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ハニートーストの話

「わー!お久しぶりです。何年ぶりでしょうか!
大体、そもそも最初にお会いしたのも、さんじゅう‥ええと‥」と2人とも言葉に詰まってしまうような場面が増えたのは重なった年月のせいだ。
あっ!と気が付いてみたらどのグループでも「年長さん」になってる。

そんな思いを巡らせてるうちに若い時分にやっておきたい、と願ってたのにもかかわらずやり残した事は結構ある事に気付く。
例を挙げるならば、

•USJに行ってみたかった
•カラオケのサンプルケースで見る「ハニートースト」なるものを食べてみたかった。あの中はどうなってるのか。空洞?アイスの塊?
•ハワイ発祥のパンケーキチェーン店に行きたい。

どれも今、この歳で実施したら世間の好奇の目にさらされるであろう事ばかりだ。おっさんがパンケーキの列に並ぶのもアレなので、子役のタレントを雇う?いや、さらに怪しいか‥(エージェントに通報されるかもね)。

実は、パンケーキよりもハニートーストよりもやってみたかった事がある。

それはバンジージャンプだ。
ある国では、それが成人への通過儀礼としてミッションになっている、と聞いた事もある。

やってみたいのだが、気になるのは1回目に落下した時の腰への負担だ。かなりガクンとショックが
あるのがTV越しにも伝わってくる。
もしあれをやってギックリ腰にでもなったら、
次の仕事に穴を開けかねない。

「今日休んでる青柳先生、腰痛めたの、原因はバンジージャンプらしいよ!」
「何考えてるんだろうね!少しは自分の年齢や立場を‥」

欠席しているコンクールや試験で顰蹙を買ってる場面まで想像してしまう。
歳を重ねるとシミと体重に加えて、責任をもつべき事柄も増えて来るものだ。

若い皆さん、一番練習時間確保出来るのは今ですが、腰痛めて許されるのも今だけです。
うまくバランスを取りながら、人生の舵取りを
進めていって下さいね。

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