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シンクロニシティと満月そして希望の朝

街を歩くと人に出会う。思わぬところで知り合いに出会う。出会うといいなと思ってると出会う。出会いはありがたい。ちょっと話せるだけで気が晴れる。意識はすべてのものに宿っている。空気にもきっと宿っている。だから空気が読めてしまう。空気もこちらをおもんぱかる。そして人を引き寄せる。出会い出会う。自分じゃつながりは感じないけど、すべてがきっとつながっている。さて、今日は満月。外で浮かれている若者の声がする。満月が人を呼ぶ。狼男じゃなくても呼び出される。楽しい時間が過ごせるなら、幸せだ。まっすぐな未来と、見通せない将来。どちらも自分の生きる道。でも、時間は存在しないと言われている。すべてが同時に起こっている。それを時系列に観察しているだけ。そうかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。少しずつ時が動いていると感じるのは確かだけど。自分はツイていると思う。不思議な偶然がたくさん起きる。それでも気が晴れないのは持ち前の陰気臭さ。というより心配性。持って生まれたものなのか、培われた性分なのか。子供の頃は、あまりこだわりがなかったようにも思う。小学校に上がるまでは怖れもそれほどなかったと思う。それが、ある夜、宇宙の「無限」というのが怖ろしくなって。宇宙の周りにまた別の宇宙があって、その周りにまた別の宇宙が広がっていて。どこまでも際限がないこの世界の中の自分。怖ろしかった。今は、何も感じないが。ただ時間が過ぎていくのは怖ろしいと思う。ラジオから聞こえてくる元気なパーソナリティ―の声が虚しく響く。前向きではない自分。後ろを見ても後悔もないが。体に力が入らない。それに鞭打って仕事をする。えらいもんだ。寅さんなら、見上げたもんだよ屋根屋のふんどしって言うところだろうか。少しずつでも自分を信じて。信じる者は救われるそうだから。照ノ富士も優勝したし。相撲の神様はいるらしい。野球の神様もいると桑田が言っていたな。小僧の神様もいた。自分の神様という力強い味方がみんなにいるんだろう。松岡修造だな。応援してるぞ自分。明日は今日よりもっといい日になる。新しい朝が来た、希望の朝だ。ラジオ体操の歌がピアノの音とともに頭の中を駆け巡る。じっくり眠って、そういう朝を迎えよう。

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