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イベントレポート:11/22絵本「えんとつ町のプペル」朗読ショー

11月22日(日)にとしま区民センターで開催された絵本「えんとつ町のプペル」朗読ショー。SUPLIFEの久しぶりのリアルイベントを開催しました。

6月に開催する予定だったイベントはコロナで自粛になり会場が閉鎖され中止。もうリアルイベントはしばらく出来ないだろう。

それでもメンバー一同「何か」を探し、諦めず、前に進んできました。

SUPLIFEは、エンターテイメントで人を繋いでいきたいという思いでスタートした団体。エンタメをすることが厳しくなった今、11月の開催もとても悩みました。でも、500人入る会場を200人まで減らしてイベントを開催しようと決め、日々みんなで走ってきました。

ボランティアさん達も集まってくれて、日にちも近くなり、リハーサルも重ねてワクワクしてきた頃にまたコロナの感染者はどんどん増えてく一方。

悩みに悩んで開催した今回のイベントでした。会場に来てくれたお友達の顔をみたら泣けて泣けて仕方がなかった。

「きっとまたエンタメが出来なくなる。しばらくまたみんなと会えなくなる。楽しい思い出の1つになるよう私も今は笑顔でいよう。泣くのは終わってからだ」

入場の時の演奏はいつもお世話になっている、音楽楽団commod。久しぶりに会えた喜びを分かち合い、みんなが子どもたちの為に曲を選んできてくれたことがとても嬉しかった。

都民ファーストの豊島区議 インクルーシブ公園でお世話になった細川まさひろさんからご挨拶をいただき、お友達が作ってくれたSUPLIFEの動画を流し朗読ショーが始まる。

ショーのこのピリっとした緊張感が懐かしくて心地良い。

ナレーターのフミちゃん、プペル役のりょうさん、ルビッチ役で作曲、ピアノ、パーカスを担当してくれたはるちゃん。急遽役をやってもらった総合司会のSUPLIFEメンバーしょうこちゃん。

このメンバーでのリハーサルは当日だけだったのに、なぜか息がぴったりだった!初対面なのに、なぜか絆さえみえる!息がぴったりの4人と絵本の美しい絵と共に朗読は進みます。

子ども達が夢中で絵本の世界に入っていくのを感じました。

ろう児のお友達もたくさん来てくれました。手話通訳を引き受けてくれたタッキーが声をかけてくれたおかげです。手話通訳は、タッキーとタクさんがやってくれました。

今回、手話を知らない子ども達に少しでも手話と触れ合う機会が欲しいとお願いしたところ快く引き受け考えてくださり、trick or treatの手話と、ありがとうの手話を冒頭でレクチャーしてくれて、朗読ショーの中に取り入れてみんなで手話で表現することが出来ました。

タッキーとタクさんのコンビは最高で、手話の分からない私なのになんだかワクワクするし伝わるし!手話をみていて「楽しい!もっと知りたいし話したい!」手話の世界に引き込まれている自分に気づきました。

ふと会場の子どもたちを見ると、映像をみる目が輝く透き通っている。


キレイだな。


純粋な目に映るその先の未来は、どこの子も明るく照らされているといいな。

朗読ショーが終わり、2階から光る風船が降ってきました。これは、朝早くから来てくれたボランティアさんたちが風船を膨らまし、子ども達にバレないようこっそり隠して2階に置いてくれ、本番で見事なタイミングで子どもたちへ風船を降らせてくれました。

SUPLIFEのイベントは、ボランティアさんに支えてもらっています。今回もたくさんの方に支えていただきました。スタッフの子どもたちをみててくれた皆様。遠くから駆けつけてくれた方、ボランティアの合間に写真撮ってくれたり、絵本とチケットの配布や、椅子を率先して並べてくれたり、時には会場を仕切ってくれたり…みんな笑顔で楽しそうにお手伝いをしてくれている姿をみるたび胸がいっぱいになって、ありがとうなんて言葉じゃ足りないくらいの思いでいます。

最後にわたしが歌を歌いました。タクさんが手話通訳してくれたのですが、動画をみたら動きが時々リンクしていて、なんだか嬉しくなりました。

わたしのダウン症がある娘、かのんも「ママー」と叫び、トコトコ前に出てきて一緒にエアーで歌いはじめました。かのんが歌っている私をポンポンと叩き、前に教えてもらったプペルの手話を一生懸命やっていたので曲中一緒にやりました。

最後に、絵本を寄付して下さった株式会社NISHINOのみき君からの動画と、映画のチケットを寄付して下さった若林さんからご挨拶頂きました。若林さんと最後にお話しさせて頂きましたが、娘さんと歌う姿に涙がでましたと言って下さって。ご寄付はもちろん、そんなふうに温かく見守って下さる方と出会えていることに感謝しかありません。

SUPLIFEのイベントは、足を運んでくださり、支えて下さる全ての人がとても温かい。


かのん。


かのんが生まれたときママは、かのんと2人きりで毎日泣き暮らしていると思っていたんだよ。

友達も出来なくて、きっと社会からはじかれて、めちゃくちゃ気張らないと生きていけないんじゃないかと思っていたんだよ。夢も希望もないモノクロの世界。

だけど。

こんなに多くの人と出会い、見守っていただき、泣くどころか笑っていることの方が多いね。わたしが知ったつもりでいたことは、全部知らないことだった。本当の優しさや、どん底からみた光、幸せを感じる力。

今私はかのんに導かれながら人生をやり直しているんだろう。

そして。

人の力ってすごい。人の笑顔もすごい。人と会えることってすごい。このコロナ禍で1番学んだことです。

次はいつみんなと会えるだろう。

今回のイベント、反省点もたくさんある。それも踏まえてまたみんなと会いたい。その日が来るまでメンバーみんなでまた前を向いて少しずつ進んでいこうと思います。

この胸のうちをどう伝えたらいいか分からない。だからいつもバカの一つ覚えみたいにこの言葉しか出てこない。だけどやっぱりこの言葉を皆様へ、そしてSUPLIFEメンバーへ送りたい。

ありがとう。

SUPLIFE 美保 2020.11.22

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