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あえて「ネットに接続しない」環境に身を置く図書館には精神の浄化作用がある…。

現代において「ネットに接続しない」ことは不可能に近い環境と言えます。

意図的に断ち切る意志がある方なら別ですけど
今ではどこに行っても無意識で繋がっている社会ですから意識的にネットを断ち切る場所は映画館か図書館くらいじゃないでしょうか。

たかが2時間ほどの映画館ですら断ち切る事を我慢できずそわそわして暗闇でブルーライトを点灯させるドアホウも居ますが、意識的にネットを遮断できる環境として図書館はベスト中のベストです。


まずはシンプルにネットを遮断できるってことが
繋がる社会において重要な意味を持ちます。


人は無意識のうちに環境の影響を受けているのでネット接続を断ち切るだけでも思いのほか物事に集中することができます。そんな中で思いのままに図書館という知的空間に触れる事は適度な緊張感となって自分の思っている以上に心身に良い影響を与えているんじゃないかと思うんです。
(科学的根拠はなく個人の意見です)
なんか頭の中を掃除してクリーンになったような感覚…。

お風呂で例えるところのサウナに入って体の不純物を吐き出したようなイメージでしょうか。
精神の浄化場所として非常に有効なスポットだとボクは思っています。

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なんか図書館って堅苦しいイメージがあると思うんですけど
全然そんなことなく
もっと身近でフランクなところなんです。

本屋にぶらっと立ち寄る感覚で
図書館にもぶらっと立ち寄る。

そしてなんとなくぶらぶらしてみる。

探すものがないとか、何からしていいいのか分からないって人も
なんとなく興味のありそうな棚の前に立つだけでOK。

そこに映る視界に入った「何これ?」「ん?」って思うものが必ずあるはずです。まずはそこから手にとって見る。

なんだこれ?


この感覚が大事です。

そこから芋づる式に好奇心が掻き立てられ自分が読みたいと思う本に出会える一歩になります。

ネットがデジタル検索ならば
図書館はアナログな検索場所というだけでやってることはほぼ同じ。
自分の足で探すインターネットです。

ネットサーフィンも図書館でブラつくのも同じ行為
図書館は利便性は劣るけど情報量はインターネットより上ですから、きっと知的好奇心を擽られるはずです。ネット検索の感覚で図書館を利用すればいいんです。

そして図書館の大きな利点として「新しい出会い」があります。

AIがいくら進歩したとはいえ、見たいものだけを見る傾向があるネットの場合だとどうしたって視野が広がりません。

視野とは本棚のように違いのある情報と一緒に並んでいることで
圧倒的な広がりを見せます。

自分が見たいと思っている情報以外のものを見ることで
自分の見えなかったゾーンに気付かされる感覚が磨けるので
本棚の前に立ち眺めるということは非常におすすめの行為です。

このように角度を変えた検索結果が出るのが図書館の強みです。


実は図書館はこうした偶然の出会い効果を非常に大切にしています。
漠然と眺めているうちに資料を手に取ってもらうための利用促進を促している図書館は案外多いです。利用者の知的好奇心をくすぐる仕掛けこそが図書館の魅力のひとつとも言えましょう。

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反対にネットにはこの視界に映る未知との出会いがありません。
ネットも「オススメ」紹介してくれる機能はありますがそれはアルゴリズムが導き出した過去の傾向や多くのデータの統計でありどこかで自分の興味と紐づいているため完全無防備な出会いは限りなく薄いです。
未知の出会い、偶然の出会いにはネット社会では向いていないんですね。


このように自身では気づけなかった知的好奇心を探索できる場所が図書館の利点のひとつです。

図書館を利用する全員が目的を持って来館しているわけではありませんので是非ぶらっと図書館に立ち寄ってみて欲しいです。

そして図書館は良くも悪くもビジネスではないので
「売れる本」「売れた本」「話題の本」に限らずフラットな目線から資料の収集が行われているのもネットとの大きな違いです。
もちろん流行りものもありますが思想や政治的偏りが可能な限り出ないような配慮もされています。これにより一時的な話題に左右されないバランスの良く幅広い情報を得る事ができるのが図書館のメリットといえるでしょう。

話はかなり逸れてしまいましたが…
図書館はアナログな検索場所というだけでなく、ネット環境から離れるとことで得られるメリット、そして街に溢れた「売るための展示や広告」から距離を置くことで心身の浄化作用もあるスペシャルな場所だと思っているので
是非是非、活用して頂きたい場所だと思っております。


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