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DCDの息子は、ティラノサウルス🦖

息子は知らない。親に声もかからなかった。
きっと行かなかっただろうけど、どうですかね?とも聞いてもらえなかったぜ。かまぼこ工場への校外学習


なんだか悔しくなって、親子で勝手に陶芸教室に校外学習してきた。
それが2カ月前のこと。

焼く前


焼き上がった頃に取りに行った。
ママの大皿は中皿になり、ムスメの♡カップはいい大きさに。
そして息子のカップは‥何が入るかな?緑茶かな(笑)
めちゃくちゃ縮んで、容量少なめのミニカップになっていた。


焼いた後(下の大皿はちがうよ💦)

粘土は力を入れればいい、というわけではないらしい。
力をかけ過ぎて作品を作ると、焼くときに粘土が反発して縮んでしまうそうだ。

息子は発達検査でDCD(発達性協調運動障害)というゼッケンをいただいた。脳の発達に問題があり、体幹が弱く、力の加減が難しいのだという。

「優しく伸ばしてね」と言われても加減ができないもんだから、力を込めてこねて叩いて伸ばしてたわけですよ(笑)
だから縮んだのw

息子にDCDのことは伝えてない。
それでも運動神経が悪い、足が遅いことは本人が一番自覚している。

だから敢えて声に出して、ママは言う。

『力が強くなったよね〜。ママよりも、完全に力持ちだわ!』

息子はまんざらでもない顔で、はにかんでいる。


走るときも、ふにゃふにゃしてる。
ティラノサウルスを思い浮かべて欲しい。
《大きな体に、小さな手が前にちょこん》そんな体勢で、右へ左へと体をひねりながら走ってる。



まさにこんな走り方👆

力の向かうベクトル(矢印)が進みたい方向じゃないほうに、しかも次々と左へ右へと向かって振られている。

力の無駄遣い(笑)

もったいなく、見えてしまう。
以前はあーじゃないこーじゃないと、よく言い過ぎてしまっていたものだ。


脳機能の問題だと知っていたら、泣きながらサッカーの練習をさせることもなかっただろうに。
脳機能の問題だと知っていれば、厳しすぎ!と言われてお互い怒りながら自転車の練習をすることもなかっただろうに。


【たられば】をいくら考えても、あのときに失ったであろう息子の肯定感は戻せないのだから。
いまから伸ばせる部分に、自信をつけていくしかない。


強力な肉食恐竜のティラノサウルスは、今日もたくさん牛丼を食べ、大きくたくましく育っている。

食べてもいいからほどほどにして、運動も何か考えていこうね。

ママのお腹のお肉を超えるのは、さすがに嫌みたいだ(笑)
なんとかせねばと、頭を悩ませている。



「好きな人に好かれない」と嘆くときは、自分のレベルをあげるとき

ゲッターズ飯田


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