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#263:滅びの言葉

台風の金曜夜。

土日も雨予報で予定は立たず、ぼんやりテレビをザッピング。

金曜ロードショー

台風のニュースもその他の番組もあまり耳に入らず、金曜ロードショーのラピュタにまわす。もう観るのが何回目かは分からないけど、音楽がよく映像も自然と見入ってられる。

このすっと入ってくる映像、音楽、ストーリーはザッピングしていると対比できるので、よりよく違いが分かる。

もう既にラピュタを見つけた後の終盤から見始めたが、ストーリーに引き込まれる。

滅びの言葉

そして、滅びの言葉を2人が口にする。

それにしても、なぜわざわざ滅びの言葉を用意したのだろう。しかもその言葉をしっかりと子孫に受け継いできたのはなぜなのか。

ふとそんな問いが思い浮かんだものの、金曜夜のふやけた頭でその答えが見つかるわけではない。

子孫に言葉を受け継ぐことから、自分たちの子孫の繁栄を願っていることは間違いない。そのため滅びの言葉は一族に対するものではないはず。

あくまで器としてのラピュタに対する滅びを指示する命令でしかない。

それにしても他の文明を凌駕する圧倒的な力や技術を持ちながら、一族の中で細々と伝承されるまで衰退してしまったのか。

恐らくその衰退の原因の一部に、滅びの言葉という抑止力を用意する理由も含まれているのでは。

いずれにせよ、過去、先祖はラピュタから地上に降りた。その時点でこの装置は一旦放棄しており非常用の用途以外で利用するつもりはなかったのかもしれない。

果たして、我々の実生活において滅びの言葉を用意するシーンはあるだろうか。緊急停止ボタンに近い気もするが自爆装置まで付いているので、それより強い。電車は緊急停止しても滅ばない。

割と考えてもどうしようもないことに、つらつらと想いを巡らせる。

それにしても低気圧のせいか頭痛が酷い。

もうそろそろ余計なことを考えるのはやめて寝てしまおう。


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