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鮨カレンダー ~鮨みずかみの1年~ 弥生(3月)

本連載は、鮨歴10年超の鮨ブロガーが、1年を通して毎月同じお店に通い、鮨の魅力をお伝えする企画です。鮨種(=すしネタ)の変遷から、旬を味わう喜びをお届けします。

1年を通して読んで頂ければ、鮨と魚に詳しくなり、鮨を食べるのが格段に面白くなるはずです。そして、誰かと一緒に鮨を食べに行くときも、鮨のトリビアを説明できる立場になれます。

如月(2月)の記事

本記事は連載第3号です。

お伺いするお店は、半蔵門の「鮨みずかみ」さん。親方の水上行宣(みちのぶ)さんは、名店「すきやばし次郎」で16年間も修業された方です(他のお店での修行を加えると、修行歴はトータル23年)。

今回は、如月(3月)に伺った際の内容をお届けします。
3月は一般的に「食材の端境期(はざかいき)」とされ、日本料理と鮨においては「食材が最も弱くなる時期」と言われます。僕も昔から3月にお伺いするお店はジャンルを絞り、日本料理と鮨については信頼できるお店を中心に訪問するようにしています。
果たして3月の「鮨みずかみ」さんはいかに?…3月にお伺いするのは初めてだったのですが、結論としては、バッチリ応えて頂きました。むしろ季節の変遷を感じるためには3月にお伺いして良かったと心から実感した次第です。

それでは、お楽しみください!

弥生(3月)の「鮨みずかみ」さんの魅力

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