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コンビニ兄弟

はじめに

またまた、お久しぶりになります。読書感想文のコーナーです。というか、このブログは、もはや読書日記になっていますね。今回、紹介する本は、母親が買っていておすすめされたものになります。コンビニでパートをする母親ならではのチョイスなのでしょうか。遊びに遊んでいるため、自分で本を買うのではなく、読書家の母におねだりしようと考えたのです。

あらすじ

裏表紙からの引用です。九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、勤勉なのに老若男女を意図せず翻弄してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。なぜなら今日もまた、彼のもとには超個性的な常連客(兄を含む)たちと、悩みを抱えた人がやってくるのだから、、、。コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説

フェロモン

あらすじにも記載した通り、このコンビの店長には尋常じゃない程のフェロモンがあり、あらゆる人を魅了しています。この店長までとは言わずとも、常に人が集まり、笑顔になる。そんな人が周りにはいますよね。流行りのMBTIなんかで表されたりもしますが、そんなの関係ないしに「人間としての」「男としての」魅力というものを磨いていきたいものです。

勘違いの正体

この物語では、悩みを抱えるコンビニ利用者たちの心の変化を描いたものとなっています。彼らが抱える悩みの多くは「勘違い」からきています。この「勘違い」私たちの生活の中でも頻繁に起こりえることです。この問題に対しては、直接相手の言葉を聞く事が大事だと私は考えます。人を介した言葉や憶測ほど曖昧な根拠はありません。百聞は一見に如かず。まさにこのことわざの意味を感じました。

心温まる居場所

コンビニは誰もがいつでもどこでも簡単に利用できる便利な商店です。それだけでもありがたいことなのに、さらに「心温まる場所」でありたい。と店長は口にします。いや、「誰もが日常的に利用するからこそ」なのかもしれません。非常に個人的な話になりますが、朝早い時間帯にコンビニを利用した際に、レジで「行ってらっしゃいませ」と声をかけてもらい気分が良くなった思い出があります。そういった接客が私は大好きです。

最後に

今回は、自分で選び購入したものではなく、少し読破するのに時間がかかってしましましたが、中盤から後半にかけて非常に心温まるエピソードで夢中になっていました。普段の私なら選びそうにない本でしたが、たまには、他人の選ぶ本を読むことも悪くないと思いました。

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