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言いたくて仕方がない

牛乳のことをミルクと言うようになったのは、小学生の時に誰かが牛乳のことをミルクと言っているのを聞いて、なんだかカッコイイなぁと思ったから。

お弁当の映画を見にいった帰りのバスの中で、もうその気になってamazonで、お弁当箱を選んだりしていて自分でも影響を受けやすいよなぁと思う。お弁当箱だけじゃなくて、苦手な卵焼き用のフライパンのことも、とても気になってるし。

ミルクって言いたくて仕方がなくて、あまり好きじゃなかった牛乳をよく飲むようになった。今も牛乳じゃなくてミルクのままだけど、ミルクと言うのが恥ずかしいなと思う時もあって、そんな時は頭の中で一度、ミルクを牛乳に変換して口に出しているような感覚がある。

誰かが良いよと言っていた本をまるで自分で見つけたみたいに誰かに勧めてみたり、誰かの履いていたスニーカーを見て、いいなぁと思って買ったのに、たまたま同じやつを買いました感で振る舞ってみたり。
誰かに影響を受けてマネをすることは自分が無いみたいで、カッコ悪いことだと思っていたこともあったけど。
誰かの言葉なのに自分の言葉みたいに使ってみたり。

今は家の冷蔵庫には必ずミルクが入っているし、冬はコーヒーじゃなくてホットミルクを飲んだりするくらい、好きだったりするから。
卵焼きも自分でいろいろと作って、たくさん食べてみたら、誰かに言いたくて仕方がないくらい卵焼きのことが好きになるかも知れないなぁ。
んっ・・・そんなことをバスの中でぼんやり想っていたら、まだまだ先だと思っていた停留所が次であることに気がついて慌てて次で降りますボタンを押して、バタバタと大騒ぎしながら降りました。

明日は、ごろごろしながらお弁当箱を選んで過ごそうと思います。

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映画の中で使われていた木のお弁当箱が高くてびっくり。あの、お弁当箱に入った卵焼きおいしそうだったなぁ。

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