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運動会をほどほどに楽しむための撮影メモ

真夏のような暑さが東京を包んだ5月の下旬。小学生になったばかりの娘の運動会に行ってきました。

普段はフィルムカメラを使う自分にとって、運動会は数少ないデジカメの出番。「奥さんや祖父母を満足させる写真を撮る」というミッションも課されているため失敗は許されない。ここでもしピンボケでも量産しようものなら、今後のカメラ予算は大幅削減の可能性すら出てきます。

そんなプレッシャーを感じる一方で、今年の運動会ではあるテーマを自分の中に掲げてみました。それが、タイトルにも書いた「ほどほどに楽しむ」です。

もともとフィルムでのスナップが好きな僕です。デジカメでイベント撮影となるとなかなかモチベーションが上がってきません。

「望遠レンズって運動会以外でも使うのかな?」
「連射した後はセレクトや編集が大変なんだよなぁ...」

撮影を前に思い浮かぶのは、ネガティブな心配が多め。「思い切ってすごいレンズを買っちゃえば機材欲込みで楽しめるかも」と、様々なレンズをマップカメラのカートに出したり入れたり(それにしても望遠レンズは高い...!)

そんな微妙な状態から解放してくれたのが、ほどほどに楽しむという姿勢でした。夢中になれない撮影なら手間やお金は控えめに。趣味の写真とは切り離し、無理のない楽しみ方を模索してみることにしました。

具体的な施策はこれから書いていきますが、これがなかなかのヒットというか、いろいろ快適になりすぎてむしろ運動会最高ってなりかけてます。

このnoteは、来年の自分に向けた運動会の撮影メモでもあります。

1.望遠レンズはレンタルで済ませる

ほどほどに楽しむため最初に割り切ったのが、望遠レンズ。これをレンタルで済ませることにしました。

そもそも運動会は会場が広く、遠くの被写体を写すには望遠レンズが必須です。保育園時代はSIGMAの24-105mm F4で撮っていましたが小学校は規模が違う。より焦点距離の長い望遠レンズを手に入れる必要が出てきました。

調べてみると、望遠は望遠で魅力的なレンズが多数。一眼レフについた姿はまさにバズーカで、男心をくすぐる武器的な魅力があります。

ただ、僕にはどうやっても運動会以外の使用シーンがイメージ出来ない。野鳥・動物・スポーツ......望遠が活躍するフィールドは数あれど、自分の趣向とはマッチしないのです。

さらにさらに、望遠レンズは前述の通り高くてデカイ。使用頻度が低ければいろんな面でコスパも悪くなってしまいます。

この悩みを一気に解決するのがレンタルです。

今回はビデオエイペックスレンタル館を利用しました。宅配レンタルが可能ですし、専用ケースで機材が届くので返送も簡単。不満ゼロだったので次もここにお願いすると思います。

レンタルしたのはSIGMAの100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary。これが2泊3日で4760円です。中古購入で5万円前後すると思えば悪くありません。

マウント部の故障が心配になるサイズ。これが望遠の世界か...(レンタルですが)

ほかにもCanonのEF70-200mm F2.8なんかも1万円以下でレンタル可。欲しいレンズをお試しで使うにもアリなのでは?

2.レンズは1本でいい

続いての割り切りは、レンズ1本で臨むこと。

今回、予備として前述のSIGMA 24-105mm F4もショルダーバッグに入れていました。子供が近くに来るときなんかは便利そうだったので。

しかし、結果から言うとそんなシーンはありませんでした。

運動会は親子が近くにいる時間はほとんどなくて、なんなら顔が判別出来ない距離にいることの方が多いくらい。だから考慮すべきはワイド端よりもテレ端でした。

幸い、今回用意した100-400mmはうちの小学校にはピッタリのサイズ。ビギナーズラックとしか言いようがありませんが、レンズを400mmまで伸ばすと校庭を挟んだ先にいる娘がいい具合に写りました。

一番離れてこれなので、400mm以上の望遠は必要なし。今後数年間は400mmのレンズでOKだとわかったのは大きな収穫でした。

どうしても気になるときはこうやってトリミングも出来ますしね。約2230万画素のEOS 5D mark3でこれなので、イマドキのデジカメならまだまだ余裕でしょう。

これ以上を求めるとレンズ自体の重量と長さに苦戦しそうだし、何より学校で悪目立ちするリスクあり。子供や奥さんに恥ずかしい思いをさせないためにも、こういった遠慮は必要ですね。

ちなみにワイド端を使ったのは閉会式後のイスの片付けシーンくらいでした。

運動会撮影をほどほどに楽しむなら、レンズは望遠ズーム1本が良さそうです。

3.Rawは撮らない

そして、個人的に大成功と言える施策がこれ。Rawを撮らないこと。

これを判断した理由はやはり手間の部分なのですが、実際やってみると想像していた以上に快適です。

Rawを捨てることでまず連射がスムーズになりました。バシバシ撮っても書き込み待ちにならないのはとにかく気持ちがいいんです。「一眼レフで撮ってる〜!」って気分にさせてくれます。

転送速度の速いメディアで解決する手もありますが、デジカメがサブ機になっている自分の現状ではそこに積極投資する気にはなれず。

また、Rawを撮らないことの恩恵は撮影時以外でも生まれます。はいそうです、編集や管理の手間が大幅に削減されるんですね。

Rawがないと単純にファイル数は半分ですし、容量で言えばもっと節約できます。写真のセレクトや転送時間もぐっと短くなり、撮影後の作業は快適そのもの。

それに、そもそもRawがないと「編集しよう」という気持ちにならないんですね。これは大きな気づきでした。

そもそも家族や親戚に見せる程度の写真です。それをRawから現像する必要ってどれだけあるのだろう?祖父母が見たいのは孫の表情やがんばる姿であって、仕上げの美しさなんて気に留めないはず。もちろん自分が見るにしてもそう。子供の成長記録として写真が残っていればそれで十分です。

結果、気に入った写真だけは水平を直したりトリミングを施し、あとはほとんど撮ってだしにしました。Tvモードで撮った露出も外れが少ないし、だいぶカメラに助けてもらいました。

それに、こうして見るとEOSの絵も良くないですか?家族写真にすごく合う。

最近はLightroomやVSCOで現像された写真をよく見ることもあり、EOSの撮って出しには少々物足りなさを感じることもありました。ファミリー機のカタログ写真っぽいというか、ストレートすぎて面白くないと思っちゃってたんです。

しかししかし。

派手な写真の多い今、EOSのjpg × 家族写真はむしろ良い。

EOS Kissの公式インスタアカウントには、フィルム写真のトレンドとは違う、ナチュラルでハッピーな写りの写真が並んでいます。これはこれで良いものなんですよね。ほっこり。

当初は「Rawなしで我慢する」と考えていたのに、終わってみれば「EOSの撮って出し...やるな!」です。今回の撮影を通し、自分がいかに無意識にRawを残していたかに気づきました。

どこまでやるかは人それぞれだけど、趣味レベルなら無理して頑張る必要はない

結局この一言に尽きると思います。自分が快適なレベルで続けて行くのが趣味を楽しむコツですね。

今回のnote、デジタル歴の長い方には言わずもがなだったかもしれませんね。すみません。自分にとっては発見ばかりでつい興奮して書いてしまいました。

最後に、来年の自分が迷わないように設定メモを残しておきます。

Tvモード(SS1600固定)
WB:晴れ
ISO:400
AFモード:AIサーボ

こういうのは紙のメモより自分のnoteやブログを見直した方が早い。

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Have a good film!
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映像ディレクター / フィルムカメラ好き。noteではフィルムで家族を撮った「ワタナベ家の写真日記」を更新中。写真をテーマにしたYouTubeも配信しています → https://www.youtube.com/channel/UCqoQtHXwzRN1UJMOr0SjQoA

コメント2件

成果を求められるのが運動会ですよね!(ついでに仲のいいお友達のベストショットを撮っておくと予算交渉を有利に進められるかも…)
自分もいつもレンズはレンタルしてます。
友達の写真、ぼくもかなり積極的に撮りました!今回はかなりあがりが良くまわりから褒められ、奥さんもご機嫌ですwww

保育園のときは同じクラスのママにプロカメラマンがいて、彼女がスチール僕が動画とお互いの子を撮り分けたりもしていました。大事ですよねぇ。
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