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2021年7月の記事一覧
失われてゆく、我々の内なる細菌 本要約
◆衛生仮説は間違い、現代病の本当の原因 ◎医療や公衆衛生は飛躍的に進歩したが代わりに肥満や糖尿病、アレルギーと言った慢性的な現代病が社会問題化 ◎カロリー過多だけでは肥満の原因を説明できない ◎大気汚染は喘息の原因にはなるが、食物アレルギーの原因にはならない ◎衛生仮説は間違い ◎体内の微生物群マイクロバイオームの喪失こそが現代病の原因 ◆キスができるのは細菌のお陰 ◎人の常在菌は1万種類、脳に匹敵する重量の微生物が体内に住んでいる ◎マイクロバイオームは第三の免疫、外敵を排除してくれる ◎人は常在菌に居所や食べ物を与え、常在菌は免疫を授ける、共生 ◆抗生物質と帝王切開 ◎抗生物質は毒性の少なさから奇跡の薬と呼ばれるが常在菌を排除する ◎帝王切開は新生児から免疫獲得の機会を奪ってしまう ◎重病患者に対する抗生物質の使用や切迫した状況における帝王切開は医療として理にかなっている、マイクロバイオームの喪失というデメリットの兼ね合い
脳のバグらせ方 本要約
◆脳に関する2つの事実 ◎行動は自分の意思で決められない ・顕在意識と潜在意識は3対97 ・思っている以上に無意識で考えていることに影響されやすい ・気づかずに行動したり意思決定している ◎脳は完ぺきではない ・記憶と言うのはかなりあいまいで簡単に改変されてしまう ・見たものや聞いたものをすべて鮮明に記憶していたら脳はパンク ・脳は要点だけを記憶して関連する情報は互いに結びついた形で潜在意識に保存されるように発達 ・脳にとって重要なのは正しいかではなく潜在意識に存在している一見筋の通っている理由 ・脳の誤帰属;記憶だけではなく感情にいたっても同じように改変されている ◆潜在意識にアプローチする方法 ◎本能を刺激する ・強い本能;生殖本能と生存本能、意識よりも優先されてしまう ・脳のバグ;本体の目的と外れ作用してしまう ◆今日から使える効果的なテクニック ◎記憶にもつれやすい言葉を使う ・自分にとって都合のよくなる言葉や事実を会話の節々に散りばめることで相手の潜在意識に徐々に種をまくことができる ・人間には意味のネットワークがある、これまで学んだことや知ったことが一つの網目のようなもので脳にネットワーク化されている ・活性化拡散;一つの概念が活性化されると関連するノードも全て活性化される ◎緊張と弛緩を利用する ・相手の感情がどれくらいプラス方向に振れたかで好印象を抱かせれる ・どれくらいプラスになったのかではなく感情の振れ幅をどれだけ大きくすることができたか ◎二人だけの秘密をつくる ・秘密を共有することは距離感を一気に縮めることができる手段