青柳晋 Susumu Aoyagi, Pianist

ピアノを弾き続けています。「もう少し上手くなりたい」が生きる原動力になっています。 https://youtube.com/channel/UCQHbd-ZW-7f1Lm-iXL36d1Q

My youth, point of view

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雨乞いダンスの話

自慢じゃないが、極度の機械音痴(死語?)の私はPC、プリンタのセットアップが出来ない(本当に自慢出来ない事だね)。 機械に限らず、取説というものをそもそもカラダが受け付けないが、自分でやるしか無いので仕方なく読解せんと努める(その際、文法の間違いばかり気になって内容が全く頭に入らない。何だこの悪文は!Bのボルトを‥?図の場所に差し込み?どこ、穴なんてないじゃん!大体ボルトはスクリューなんだから回し入れる、と書くべきでしょう。メーカーの若造ども、おっさんを混乱させたくてわざと

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今日の呟き:論文について

Whenever you think or you believe or you know, you're a lot of other people: but the moment you feel, you're nobody-but-yourself. 〜E.E.Cummings (アメリカの詩人) 身も蓋の無い言い方ですが、「感じる」を立証出来ないのが音楽論文の最大の難関、問題点だとこの時期、毎年思います。

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ばふっ!

私はキノコ全般が苦手だ。 そう言うと、人は 「椎茸も?松茸は?エノキは?ポルチーニとかも?しめじは?あとほらフクロダケとか」 などとキノコの種類を思いつく限り羅列して確認したがるのは何故なのか。 そんな時私は大阪生まれでも無いのに 「だからァ、全般イヤやーゆうとるやんけッ!」と関西弁で啖呵を切りたくなる。 40年以上前、両親に「ススムの味覚はまだ子供だからね。大人になったらきっと好きになるよ」と言われたが、初老?に入りつつある現在、子供の時よりさらにキノコが嫌いになった事

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母親 vs 息子のディベート

子供は必ず親の、「それぞれの時代」の年齢に到達する時が来る。 母が現在の自分と同じ年齢の時に述べた言葉に思いを馳せる事がある。その頃私は大体高3くらいだった。父が仕事柄転勤•出張が多く、姉は地方の大学に通っていたので、青柳家では(特に夕食どきに)様々なテーマについてのディベート、ディスカッションが母親と息子の間で交わされた。 母も結婚後人生の半分くらいは引っ越ししていたため気軽に話せる友人も比較的少なく、 「本来なら大人同士でする他愛の無い世間話」を息子に振って来ていたのだろ

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ロッククライミングについて感じる事

母のコンディションの事でぼーっとしてたのか、大学のレッスン室の重い防音扉で思いっきり左手2の指の第一関節を挟んでしまった。みるみる爪の中が真っ黒になってきたのでレッスン中断、対応してくれる病院を探して電話かけまくった。すぐレントゲン撮ってくれる病院は見つからなかったが、 漸く駒込の病院で「治療は兎も角、レントゲンなら撮れます」と言われ、撮ってみたら第一関節から先の骨が3つに割れてた。どんどん練習したいし初出しになるはずのハンマークラヴィーアもだんだんコロナ禍でズレ込み、その次

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止まらない列車

この世に生を受けてから起こった、歴史的な事件で忘れようにも忘れられないものは4つほどある。1つ目はベルリンの壁崩壊。あれはベルリン芸大に入学して1ヶ月目の事だった。誰がどこ出身であるか、などによって起こる雇用をはじめとする様々な差別、社会問題が山積していたが、驚異的なスピードで世界は変遷を遂げ、それを外国人留学生という立場で体感する事が出来たのは人生の財産だと思っている。 2つ目は帰国してから起こった9.11。あの時はニュースで「現在は報道されなくなった、かの映像」を見なが

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Susumu’s Cinematique

眠れない時は動画配信サイトで隠れた(勿論有名作品でも可)名画を発掘。玉石混交の「玉」を見つけたらご紹介します。

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秋のソナタ

生徒がショパンのプレリュードを弾いているのを聴いて思い出した一本。「冬のソナタ」なら誰でも知っているが、秋のソナタはもっと重く胸にのしかかる名匠ベルイマン監督による文芸作品だ。イングリッド•バーグマン扮する世界的なピアニストがツアーの合間に、結婚してスウェーデンの地方都市で静かに暮らす娘に逢いにいく場面から始まる。はじめは嬉々と久闊を叙す二人だったが、次第に娘の中で燻っていた、「母のキャリアのせいで受けたネグレクトに対する積年の怒り」が爆発する。娘役のリヴ•ウルマンが徐々に本

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ソフィーの選択

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北の果ての小さな村で

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大学生活

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pay forward

「演劇部に入りませんかぁ?」 大学への初出勤時、正門で学生さんに呼びかけられて新入生(!)に間違えられたり、教員室が分からなくてキャンパスじゅうウロウロした事が懐かしい。30歳そこそこで就職した事もあり、小柄で元々童顔の私は、先生方より学生さんと喋ってる時の方が気軽で溶け込みやすく、教授会に座っていると自分が場違いに感じられて落ち着かなかったものだ。 右も左も分からなく、しかも母校では無い大学に 入り立てでオドオドキョロキョロしていた私に 教員生活のイロハを教えて下さったのは

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特殊能力

世の中には、話を聞いてると例外なく眠たくなる人が存在する。「この方の睡眠ユーハツ能力はどこから授かったものなんだろう‥」原因を探るべく、その方が話し始めると同時に詳細な分析を開始するのだが、ハッと気付く3分くらいタイムスリップしている。なんと相槌を打ちながらうたた寝をしていたのだ。でも相手の方が珍妙な表情を浮かべたり、「眠いんですか?」と聞いて来たりしないところを見ると、どうやら私は相槌を打ちながら目を開けて寝ていたらしい。これはもはや、私ではなく、相手の天分だと思う。そうだ

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青柳ファミリー

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ラヴェルの話

今から20年前の話。夜、実家の母からの電話に出る。夜遅い時は、大抵機嫌が悪い。 「昨日の〇〇ホールでの演奏、自分でどう思ったの?」 認めたくないが、私が学生を叱る時に声が 1オクターヴほど低くなるのは、母譲りなんだと実感する。「ちっとも‥‥良くなかったね。」 このようなミニバトル(私も言い返すので)は日常茶飯事だった。 母から投げつけられた冷ややかな暴言(?)の数々。 •「横山幸雄さんは、上手ねぇ(ジョイントコンサートの後、深いため息とともに)‥。」 •「スカルボ弾く時、あ

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悔恨と懐かしさと

「ご遺体に、お花を添えていって下さい。茎が同じ方向に向かうように注意して下さいね。花が無くなったらすぐに補充しますので、どんどんお顔の周りから詰めていって下さい。」葬儀社の若い女性スタッフがまるで立板に水を流すかのような流暢さでアナウンスする。社には進行マニュアルがあって、彼女が「現場」に立てるまで何回も恐らくリハーサルした事だろう、と思わせる流麗さだった。 父の死に顔は若い頃に何度か足を運んだ「マダム•タッソー蝋人形の館」に陳列されているベーブ•ルース並みにリアル感が失せ

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