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上半期 ワダデミー候補賞

早いもので今年も半分が過ぎようとしています。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

僕の人生は本・映画・システマで回っているので、環境こそ違えどなんだかんだ変わらない生活を送っているように思います。
映画館閉鎖にはさすがに参りましたが、最近はずっと観たかった映画も公開され始めており、結果的に観たい映画を全部は観切れていないという現状です。
「クルエラ」は滑り込みで劇場にて観ることができました。
今週末はうちのボスが主演の「コング VS ゴジラ」(正式名称はゴジラが先)が上映されますね。トレイラーではうちのボスが人間どものいいように使われているみたいでイラッとしましたが、相変わらず女性に弱いだけみたいだったので、そりゃしょうがないかなとも思ってます。

というわけで上半期のうちワダデミー賞候補作品の発表です。
今年はアカデミー賞の受賞作品もよく知らないので、とりあえず今年劇場で公開されていた映画の中というざっくりとした括りです。


1,1位2位で賞 「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」大友監督

 あまりにもいい加減な名前ですが、1位2位候補筆頭です。僕は基本的に漫画原作のものは観ないことが多いのですが、一応今までの3部作を観ていて、評判が高かったので観に行きました。

傑作です。

土屋太鳳さんが自身のインスタであげていたので、もうネタバレにはならないかと思いますが、土屋太鳳さん演じる操がまさかまさかの回転剣舞。
これはもう免許皆伝でしょう。
正直太鳳ちゃんの回転剣舞を観れただけでもお腹いっぱいでしたが、太鳳ちゃんのインスタの文章の中で自身が演じる操と今回の主役の一人、縁との共通点を書いていて、深くうなずきました。気になる方はインスタをご覧あれ。

と、いうように、原作と劇場版で異なる場面がけっこうあります。その異なる部分も監督が好き勝手に変えているわけではなく、作品に対してのリスペクトがしっかりと感じられるものに仕上がっており、大友監督に天晴でした。
一番気に入ったところは巴による「あなた」でしょう。
多分観た方はこれだけで分かると思います。
湿度のせいなのか、その時はマスクが濡れて息苦しくなりました。

去年、漫画原作そのまんまを映画化したのがやたら売れましたが、今回のようにしっかり劇場版として作りあげていると、これからの漫画原作の映画化への期待が高まります。まあ、あれはあれでアニメ版の続き設定だったので仕方ないですけど。
もっとノーランを見習ってもいいと思います。


2,午前10時で賞 「マディソン郡の橋」クリント・イーストウッド監督

僕がよく騒いでいる午前10時の映画祭の作品です。過去の名作を基本2週間交代で1年間回してくれる最高の企画です。過去作なので実際にはワダデミー賞には絡まないんですが、宣伝です。(もうやってないけど)

イーストウッドの作品は基本的に同じテーマが底に流れていて、明るい話に見えても「ミリオンダラー・ベイビー」のように結局それかと落ち込むこともあります。
しかし、この「マディソン郡の橋」はあまりそこに触れていないラブロマンスで、少し意外性のある作品でした。おそらく僕もこの歳にならないとわからなかったであろう、切ない人生の選択が琴線に触れました。
と、ここまで書いてやっぱりいつものテーマに触れてるのかなぁと思ったりもしてます。
いつも悩んで、迷っています。

この作品はもう終わってしまいましたが、午前10時の映画祭で上映される作品は現在の映画に多大な影響を与えている作品も多く、よく知らないけど「とりあえず観ておくか」でのリターンが大きいのでお勧めです。よかったらぜひ。


3,ネットフリックスで賞 「愛していると言っておくね」
  ウィル・マコーマック マイケル・ゴヴィア 監督
  
 短いので観てください。


4,なんだかんだこういう作品が好きなんで賞 「くれなずめ 松井大悟監督」
ちょっと今泉監督っぽい作品で、クレジットで監督の名前を確認してしまいました。
最近の推しである成田凌が出ているので観に行きました。成田くんを推すようになったのは明らかに今泉監督のせいです。「愛がなんだ」からだったと思いますが。不思議な魅力がある俳優さんだと思います。
この作品は途中おかしな展開が入るんで、正直ぽかんとして、なんかなぁという気持ちにはなったんですが、クスクスと笑ってしまう場面が多く、ウルフルズの「それが答えだ!」に負けないくらいの熱量も感じられて、振り返ってみると、色々あるけど俺は好きやで、と思います。Tシャツ買いました。お気に入りです。
結婚式で赤フンになって「それが答えだ!」を歌って踊ってくれるなんて、悪ふざけでも最高の友達だと思いませんかね。

「それが答えだ!」に対するアンサーソングの「ゾウはネズミ色」も良かったですね。若いころは勢いで正しいと思ったことに対する悩み、迷いが見える曲でした。
答えに対するアンサーというのもおかしな話ですが。


5、やっぱ今泉監督で賞 「あの頃。」 今泉監督

桃李君がオタクという謎の設定の映画。クルエラのエマストーンも良かったですが、こういう桃李君もいいなと思います。クスクスと笑ってしまう場面が多いのは、今泉監督らしいです。クスクス笑っているのは僕だけということも多いので、万人受けはしないのかもしれませんが。。
「街の上で」も良かったんですが、なんとなく今日は「あの頃。」かなと思います。

まあいい加減な賞をとりあえず候補なのにすでにあげている相変わらずいい加減なワダデミーです。ちなみに順番に番号つけていますが、ランキングでもありませんので悪しからず。

暑い夏突入しそうですが、下半期も気楽に生きましょう。

ではまた。

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