
note酒場のデザイン日記
10/11 12:00(note酒場当日まであと58日)
竹鼻さんからツイッターDMで連絡をいただく。
「ちょっとnoteユーザーで面白いこと計画してて、今ピースオブケイクの許可降りたのでお話ししたいのですが、ご都合の良い日取りで飲みませんかー?」
ピースオブケイクの許可??もうこの時点で面白くないわけがないと思い、今日でも良いですよと返信。翌週会うことが決定した。
10/16 20:00
渋谷のロイヤルガーデンカフェにて打ち合わせ。
昔よく行ってたパルコ(地下の本屋よかったよね)が無くなってるのをやっと肉眼で確認し、時の流れに少し凹んだり切ない気持ちになりながら目的地へと向かう。
ビールを飲みながら竹鼻さんと今回の主催者うすいさんから今回の企画の趣旨を聞く。
noteユーザーとしては友達がやるイベントのノリのそれだったので自分のできる範囲で楽しめればいいと思っていた。プロとしては良くないのだけど、フィーのことは正直考えていなかった。そこは問題ではない。
うすいさんがドラクエの酒場みたいなイメージで、初心者もそうでない人もみんなが一緒に楽しめる空間にしたいと言っていた。
note酒場は12/8。意外と日数は少ない。
イベントロゴやビジュアルはできるだけ早くみんなの目に触れたほうがいいと思ったのですぐ構想にとりかかる。
また、今回はnoteの公式ロゴは使えない。
なので同じようなサンセリフフォントを使ってnoteと打てばたちまちニセモノ感が出てしまうという懸念もあったため、最初から作り文字で行こうと決めていた。
ラフからPCでデザインを起こすまで2日。
それから2日放置し、たまに見ては微修正。
10/22 9:00
ロゴ作り3日目の朝。調整したロゴを見、うんいいだろう、と納得、うすいさん竹鼻さんにリリースした。
竹鼻さんの素晴らしいリアクションをいただく。
10/23 9:00
24時間経ったがうすいさんからの反応がない。笑
10/23 20:00
反応がないままキービジュアルのアイデアが思いついたので早速手を動かす。
10/24 13:00
キービジュアルのラフができたのでうすいさん竹鼻さんにDMを送る。
反応なし。笑
10/28 14:00
第2回noteボドゲ部。
10/29 9:20
ついにうすいさんから返信がくる。
テンション高い。笑
でも絶賛してくれて、安否確認ができたという意味でも一安心。
10/30 15:00
ロゴ、キービジュアルの方向性が決まる。
11/1-11/3
キービジュアルの色で悩む。
ランチとディナーで二種作ろうかとも思ったが、どちらの記憶にもたぶん残るであろう夕方のイメージにもっていくことにした。
夕方、ランチを楽しんだ人は「今日は楽しかったな」。ディナーを楽しむ人は「今日は楽しい一日になりそうだな」と、目をつむったその一瞬、まぶたに映る光のイメージ。
昼と夜、どちらの来場者も共有できるイメージ。のつもり。
色を微調整し、待ち受けにしたり、テストアカウントで画像を投稿したりし調子を見てみたりする。
11/4 14:30
うすいさんからメニューの詳細きまりましたとDMがくる。豪華だ…。
ちょうど良いタイミングなので、調整したキービジュアルのデザインを送る。
うすいさん「ぼく、めっちゃ好きです!!!!!!!」
ヤマシタさん「mervelous!」
竹鼻さん「決まり!」
目標であった「イベント1ヶ月前」にキービジュアルが決まった。ホッ。
タイムラインに流れ始めるのが楽しみだ。
11/7-11/11(note酒場まで一ヶ月)
感染性胃腸炎にかかり全ての仕事がストップする。
11/14 14:00
ツール類をデザインする。ちょっと他の仕事がつまってきたこともあり、デザインする時間を10分で刻んで各ツールデザインを進めることにする。
14:00-14:10
名刺のデザイン。
14:20-14:30
おごる券のデザイン。
14:40-14:50
初心者マークステッカーのデザイン。
15:00-15:10
店頭幕のデザイン。※後日設置場所の関係でナシに。
15:20-15:30
看板のデザイン。
15:40
デザインを始める前にだいたいおおまかな構想が頭にあったので、10分刻みでデザインできた。
すぐにDMを送る。
すごく喜んでくれて、こちらも嬉しくなる。
ヤマシタさんも嬉しいツイートをしてくれた。
11/16 20:00
ついにうすいさんからnote酒場開催がツイッターで告知される。
反応良いようで嬉しい。
11/23 11:00
看板サインペイント開始。
ホワイト一色で清く仕上げる。
11/24 14:00
看板完成。久々のサインペイント、スクリプト体ならすらっと描けるのだが、こういったロゴをキッチリ描く系は久々だったので少し時間がかかった。なかなかかわいくできた。
11/25 11:00
のれんのデザインを進めつつ、もろもろ入稿データを作成。
11/28 10:00
部数も決まったので名刺などもろもろ入稿する。
のれんのデザインをリリース。どちらのサイズでいくかは会場の寸法次第。
11/30 23:00
チケットとメニュー表について、前日のnote酒場スタッフ決起会(僕は不参加)でデザインのお手伝いをうすいさんに申し出てくださったデザイナーさんがいるとのことで相談DMがくる。
noteユーザーによるnote酒場なので、申し出てくださった方にデザインをお願いすることに。
会場のサイズも判明したのでのれんを入稿。
これで当日必要なデザイン物は全て整った。
12/1 19:00
12/2 12:00
カード2種をキレイに撮る。
孔版印刷をイメージし、家にあった有孔ボードの上で。
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12/8 4:30(note酒場当日)
ついに当日朝。息子のオネショにより無事起床。
荷造りをもそもそとはじめる。
6:00
出発。外はまだ暗い。
8:00
会場入り。
名刺と奢る券それぞれ一枚おきにはさまっていた薄い紙をひたすら取り除く。
その数1,700セット。笑
孔版印刷は強くこすると指にインクがつくので一枚一枚の間に紙がはさまっているのだが、その優しい配慮が鬼のようなトラップに。
11:00
少し押してnote酒場スタート。
↑この写真めちゃくちゃ笑った。
夜は終電でお先するまで駆け抜けた。
ボドゲしたり、僕自身もたくさんの方とお話しできた。
(後半、ひたすら空いたグラスを収集するマンと化す)
↑すごい…
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note酒場を無事終えて
今回運営陣の一人として、ロゴ、マガジンカバーやSNSのタイムラインにながれるキービジュアル、カードなどのツール類、看板やのれんなど、note酒場の世界観全体をデザインさせていただきましたが、正直めちゃくちゃ楽しかったです。
そしてカード類は、それらを介してたくさんのコミュニケーションが生まれているのを目撃し、良いデザインができたのかなという気持ちになりました。
やはりデザインしたものが人と人をつなげるだとか、役に立っているその瞬間をこの目で見られることほど、デザイナーとして幸せなことはないなと思いました。
(あとみなさん看板とのれんを写真に撮っていました、これも嬉しかった)
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今年は僕自身noteにとてもお世話になったしnoteのおかげで新しい仲間ができた。それがnote酒場運営の原動力となった。
その感謝の気持ちを抱きながら動いていたnote酒場運営陣の方も多いのではないかと思います。
うすいさん、ヤマシタさん、竹鼻さんはじめ運営スタッフのみなさま、そしてご来場いただいたすべてのみなさま、楽しい一日をどうもありがとうございました。
また飲みましょう!