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J2ドラフト会議2020レビュー


皆さんこんにちは、Ryu-Yです。

久々の投稿となる今回は、12/8(火)に行われたJ2ドラフト会議のレビューをしていきたいと思います。

今年で3年連続の参加となり、今年もお声掛けくださった運営の皆さんには感謝です。

過去のドラフトをちらっと振り返ると、

2018年

J2ドラフトフォメ図

2019年

J2ドラフト2019

プレビューはこちら。


〇コンセプト

フォーメーションは、ボール保持:4-2-3-1、ボール非保持:4-2-2のシステムで考えました。元々は2019年の京都がそうだったように4-3-3のトライアングル、ダイヤモンドを数多く作り出せる配置からサイドを起点に強烈なウインガーがゴールへ突撃していくのが好きなのですが、攻撃はまだしも守備を考えた時に3センターが結構厳しいなと。守備はソリッドな4-4-2が理想で(結果少し変わったのですが。)、それなら4-2-3-1からトップ下が前に出てセットした方がスムーズに可変できると考えました。今季のJ2はウインガーよりもインサイドハーフ、ボランチで良い選手が沢山いたのも結構理由としては大きいです。

求める選手像としては、

CF:2桁得点取れる選手。1トップなのでボールが収まる選手。相手のボランチを消しながらの守備が出来ればなお良しだが、そこは最悪2列目にカバーしてもらう。

トップ下:相手のMF・DFライン間で決定的な仕事が出来る選手。左右に動いてSHのサポートからゴール方向へ向かう意識が強い選手。

SH:基本は逆足配置。カットインしてPA内への侵入出来る選手。ドリブルして終わりじゃなくて得点能力もある選手

ボランチ:一人はボールの配給に優れた選手、もう一人はボール奪取能力に優れた選手。ここは2人セットで考える。

SB:基本は守備が出来ればよい。SHを追い越す運動量はそこまで求めない。

CB:対人能力に優れた選手。ボールの配給能力はそこまで求めない。左CBは左足ならなお良し。

GK:セービング能力に長けた選手。フィードの能力はそこまで求めない。

〇フォーメーション

結果はこちらになりました。

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〇1巡目:渡井 理己(徳島ヴォルティス)

昨年に続き、今年も指名です!中央のドリブル突破は魅力的で、今季は更にパワーアップした印象で徳島の10番の名に相応しい選手になったのではないでしょうか。10番のドリブラーと言えば新潟のあの選手が思い浮かびますが、彼より中央で仕事が出来る選手ということで渡井を指名しました。チームとともに来季はJ1の舞台でも輝いてくれるでしょう。

他候補:山田康太(水戸)、小泉佳穂(琉球)

〇2巡目:山本 理仁(東京ヴェルディ)

1巡目に岩尾、小西の徳島ダブルボランチ、福岡の前、長崎のカイオ・セザールなどボランチの選手がごっそり指名されたので2巡目にして早くも焦りました。ダブルボランチでいくと決めていたので、とりあえず1人指名しないとと思い山本理を指名。所謂散らせるボランチで得意の左足から前線へ決定的なパスを繰り出せる選手です。東京Vの中盤は若くて良い選手が沢山いるので、彼にとっても競争環境があるのも良いですね。近い将来J1 or 世界に羽ばたける選手でしょう。

他候補:岩尾憲(徳島)、大山啓輔(大宮)、上田康太(岡山)

〇3巡目:山本 義道(ジュビロ磐田)

今季は個人昇格しJ1横浜FMに加入するも、出場はゼロ。夏のウィンドーで磐田にやってきました。元々金沢時代からJ2では無類の対人能力を発揮していたので、フベロ政権から鈴木政権に代わった磐田では彼にとってはタスクがシンプルでやりやすかったのではないでしょうか。まだまだJ1でやれるチャンスはあると思うので、今後も注目していきたい選手です。

他候補:田上大地(長崎)、マウロ(新潟)

〇4巡目:仙頭 啓矢(京都サンガF.C.)

推しチーム枠ということで、マリノスから帰ってきた仙頭を指名。マリノスでも何試合かは出てて普通にやれていた気はしたのですが、前田やジュニオール・サントスの加入もあり出番を失い京都へ帰還。ただやはりJ2では彼の能力は抜き出ていますね。今季はシャドーながら割とビルドアップにも関与することが多くなり、その一方でしっかりとゴール前にも顔を出し得点を決めてくれると。来季はまたJ1にいても不思議じゃない選手です。本当は栃木の明本や福岡の遠野をSHで指名しても面白いんじゃないかと思ったのですが、そういった今季ブレイクした選手はJ2ドラフトでは人気が高いんですよね。早々に指名されてしまいました。

他候補:明本考浩(栃木)、吉尾海夏(町田)、遠野大弥(福岡)

〇5巡目:氣田 亮真(Vファーレン長崎)

左サイドからカットインしたドリブルが魅力的なアタッカー。大卒ルーキーながら長崎の主力となっている選手です。専修大時代は中山(横浜FC)と競い合った関係らしく、最近はJ1、J2に関わらずJユース→大学経由した結果すぐさま試合に絡む選手がこうして増えてきたのは良いことかなと思います。

2列目のイケイケドンドン感がものすごくなってきましたが、守備は後ろの選手が頑張ってくれるということで・・・

他候補:國分伸太郎(北九州)、末吉塁(山形)

〇6巡目:湯澤 聖人(アビスパ福岡)

京都時代はなんだかどこに特徴があるのか分からない選手でした(これは〇〇が悪い)が、福岡では「信頼できる湯澤」で名を馳せているそうです。

前線がドリブラーだらけでも後ろは彼がいれば安心。

他候補:毎熊晟矢(長崎)、西岡大輝(愛媛)、

〇7巡目:高 宇洋(レノファ山口)

山本理の相方として、ボール奪取能力に優れた高を指名。カイオ・セザールが指名された時点でヘニキにしようかなとも考えたのですが、今後の成長も見たいなと思い彼を指名。J2ドラフトの魅力は推しチーム以外の選手を指名することで、来季以降気になって定期的にチェックすることになるのが楽しみの一つになることですかね。

他候補:ヘニキ(栃木)、福岡慎平(京都)、川崎颯太(京都)

〇8巡目:今津 佑太(ヴァンフォーレ甲府)

地元でもある甲府で今季存在感を放つ若手のCBといえば今津。2列目にドリブラーを揃えた時点で後ろの選手のビルディングアップ能力は優先順位を低めにし、対人に強いCBを並べることに決めました。

他候補:畑尾大翔(大宮)、大井健太郎(磐田)、舞行龍ジェームズ(新潟)

〇9巡目:川田 修平(栃木SC)

3、4巡目辺りで有力GKがごっそり抜けたので、こりゃもうあかんと思いGK指名は低めに。チームではベテランの塩田との争いでも出番を掴む機会が多く、PA内のシュートセーブ率やクロスのパンチング率が高いことが特徴。他には千葉の新井とも悩みました。

他候補:新井章大(千葉)、セランテス(福岡)

〇10巡目:長沼 洋一(愛媛FC)

SHも出来る選手ですが、ここでは左SBとして指名。結果的に両SBともに左右どちらもこなせる選手の使命となりました。私がリストアップした中で左SBが一番リスト不足で、最後まで誰を指名するか悩みました。そもそもJ2に突出したサイドバックはなかなかいないのは現実ですが。

他候補:亀川諒史(長崎)、瀬川和樹(栃木)

〇11巡目:ピーター・ウタカ(京都サンガF.C.)

今季のJ2得点ランキングを独走するウタちゃんを最後に指名。あれよあれよという間に欲しいCFがいなくなって結局最後になってしまいました。ここまで散々若い選手を指名しておきながら、最後は反則助っ人で〆るという。なんか途中から彼は指名されない雰囲気出てましたし。。。ウタちゃんの守備タスクの分は仙頭に頑張ってもらいましょう。(現京都のリアル。)

他候補:ルカオ(金沢)、ディサロ(北九州)、イ・ヨンジェ(岡山)


以上、いかがだったでしょうか。

各選手の年齢を見ていくと、渡井21歳、山本理19歳、山本義25歳、仙頭25歳、氣田23歳、湯澤27歳、高22歳、今津25歳、川田26歳、長沼23歳、ウタカ36歳。ウタちゃんは別にして非常にフレッシュなチームになりました。ウタカも別にキャプテンシーをもってチームに落ち着きをもたらすタイプでは無いので、良くも悪くも突っ走る系なチームになりました。

J2ドラフトは終わりましたが、ここから何人が個人昇格するのか?自分たちが指名した選手の来季以降の活躍は?などなどドラフト後も指名した選手たちを追っかけて楽しんでいきたいと思います。


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ではまた。



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