【MLB】ワールドシリーズ同一会場開催は4回目?

1.MLBの、歴史が気になってしょうがない

MLBについて、最近、勉強している。今の選手の動向も気になるけど、何故か歴史がきになってしまう。

「マーリンズがポストシーズン?もしかして、ポストシーズンでまけたことない?」「シカゴ対決のワールドシリーズって実現したら何年ぶり?」

そういうことばかり、気になる近頃。今年は、同一会場でのワールドシリーズが決定する。

2.同一会場での日本シリーズのケース

日本では1981年の日本シリーズの日本ハムvs巨人が、後楽園球場(両チームの本拠地)で開催されている。

同じ本拠地に複数チームが本拠地をしていたケースが結構ある。仮に、日本ハムがもう少し強ければ、後楽園決戦、東京ドーム決戦も起こりえたのかもしれない。

日本シリーズの開催球場の話は、結構奥が深く、神宮、後楽園、甲子園で開催した1962年の日本シリーズのように3会場で行った例など奥が深く、またどこかで勉強してみたいものだ。

3．甲子園球場のもとになった「ポロ・グラウンズ」での2回

さて本題だ。今年は、「グローブライフ・フィールド」でワールドシリーズが開催される。コロナの影響により、実質中立地の開催をする必要があり、テキサスレンジャーズの本拠地での開催が決まった。

同一スタジアムでのワールドシリーズが何回あったのか。結論は合計3回…

まずは、1921年、1922年のニューヨーク・ジャイアンツvsニューヨーク・ヤンキースの2回。そして、1944年のセントルイス・カージナルスとセントルイス・ブラウンズの対決である。

1920年代初頭、ヤンキースとジャイアンツは、同じ「ポロ・グラウンズ」を使用していたため、実現したわけである。「ポロ・グラウンズ」はジャイアンツが建てたスタジアム（甲子園球場のモデルにもなったとも）

実は翌、1923年にもニューヨーク・ジャイアンツvsニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズが実現しているが、既に、ニューヨーク・ヤンキースが「ヤンキースタジアム」に移転していた。

この話は、「ベーブルース率いるヤンキースが人気となり、ジァイアンツ側が嫉妬した」ということを耳にするが、ジョン・マグローがアメリカンリーグと喧嘩して、ジャイアンツの監督になった話や、そのジャイアンツがワールドシリーズ対戦を「マイナーリーグとは対戦したくない」ということで拒否したこと。

と、複雑な問題が絡み合っていたと思われる。

4．戦争の渦中で行われたシンシナティ対決

次に、同一会場でのワールドシリーズとなったのは1944年のセントルイス・カージナルスvsセントルイス・ブラウンズだ。

当時は、セントルイスには2チームが存在しており、セントルイス・カージナルスは今も現存するセントルイス・カージナルス。一方のセントルイス・ブラウンズは、ボルチモア・オリオールズとして現在に受け継がれている。

セントルイス・ブラウンズは (1902年 - 1953年）の間、優勝はこの一度キリであり、基本的には弱かったようだ。1944年は、多くの選手が徴兵されるさなか、徴兵にすら適さない選手たちが残ったため、優勝したと言われている。実際、当時のメンバーの主力は、戦後まったく結果を残せなかった選手が多かったなどと言われている。それでも、優勝したのだから、後から「マグレ」と言われるのはかわいそうな気もする。

セントルイス・ブラウンズはその後も苦労を重ねた。調べれば調べるほど、ネタが出てくる。日本では、トリビアの泉で取り上げられた、「敗北症候群にかかった選手を、催眠術で救い出す」ということが有名だろう。

そんな、セントルイス・ブラウンズ最初で最後のワールドシリーズは、当時から人気のあった、セントルイス・カージナルスが制覇した。

5．終わりに

ということで、4回目の同一会場でのワールドシリーズがやってくる。しかし、無観客なのは、寂しい話だ。このブログを書いている、9月21日の段階では、114年ぶりのシカゴ対決の可能性など、結構面白そうな組み合わせもあるが、とにかく無観客ではつまらない。

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最近気になっていることの知識を整理しつつ、纏めました。今後同じようなことを書くかは不透明である。やはり、情報の正確性などは完全には担保されないため、暖かく指摘、補足していただけると幸いです。

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