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【伊豆ぽたでサイクリング「2月の南伊豆へ春を探しに!みなみの桜と菜の花畑」】 SURUGA Cycle Journal Vol. 97

伊豆急行さんとの共同企画「伊豆ぽたでサイクリング」。レンタサイクル「伊豆ぽた」に乗って、伊豆急沿線の素敵なスポットを巡り、ご紹介していきます。

第12回目は、春目前の南伊豆でとっておきの桜と菜の花の風景を探しに出かけます。毎年2月〜3月初旬頃まで開催されている「みなみの桜と菜の花まつり」が春の風物詩である南伊豆。開花時期を迎えた河津桜や一面に広がる菜の花など、春を探すポタリングです。

今回のナビゲーターは伊豆急行の平澤さん(左)、伊豆急オモシロ駅長の齊藤さん(右)、そしてスルガ銀行のヒラタ(中央)の3人です。

伊豆急オモシロ駅長のおひとり、伊豆半島ジオパーク冒険団駅長の齊藤さんは10月の伊豆ぽた以来2回目の登場!南伊豆のジオパークや歴史なども教えていただきながら巡っていきます。

まずは「元気な百姓達の菜の花畑」にやって来ました。名前からしてなんだか陽気な感じ。

そして一面黄色の菜の花畑がまぶしい!1992年から始まった「元気な百姓祭」という耕作放棄地(農作物が1年以上作付けされていなかった田畑)に花の種をまく活動の一環で、春には菜の花、夏にはひまわりが辺り一面に咲き誇ります。

菜の花畑の中に遊歩道があるので、花に囲まれながらの散策を。

この辺りは日野という地区で、「ひんの」と読みます。その由来は伊豆半島の歴史に関係があります。

伊豆半島はかつて海底にありました。日野は海底が隆起し、干上がってできた土地にちなんで「干野(ひんの)」と呼ばれていました。

河津桜は2月から開花し始める早咲きの桜。撮影日は2月中旬で三分咲きくらいですが、濃いピンク色が綺麗です。

人力車に乗って桜の眺めに行けるようですね。

下賀茂(しもかも)温泉エリアでは、青野川両岸4.2kmに渡り、およそ800本の桜並木が続いています。「みなみの桜と菜の花まつり」は河津桜と菜の花を一緒に楽しむ、南伊豆の春の風物詩。期間中はイベントや夜桜のライトアップもあり、桜のさまざまな表情が見られます。

※「みなみの桜と菜の花まつり」2022年の開催は2022年2月1日(火)〜3月10日(木)でした。
https://www.minami-izu.jp/index.html?p=we-page-entry&spot=162849&cat=18712&pageno=3&type=spot&nav=none


さて、続いては「道の駅 下賀茂温泉湯の花」さんにやって来ました。伊豆最南端にある道の駅です。

さっそく農林水産物直売所「湯の花」さんでお買い物!みかんだけでこんなに種類が?!広い店内いっぱいに地元野菜や特産品が並びます。いろいろ見て回ってみましょう。

まずは南伊豆特産の原始米というのを見つけました。明治時代の三大品種の一つ「愛國」は「コシヒカリ」や「ササニシキ」の祖として知られ、愛國米が買えるのはここだけなのだとか。

お酒がすすみそうな魚の燻製や新鮮な野菜、イートインにはソフトクリームもあります。名物のメロンソフトは…ありゃ、残念ながら食べられませんでした。

お?「下田ブルー」という青い卵を発見しました。95%静岡県産の山の幸・海の幸をブレンドしたこだわりの発酵飼料を使っているんですって。

さて、そろそろランチの時間です。

「ダイニングいけだ」さんは伝統的なイタリア料理が食べられる、かわいらしいイタリアンレストラン。ランチは本日の日替わりランチ・本日のパスタランチがイチオシメニューです。

スープは菜の花のポタージュ、日替わりランチのメインは豚ヒレカツとエビクリームコロッケ。クリームにぷりぷりのエビが入っています。

デザートが6種類から選べるのも魅力的で、伊豆急行さんのマスコット「いずきゅん」もにっこり。席に限りがあるので、お越しの際は予約していただくのがおすすめです。


さて、次のスポットは「ホテル河内屋」さんです。

伊豆下賀茂温泉のお宿ですが、特別なポイントがあります。

それがこちら、「湯雨竹(ゆめたけ)」という温泉冷却装置です。中を覗いてみると…

中に竹が吊り下げてあり、ここに温泉を伝わせて85℃の源泉を冷まします。通常、温泉は水を混ぜて冷ますことが多いのですが、河内屋さんはこの湯雨竹のおかげで100%源泉を実現しています。

河内屋さんの裏には青野川が流れています。川沿いには河津桜、青空に映えます。

気持ちいい眺めですね。次のスポットは南伊豆で最も南にある海水浴場、「弓ヶ浜」です。

弓ヶ浜は1kmに及んで砂浜が続き、「日本の渚・100選」に登録されている美しい海岸です。その名の通り弓なりに湾曲した海岸線で、左右を岬に守られ外洋の波の侵入を抑えてくれるため、基本的に波が穏やかなのが特徴です。

面白い耳寄り情報を教えてもらいました。実は弓ヶ浜はウミガメが産卵にくる貴重な浜。北太平洋に生息するアカウミガメの95%は日本で産卵をしていると言われているんです。
レジャーから生命の営みまで、さまざまな魅力が秘められているんですね。美しい海に心癒されました。

そして、「弓ヶ浜」から歩いて5分ほどのところにあるのが「若宮神社」です。

ここで再び齊藤さんの講義タイム!若宮神社の歴史についてです。

若宮神社に祀られているのは「物忌奈命(ものいみなのみこと)」といい、下田にある白浜神社の三嶋神と、その后神(きさきしん)である神津島(こうづしま)の阿波神の御子です。周辺の神社とのつながりが見えてきます。

境内に樹齢800年の楠木があり、静かな雰囲気です。

弓ヶ浜から海岸に沿って東に進むと「逢ヶ浜(おうのはま)」があります。

1番左の尖った形の岩に穴があいているのが「エビ穴」、中央が「姑岩」、そして右は潮が満ちてくると群れをなした雀のような音を立てることから「雀岩」と呼ばれています。

こちらも伊豆半島ジオパークのひとつ。干潮時には奥の岩場まで徒歩で行けて、海底を流れた土石流などの地層を貫いたマグマの中にできた放射状の割れ目を見ることができます。

弓ヶ浜とはまた違った景色ですね。
白い砂浜の弓ヶ浜に対して、逢ヶ浜は岩場が多いので海の色も濃く見えます。


さて、続いては「月間神社(つきまじんじゃ)」です。

木々が生い茂る中にある神社です。

御祭神は三島大明神。先程立ち寄った「若宮神社」の御祭神の物忌奈命(ものいみなのみこと)はその御子で、繋がりがあります。本殿はさらに奥にあります。

鳥居の先から朝日が差す光景が綺麗なんだとか。

さて、いよいよ最後のスポットになりました。メロンの洋菓子で有名な「扇屋製菓」さんにやって来ました。

看板商品「メロン最中」は1955年(昭和30年)創業当時から続く南伊豆の銘菓。メロン模様の最中に白餡ベースのメロン餡をはさんでいます。

ゴールインを祝して、店内のスウィーツカフェでケーキをいただきます!「メロンロールケーキ」や「メロンタルト」など、メロン好きにはたまらないスイーツ満載です。パステルカラーの黄緑色が綺麗ですね。

今回の伊豆ぽたは、春の南伊豆をお届けしました。一年に一度だけ楽しめる満開の菜の花に河津桜を眺めるポタリングで、伊豆最南端の地に秘められた神秘的な景色、自然が作り出したジオパークなど、ふとした風景にも心を動かされました。

ありがとうございました!次回の伊豆ぽたもお楽しみに〜!

【Information1】
▼伊豆ぽた
https://www.izukyu.co.jp/izu-pota/

▼伊豆急オモシロ駅長
https://izukyu-omoshiro.jp

▼伊豆半島ジオパーク
https://izugeopark.org

▼元気な百姓達の菜の花畑
https://www.town.minamiizu.shizuoka.jp/docs/2013031300726/

▼みなみの桜と菜の花まつり
https://www.minami-izu.jp

▼道の駅 下賀茂温泉湯の花
https://www.minami-izu.jp/index.html?p=we-page-entry&spot=4932&cat=18711&pageno=3&type=spot

▼ホテル河内屋
https://www.kawatiya.net

▼弓ヶ浜
https://yumigahama.info

▼逢ヶ浜
https://yumigahama.info

▼扇屋製菓
http://rtv-navi.com/ogiya/shopiframe/index.html

【Information2】
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https://www.surugabank.co.jp/reserved/landing/road_bike/index.html?ad=izu_pota

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