実にブエルタらしい展開へ。その最終章となる第9ステージは、2018年のブエルタで初登場し、サイモン・イェーツがその年のマイヨ・ロホを掴み取る大きな一手となる勝利を遂げた激坂1級レス・プラエレス(登坂距離3.9㎞、平均勾配12.9%)。サイモンはここで「復活」を遂げられるか。そしてここまで絶好調であり続けているエヴェネプールは引き続き強さを見せられるか。 予測不可能な展開の続く2022ブエル

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第9ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第8ステージ

          スタート直後から2級山岳を登り、全部で5つの山岳ポイントを経て最後はブエルタ初登場の山、1級コリャウ・ファンクワーヤ(登坂距離10.1㎞、平均勾配8.5%)山頂へ。 ラスト3㎞は常に10%を超える激坂が待ち受ける強烈な激坂バトルで、2022ブエルタ最初の週末決戦が幕を開ける。 アクチュアルスタート直後は互いに様子見をして動きがなかったが、残り152.1㎞地点でようやくアレクセイ・ルツェンコが飛び出して活性化。 スタート直後の2級山岳アルト・デ・ラ・コリャドーナ(登坂距離

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第8ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第7ステージ

          カンタブリア4連戦の2日目は、コース途中に1級山岳が用意されながらも最後は下りと平坦基調。集団スプリントすら可能性として残したこの「休息ステージ」で、まさかの展開が巻き起こる。 最初に逃げは6名。 サミュエーレ・バティステッラ(アスタナ・カザフスタンチーム) フレッド・ライト(バーレーン・ヴィクトリアス) ヘスス・エラダ(コフィディス) ハリー・スウェニー(ロット・スーダル) ジミー・ヤンセンス(アルペシン・ドゥクーニンク) オメル・ゴールドスタイン(イスラエル・プレミア

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第7ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第6ステージ

          今大会最初の本格的な山岳ステージは、カンタブリア山脈の1級ピコ・ハノ山(登坂距離12.6㎞、平均勾配6.55%)山頂フィニッシュ! ブエルタにしてはまだそこまで厳しくはない山・・・と思っていた中で、結末は意外な展開に。総合争いがいよいよ開幕する。 逃げは10名。 ルーベン・フェルナンデス(コフィディス) マーク・パデュン(EFエデュケーション・イージーポスト) ヤン・バーケランツ(アンテルマルシェ・ワンティゴベールマテリオ) ネルソン・オリヴェイラ(モビスター・チーム)

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第6ステージ

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第5ステージ

          バスクの代表的な都市ドノスティア(サン・セバスティアン)をスタート直後に通過し、ビルバオの街へとフィニッシュ。5つの山岳ポイントが用意された実にバスクらしいアップダウンステージで、ラスト14㎞地点で山頂を迎える2級山岳がポイント。総合系にも、アタッカーにも、そして逃げスペシャリストにもチャンスのある、予想の難しいステージとなった。 逃げ切りの可能性のあるステージだけに、最初の1時間半はひたすらアタックが繰り返され、なかなか逃げ決まらない中平均時速50㎞ほどで推移していたとい

          ブエルタ・ア・エスパーニャ2022 第5ステージ