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複利の力で生きていく

ついに日本でも不要不急の外出を自粛するように要請が出ました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。家に食料がないので実家に車で帰りましたが、結構な数の人達が外を出歩いておりました。自粛という言葉でどれくらいの影響を与えられるものなんでしょうか。少なくとも都知事の言葉の方が影響力はあったようです。いや、それよりも雪と寒さの方が影響が強いのか。。


私は映画館とシステマのクラスが休みになってしまったので、自粛せざるを得ず、久方ぶりに家の中で映画や本を楽しんでいます。テレビで映画を観てるとついつい携帯に触ったり、洗濯物をたたんだりと気が散りがちですが、iPadくらいの大きさで観ると集中せざるを得ないのでこれくらいの大きさが良いのかなと思っています。早く大きなスクリーンでまた見られることを祈っています。

そういえば、インスタでプッシュアップを10回してる動画が回ってきて、指名された人も動画を上げるという呪いみたいものだったのですが、せっかくなので面白いやつをと思って動画を上げて10人に回したところ、一人しかやってくれませんでした(笑)

みんなが1種類ずつ面白いのあげたら結構なバリエーションになると思うので、回ってきたら是非やってみてください。

動画はあんまりおもしろくなかったみたいなので、ネットフリックスで観られる映画のおすすめでも挙げておきますか。

1、 ゴッドファーザーパート2
2、 ゴッドファーザー
3、 ゴッドファーザーパート3
といいたいところでしたが、ネットフリックスにはパート2,3はないようです。
残念。「ヒート」もいつの間にかなくなっていましたね。諸行無常。

ネットフリックスのオリジナル作品だと、観たばかりの「Okja」。パラサイトで最近流行りのポン・ジュノ監督による作品です。いろいろなことを考えさせられる一品でした。

他には「ROMA」。今年のアカデミー賞にもノミネートされた「アイリッシュマン」、「マリッジストーリー」あたりですかね。「アイリッシュマン」は3時間くらいあるのでこういう時にちょうど良いのかもしれません。
スカーレット・ヨハンソンは結局主演、助演ともオスカー取れませんでしたね。そこは今年残念でした。「ブラックウィドウ」をおとなしく待ちます。

ざっとネットフリックスの中見た感じだと、「ミッドナイトラン」「ミッドナイト・イン・パリ」「ナイスガイズ」「レイ」「猟奇的な彼女」「her」「キャロル」とかですかね。

カップルで観るなら「ゴーンガール」「シャイニング」「オールドボーイ」「アリー」あたりですかね。

僕はビヨンセの「HOME COMING」がとても観たいのですが、他にも観たいものが多すぎて困っています。
「こんな映画観たいんだけど」という質問は随時受け付けます。
私のできる範囲で答えさせていただければと思います。

今回の本題は“投資”です。
と、いっても本の紹介です。
藤野英人著の「投資家みたいに生きろ」

みたいになので、実際の投資術を教えるという本ではありません。
「投資」=エネルギーを投入して未来からお返しをいただく行為
という定義のもと、人生においてお金だけでない投資について考えさせられる一冊になっています。

投資の世界には「インタンジブルアセット」という言葉があり、目に見えない資産のことを言います。これは法人だけでなく、個人においても存在し、この見えない資産をいかに増やしていくかというのが本題でした。

「目に見えない資産を意識して増やしていく」

自分が何にエネルギーを投入するのか。リターンの生まれる投資とリターンの生まれない浪費。ついつい楽に流れて浪費をしてしまいがちですが、自分がしている行動が投資なのか、浪費なのかを自問自答し、どちらの意思決定をするかが何年か後の人生に返ってくるものを決める。

自分にとってのシステマ、映画、本、MG、noteはまさに投資です。
日々の少しの時間を使い、「小さな差」を作る。未来への投資を行う。
1時期、私の携帯の待ち受けには1.01の365乗と0.99の365乗が上下に並んでいました。
計算してみると37.8と0.03になります。「小さな差」の積み重ねが1年でこれくらいの差を生むわけです。

システマは螺旋階段とよく言われ、何度も同じ練習内容(ワーク)に少しだけ高さの違ったところに戻っていきます。
数年前にセミナーで提示された内容が何年後かにふとわかる。できるようになる。出来ていると思っていたことが、全然違う解釈だったことがわかる。振出しに戻る。


そんなことの連続です。そのうえ人によっても解釈が違い、インストラクターによって伝え方が違う。上達しているのかもわかりにくく、ふと1年前を振り返ってみると、まああの時よりはましになったかもな。といったところです。

なかなか自分では成長が感じられませんが、以前成長を感じる良いエピソードを聞いたのでシェアします。その方はシステマをやる前には、娘さんに軽く触るだけで、「触らないで!」と拒否されていたのですが、システマをやり始め、練習をしていくうちに娘さんに触っても拒否されず、それどころか「なあにパパ?」と笑顔で言われるようになったとのことでした。

なにかと、芸人さんが殴られて呼吸しているイメージの強いシステマですが、広い意味では殴り合いもコミュニケーションの一つであり、そういった部分を含めた広い意味でのコミュニケーションの方法を学び、よりよい人となるためのトレーニングがシステマなのかなと思うことがあります。

本当は映画の方がわかりやすいんです。観て楽しく、歴史や芸術、社会の勉強になる。ストーリー、映像、音楽の美しさに惹かれ、監督や脚本、背景を知ることで全く違う見方ができる。
古今東西の映画に触れることで、そこから繋がっていくことも多くあります。宗教、時事ネタ、絵画なんか。話のネタにもなりやすい。

ただ、「投資家みたいに生きろ」の中にあるように、「プロセスを楽しむ」というのが大事、というか楽しくないと続かないのが実際のところかと思いますので、そういう意味で上の5つは自分に合っているのだなと思ってます。

また、「投資において大事なことは、長期的に複利の力でコツコツと積み上げていくことです。」とも藤野さんは言っており、まさに一時期の待ち受けと同様で、コツコツを重ねることで遥か遠くにも行ける。
イチロー選手も似たようなこと言ってました。
アインシュタインも「人類最大の発明」と呼んだ複利。

いろんなものに投資していくことで、なんとなく自分の中に変化が起き、厚み、弾力が出てきている感覚が最近あります。

なかなかコツコツ継続するというのは難しいことですが、とりあえず初めてみるという軽いノリで、色々試してみるというのは大事かと思います。

そうして自分に合いそうなもの、楽しいことを週に一回でも続けてみる。システマなんかは疲れていて、「今日行きたくないなー」とか思う日でも行ってみると身体が整うということが往々にしてあります。


正直、僕の挙げた5つなんて、いつまで続けようとかこうなりたいというのがあったわけではなくて、楽しくてやってたら積みあがっていたという程度のものです。
その積み上がり方もまちまちで積みあがっているのかも分からないことが多くあります。


点と点が生まれてようやく線になる。
その線が情報ではなく、自分の身体で感じた体験であれば唯一無二の資産になるのです。少なくともお酒のつまみにはなります。

とはいえ新しく何かを始めること(投資すること)はリスクがつきものなので、抵抗があるかもしれません。
そうした時にノーリスクでできる投資を3つ、本の中に書いてあります。
あんまりネタバレするのもよくないので、1つだけにしますが、その1つとは・・

ズバリ言ってもいい?(福のラジオ風)

「褒めること」です。

褒めることが苦手な人は「ハスラーズ」を観て、ジェニファー・ロペスのさりげなく褒めまくる方法を学びましょう。

いやー「ハスラーズ」最高だったなーーー!!
(これが言いたかっただけ)
まだ、映画館(行きにくいし、勧めにくいけど)で観られますので機会があれば・・・
うーん。
それにしても、日本語って少し褒めにくくないですかね。文化の関係もあるけど、英語の方が軽くて褒めやすい気がします。” I like your shoes”とか軽く言えるんですけどね。
なんだろう。個人的な問題なのかしら?

こんな時ですが、こんな時だからこそ、自宅でもできることはたくさんありますので、ちょっとだけ自分に投資してみるのもしれません。

※「投資家みたいに生きろ」 藤野英人著 ダイヤモンド社

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