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鮨カレンダー ~鮨みずかみの1年~ 卯月(4月)

本連載は、鮨歴10年超の鮨ブロガーが1年を通して毎月同じお店に通い、鮨の魅力をお伝えする企画です。鮨種(=すしネタ)の変遷から、旬を味わう喜びをお届けします。

1年を通して読んで頂ければ、鮨と魚に詳しくなり、鮨を食べるのが格段に面白くなるはずです。そして、誰かと一緒に鮨を食べに行くときも、鮨のトリビアを説明できる立場になれます。

弥生(3月)の記事

本記事は連載第4号です。

お伺いするお店は、半蔵門の「鮨みずかみ」さん。親方の水上行宣(みちのぶ)さんは、名店「すきやばし次郎」で16年間も修業された方です(他のお店での修行を加えると、修行歴はトータル23年)。

今回は、卯月(4月)に伺った際の内容をお届けします。

4月については、3月の訪問から1ヶ月と1週間が経過する某日に訪問しました。そして、今回は自分としてもビックリするほど季節の違いを実感しました。「ここまでタネが変わるのか!」とテンションが上がったほどです。2月から3月よりも、3月から4月の方が変化が大きいことを確信しました。新たなタネが登場するとともに、同じタネであっても味が大きく変わるので、非常にエキサイティングでした。

そのような意味で、「春は何月に訪問するのが良い?」と聞かれた場合、自信満々で「4月!」と答えます。さらに細かく指定すると、4月第2週から第3
週ころが特にオススメです。貝類のピークも考えると、このあたりが最も面白いように感じます。

それでは、お楽しみください!

卯月(4月)の「鮨みずかみ」さんの魅力

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