お母さんになると判明した日

今日は長男の誕生日。私がお母さんになった日でもある。

子供の中で一番付き合いが長いおかげなのか、彼の内面が乙女チックだからなのか、とにかく私の良き理解者ナンバー1は家族の中で間違いなく彼です。(夫よりもw)


誕生日の話はアメブロだったかで書いたような記憶があるのだけど、そういえば妊娠が分かったときの話はどこにも残していない。

他の子達は不妊治療や妊活をして授かったので、リアルタイムで記録が残っているのに。

というわけで、2008年6月末までさかのぼります。


私は当時、旅行会社で見習いとして働いていました。講習会や試験を受けて、社員になってゆくゆくは…というつもりで、仕事命!と言えるくらい大好きな職場で。

人にも恵まれていたし、旅行も大好きだし、勉強も全然苦じゃなかった。「出張も講習もガンガン入れてください!」と上司に伝えてました。


えぇ、もうこんな状況で妊娠だなんて、「どんだけ迷惑かけるんだ!」「社会人としてどうなんだ!」と言う声が聞こえてきそうですが…。


6月に沖縄に旅行に行って、帰ってきた1週間後にまた出張で沖縄へ。その10日後に九州へ、と動き回っていた私。

沖縄でも九州でも、周りのメンバーや偉いさんたちと大いに飲みまくりました。イイ飲みっぷりだとおっさんに言われると、嬉しくなってどんどん飲んじゃうっすわ。(←中身がおっさんだから?W)

上司「次はハワイの話あるんだけど、どーする?ちょっと考えといて。」

私「ハイ。」

考えといてと言われなくても返事は大歓迎でOKだろ、と思ってましたが、出張から戻ってからもずーーーっと二日酔いに悩まされていた私。返答期限まで様子を見ることにしました。


私、どんだけ飲んだんだ?呆

と思いつつ、自宅でビールを1本に減らしてみても、治らない。(飲まないという選択肢は無かった。ごめん。)

当時同棲中だった彼(現夫)は、「1本と言いつつ、隠れて飲んでるんやろ。飲み過ぎやねん。」と笑ってた。


くっそー!

飲み過ぎで何日もダウンするなんてこと、私にはあり得ないんですけど!!!


彼が「ケケケ、情けねーやつww」という顔で毎日心配もせずに笑ってるもんで、イライラしてたのを覚えてるな。

で、ついには私もさすがに酒を抜いてみようと決意して、それでも翌朝の調子は変わらなくて、むしろ吐き気がひどくなっているように思ったので、何となく彼には内緒で検査薬を試しました。

そしたら1分待たずともくっきりはっきりの陽性ラインで、

「ほらみたことかーーーー!二日酔いじゃねーわ!」

と勝ち誇ったような気になった私。


原因が分かったところで気持ち悪さが収まるわけでもなく、仕事が休みの日にソファーで横になっていると、

彼「また昨日も飲み過ぎたん?」と言うので、

私「違います。ツワリです。」と申してやりました。

えぇ、驚いてました。最初は信じてませんでした。


ちなみに全然関係ないけどそのソファーもさ、彼が前の結婚生活で家族で使っていたソファーだったよね。(今は家族が増えて置く場所がなくなったので、捨てたw)


「病院には行っていないけど検査薬では陽性だったから、これは二日酔いではなくツワリだ。」とビシっと伝えると、

彼が「病院行かなきゃ!」と言うので、

近所の産婦人科を調べて行ったら、「4週目か5週目くらいですね。」って言われて妊娠が確定したのでした。


正直に言うと、「妊娠やったー!!!!」という気持ちよりも「仕事どうすんのーーー!!!??」という気持ちの方が大きかったことは事実です。

もちろん嬉しい気持ちもありましたけれど。

大学に落ちて(社会人枠で受験)、んじゃ旅行会社!って思ってたら理想の会社に出会えて、バリバリキャリアウーマンとしてステップアップしていくんだコノヤロー!って心から思ってたので。

今産むってことは、旅行会社で働くという道をここでリタイアするということですか?と、消沈する気持ちになったんです。


で悩んでたら、既婚女性の上司が、

「うちは前例がないからみんな戸惑ってるけどさ、気持ちは知ってるから応援するよ。落ち着いたら戻ってきたらいいよ。」

と言ってくれて、大感激して「一生ついていきます姐さん!」でした。(と言っても現実は産後保育園に入れず、結局復帰できずに専業主婦を続けている私ですけれど。)

どー考えても迷惑な部下だったのに。見習いは私だけじゃなかったのに、バリバリ働きたいという気持ちを知ってくれて、講習会や出張を回してくれていたのに。


だけど不思議と(?)赤ちゃんを産まないという選択肢は私の中になくて、「そういえば籍とか全然考えてなかったね。」って感じだったけど(?)多分彼も同じで、すぐにお互いの両親に報告に行きました。

私の妊娠・結婚は、結局両親にとってはどんな感じだったんだろう。姉弟の中では一番最初だったもんで、あれこれ口うるさかったけど、喜ばれていたんだろうか?それからは私の思い出したくもない結婚式の話に繋がるので、もうこの辺にしておこう。


とにかく妊娠して私が25歳のころ思い描いていた人生とは、全然違う人生を歩むことになりました。

もしかしたらどうにかして子供を預けて、旅行会社に復帰するという人生もあったのかもしれない。

子供が2人だったら、すでに外に働きに出ているかもしれません。

だけど人生の分岐点で私が選んだ道は、今のこの私に繋がっていたんですね。


その大きな岐路の1つめは、やっぱりどう考えても長男だと思う。

ありがとう、息子!

私は小さい頃に夢だった「お母さんになること」を、あなたのおかげで叶えることができたよ。

今夜は一緒に寝てあげようか?w


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Melissa

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