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部分痩せを可能にする!?有効なサプリメントとその原理を紹介!

こんにちは、パーソナルトレーナーユウ(Twitter:@supps-jiten)です。

簡単に自己紹介しますと、大学で栄養学や運動生理学を専攻し、現在はパーソナルトレーナーとして働いています。

運動(特に筋トレ)が好きで、筋トレ歴は6年になります。自身が理系の大学院卒であることからもわかるように根っからの理論派です。筋トレやダイエットにまつわる様々な説、理論を検証するのが好きで、様々な文献を読んでは、それを私が運営する「iHerb辞典」というサイトで発信しています。


以前私が書いたノートで部分痩せは基本的に不可能であることを述べました。

理由は「脂肪はまず遊離脂肪酸に分解されて血流に乗りますが、運動が少なかった部位に再度付着してしまい、それは体のどの部分であろうが同じだから」と考えています。

つまり、脂肪が分解された遊離脂肪酸は体中どこにでも再付着する可能性があるのです。そのためある1部位に絞って痩せると言ったことは基本的に不可能です。

しかしながら、同時に部分痩せは実はありえるかもしれないということも併せて述べました。

それは今述べたように遊離脂肪酸の再付着は運動が少ない部位に起こりますから逆にその部位を思いっきり動かして行って遊離脂肪酸の再付着を拒んでやればいいという話です。

この辺の詳しい話は以前書いたこちらのノートをご覧ください。


しかし、私はやはり部分痩せはかなり難易度の高いことだと思っています。なので基本的にクライアントさんには部分痩せは不可能といった説明をしています。

私のように細かな理屈までわかっていて部分痩せはあり得ますよという指導をするのなら良いのですが、基本的に脚やせとか腕痩せを謳っているジムはインチキだと思っている方がいいです。


今回の記事では「なぜある特定の部位に脂肪がついてしまうのか」また「脂肪が落ちにくい部位があるのか」について具体的なメカニズムを考察し部分痩せを可能にするかもしれない素晴らしいサプリメントを紹介します。


脂肪が付きやすい部位は男女によって異なる

部分痩せをしたいと思う部位すなわち脂肪がつきやすい部位は男女によって異なります。男性の場合はお腹、下背部、脇腹があげられます。女性の場合は太もも、二の腕周り、ハムストリングス(太ももの裏)が挙げられます。

しかし、なぜこのような部位に脂肪がつきやすいのでしょうかそれには明確な理由があります。

それはα受容体が多いからです。

アドレナリン受容体には脂肪分解を抑制するα受容体と脂肪分解を促進するβ受容体があります。つまり、α受容体の多い部分には脂肪が多く残ってしまうということなんです。

なぜα受容体が多くの部位は脂肪を落とすことが難しいのでしょうか。

α受容体が豊富な部位は血液の供給が悪いことが分かっており、運動してもこれらの脂肪酸を動員してエネルギー産生させることが難しいのです。

また、α受容体は体内で脂肪を放出する際に重要な酵素であるHSLのシグナル伝達を介して脂肪の現象を抑制すると言われています。そのため理論的にはこのα受容体のスイッチを切ることができれば血流が増加し頑固な部分の脂肪分解のスイッチを入れることが入れることができるかもしれません。


実際に先ほど述べたような男性の場合のお腹、下背部、脇腹に、女性の場合の太もも、二の腕周り、ハムストリングスにはα受容体が多いことが分かっています。

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男女によって異なる脂肪が落ちにくい箇所の例(赤い部位)

画像:A New Supplement Stack for Fat Loss|T nation より

それではこの辺を痩せさせるにはどうしたらいいか?

α受容体の働きを抑制されば良いわけです。

こうすることでこれらの部位の脂肪をを狙い撃ちすることができます。

と言ってもこの辺の脂肪が普段よりも燃えやすくなるだけでこれ以外の脂肪も燃えていることには変わりませんから、部分痩せと言っていいか疑問は残るところです…


α受容体を抑制するサプリメントを紹介

さてここまで脂肪が落ちにくい頑固な部位にはα受容体が多く、α受容体の働きを抑制することで脂肪燃焼が促進されるかもしれないと言ったことを述べました。

ここでは具体的にα受容体の働きを抑制するようなサプリメントを紹介したいと思います。それはズバリ「ヨヒンビ」です。(「ヨヒンビン」とも言われる)

ヨヒンビはα受容体の量を減らし、さらに脂肪分解酵素と結びつくβ受容体の量を増やすと言われています。

しかしヨヒンビは刺激物であり飲んだ際に動悸や吐き気を伴う方が多いので使う際には注意が必要です。一般的に推奨される量は体重1kgあたり0.2mg。体重60㎏の方で12㎎の計算です。

しかし、刺激物であるヨヒンビの耐性を確認するためにまずは最小の含有量から試していくと良いでしょう。こちらはサプリメントは一条に2.5mgのヨヒンベが配合されていますつまり体重60kgの方で彼はこのサプリを1日5錠飲むことになりますが、まずは一回一錠2.5㎎から始めて様子を見ながら増やしていくことをお勧めします。


このヨヒンビですが、先日某メンタリストの動画でも取り上げられていました。しかしながら、その動画でも劇薬注意として紹介されておりこれを飲んだことによってどんな症状が出ても僕は責任を取りませんと強調していました。それくらい注意が必要なサプリメントなので試す際は必ず最低容量から様子を見ながら試してください。


話を戻しますが通常α受容体の多い部位はダイエットを進めていっても最後の最後に痩せ始めます。ボディビルダーがお尻とお腹は一番最後に痩せると言っているのはお尻とお腹にα受容体が多いからに他なりませんか。

しかしながらダイエットの初期や中期からお尻やお腹にフォーカスして痛みを改善したいならこういったα受容体を抑制するサプリメントを使ってみるのも良い方法ではないでしょうか。


それでは今回もここまで読んでいただきありがとうございました。ぜひ、参考になりましたら、コメントやスキ、SNS等でのシェアをよろしくお願いします。励みになります。

参考:A New Supplement Stack for Fat Loss|T nation

Twitter:https://twitter.com/supps_jiten

運営サイト:https://iherb-encyclopedia.com/

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