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疾走する情熱「棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」

今回は、「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」について書きます。版画家・棟方志功さんの作品と解説が充実していて、本当に見どころがある展示でした!


1.展示について

以下ページをご覧ください。東京国立近代美術館では、12月2日まで開催されています。

2.好きな絵について

たくさんあったのですが、一部ご紹介します。館内は写真を撮影出来て、何と太っ腹な!と感激しました。

棟方志功さんの絵は、本当に勢いがあります。そして走っている絵だと、それが更に増す気がします。勝手にセリフが浮かんだので、それもどうぞ。

「ていへんだー急げ急げーい」
(ガーーーーーーーーーーーーーーー)※話す余裕はなし。
「あらあら、忙し忙し。」
「わたくしたち、貴婦人も急ぎますのよ。」
「そうですとも、さくさく行きますわよ。」

絵に勢いがあるのに、何だかユーモラス。本当に素敵な絵だなあとずっと見ていました。

ひっくり返ったウサギちゃん。
『ニューヨーク近代美術館図』モダンなのに、かわいい。
棟方志功さんは、仏様もたくさん書いていらっしゃいます。

3.おわりに

展示を見た後のお楽しみは、ミュージアムグッズを買うことです。今回も1万5千円くらいする複製画の周りを何度もうろうろしました・・・。飾るスペースがないので、絵ハガキのみを買いましたが、とても満足でした。

関連書籍もたくさんありましたが、棟方志功さんのお孫さんで研究者の石井頼子さんが書いた、「棟方志功の眼」を買って、帰りの電車で読みました。この時間もすごく楽しかったです。

絵でこんなにも人の心を明るくしてくれる、画家さんって本当にすごいなあと思います。そしてそれには棟方志功さんの才能とともに、ものすごい努力があったことを知って、私も前向きに生きよう、となんだか励まされました。

東京駅周辺の景色も好きなので、また行きたいなーと思っています。