レイアースキャスト2

　一昨日の日記に続いて1994年10月放送スタート「魔法騎士レイアース」のキャストのお話です。主役の3人についても一昨日だけでは全然書き切れないのですが、とにかくレイアースをご存知ない方にも、それなりに世界観をわかってもらえるようにお伝えできればと。
　とにかくはエメロード姫です。今回の物語の根源というか全ての始まりはこのお方でした。演じるは緒方恵美さん、そうです、エヴァ前の緒方さん。この表現、確か以前、ドラマ「悪女(わる)」の挿入歌を歌ってもらった高橋洋子さんをそう言いましたっけ。このエメロード姫は異世界セフィーロの「柱」たる女性。セフィーロに生きるすべての人たちのために祈らなければならない宿命なのに、一個人であるザガートを愛してしまう。それゆえにセフィーロ世界を崩壊させてしまう存在になってしまった自分を抹殺させるために、セフィーロの異世界地球から3人の魔法騎士を召喚したのが物語の始まり。ボクは緒方さんとこの作品で初めてお会いするのですが、原作者CLAMP先生は一見弱々しく感じるこのキャラクターに緒方さんを強く勧めていました。後半になるといろいろすごいのですが、エメロード姫の最初は緒方さんとしてはちょっと変わった演技ジャンルへの挑戦だな、と思ってました。
　そしてセフィーロで最高位の導師(グル)クレフを演じてもらったのは佐々木望さん。セフィーロに召喚された主人公3人に魔法を授ける人物。小柄だがおそろしい実力の持ち主で、物語の中核をなすザガートたちの師匠でもあります。で、その時すでに佐々木さんはボクにとっては映画「AKIRA」鉄雄の声優。ボクの第一師匠・加藤俊三さんから「AKIRA」制作同時期に話を聞いていたので、好奇心と緊張感を持ってスタジオでご挨拶した記憶があります。今でも仲良くしてもらってて、昨年の配信イベントで2人トークもしましたし、もう東大卒声優というスペシャルな肩書きを持ってるんですよね、あの年齢からそれをやってのけたのは本当に尊敬です。こんなふうに書いていくと今日紹介できたのはたった2キャラクター。レイアースからも逸脱してますが、すみませんおつきあい下さいませ。写真はレイアーステレカ、まだまだ種類ありそうです。