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【レポート】 #コミュニティ談義 vol.2 コミュニティマネージャーのキャリアを考える(5/19)

本日、「#コミュニティ談義 vol.2 】コミュニティマネージャーのキャリアを考える」のイベントに参加しました!

テーマは「コミュニティマネージャーのキャリア」でしたが、コミュニティ運営やコミュニティに対する考え方など、コミュニティに対する学びがたくさんありました。

備忘録として書きました!


アジェンダ

コミュニティマネージャーに関する貴重な話がたくさんありました。
・コミュマネが求められるスキルは何?
・コミュマネで得られるスキルは何?
・コミュマネはこれからどんなところで必要とされる?
・コミュマネが向いている他の仕事は?

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登壇者

高橋 奎さん @_keitakahashi_
長田 涼さん @SsfRn
こっとんさん @cotton___3

トーク内容

コミュニティマネージャーとは?

長田さん:携わっているのはオンラインコミュニティがメイン。
コミュニティマネージャーの存在は、コミュニティの安心安全の環境を作る人メンバーが自由に行動できる場、挑戦できる場を作ること

こっとんさん:コミュニティデザイナーと名乗っている。
人はコントロールできない。なので、コミュニティの空気や文化を作る。場や空気をデザインする。

奎さん:安心は主観。「何を安心と感じるか」を考え、整備する必要がある。安心の入り口から作るのがコミュニティマネージャーの仕事。
コミュニティに集う価値を示し、その場所を作る人。上流から下流まで。

共通していたのは、「安心して行動できる場を作ること」
成果ではなく、参加メンバーのことを大事にしていることが印象的でした。

コミュニティマネージャーのやり方は人それぞれ違う。自分の特徴的な部分は何か?

こっとんさん:まずはコンテンツが重要で、コンテンツに人が集まる。そして、コミュニケーションで人が定着するため、コミュニケーションを設計する必要がある。

長田さん:コンテンツという言葉をあまり使わない。自分は規模の大きいコミュニティは向いてないと思う。人との関係性が密なコミュニティに関わりたい。対話を軸にしたい。

奎さん:ビションを大事にしている。コミュニティはビジョンの一貫。コミュニティマネージャーは、その人のフィット感と経験が活きる。

コミュニティへの考え方、重視していることの違いが見えた質問。


組織(会社)のマネージャーとの違いは?

こっとんさん:組織のマネージャーは命令ができる。
コミュニティは主体性が大事。入会退会が自由にできる。
会社もプロジェクト型になってくる。コミュニティ的。
プロジェクトはいかに自分毎化にしてもらうかが大事。
コミュニティは失敗しても大丈夫、安心できる場を作ること。

長田さん:コミュニティは人に動いてもらう必要があり、主導権は相手にある。会社はTAKEの関係。コミュニティはGIVEの関係

奎さん:内発的な動機で動いているのがコミュニティ。会社のマネージャーの役割も変わってきて、コミュニティマネージャー寄りになってきていると思う。

個人的にはほぼ同じだと思っています。どちらも、メンバーが行動しやすい場を作ることが役割。ただ、求められているマネージャー像をより実践できているのがコミュニティマネージャーかなーと思っています。


コミュニティマネージャーのスキルが活きる職種は?

長田さん:広報に活きていくる。どちらの人間関係づくりが大事で、コミュニティは内向き、広報は外向きの割合が大きい。コミュニティの向きをより外に向けると広報になる。
1社に1人、コミュニティマネージャーが必要な時代が来ると思う。人間関係を構築することが重要になってくる。
社内の雰囲気が良くなれば、自然とリファラルをしたくなる。

奎さん:スタートアップの広報と人事に活きる。コミュニティの内発的動機を活かす。今後、リファラル採用が重要になってくる。
採用の単価を下げようとする会社が多いので、内のコミュニケーションが大事にすることで、リファラルをしやすくする。

こっとん:人事・企画など、中のコミュニケーションの活性化、インナーブランディングに活きてくる。

共通していたのは、「広報・ブランディング・人事」。社外、社内ともに、人間関係が大事で、どちらもコミュニティマネージャーの経験が活かせるとのこと。人と関わる仕事をする以上、人間関係はすごく大事で、そんな職種であり、コミュニティマネージャーの経験は活きると思いました。


どのように複数のコミュニティ運営に携わっているか?

こっとんさん:コミュニティの立ち上げ期は、がっつり関わるので、立ち上げの同時進行は難しい。立ち上げ後は、メンバーが自走してくるので、一歩身を引いて見守っている。なので、複数に関わることができる。

長田さん:6つのコミュニティに関わっている。業務委託がほとんどだけど、丸投げ案件はやらない。ボールを抱えない。ボールを持たないように、その場で打ち返す。持たないように手を後ろで組む。

コミュニティマネージャーの仕事というと、すごく多岐に渡ると思いますが、全部を1人でやるのでなく、どの部分に関わるかを明確にしているのが凄いなと思いました。


コミュニティマネージャーの今後は?

奎さん:名前は変わるかもしれないけど、コミュニティマネージャーのような役割は増えてくる。メンバーに主体性を発揮してもらうことが重要。集客が全てではない。中長期的な関係性を作ることが大事。

こっとんさん:自発的な動きを引き出す仕事は増えてくる。オンラインの関係性も増えてきて、コミュニティ運営自体の仕事も増えてくると思う。

長田さん:コミュニティマネージャーを名乗る人が増えてくる。コミュニティ運営は楽な仕事だと思われているけど、それは違う。
自分が思うコミュニティマネージャーを発信して、伝え続ける。信じてもらえた人と深めていきたい。

所感

コミュニティ運営に関するに学びがたくさんありました。
コミュニティ運営の経験が多く、お金のもらってやっているからこそ語れる部分、見えてくる部分も多いのかなと思いました。

「コミュニティは手段」という言葉がよく出てきました。これは、本当に同意見です。目的のために必要に応じてコミュニティを作る。コミュニティがベストな選択肢でない場合もたくさんある。
コミュニティでしかできないことも多いので、コミュニティの価値を伝えていきたいと改めて思いました。

登壇者の3人ともコミュニティに対する解像度がとても高く、凄いなと思いました。コミュニティに向かう時間、誠実さが反映された結果なのだと感じています。


今回も貴重なお話をありがとうございました!

次回も楽しみです!


#コミュニティ談義 」で、内容が終えます!


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