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ヴァイオレット・エヴァーガーデン

ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
私が大好きな作品の一つです。

戦場で武器として戦っていた少女・ヴァイオレットが、大切な人からもらった「あいしてる」という言葉の意味を、代筆の仕事を通して知っていく物語です。

よく「泣けるアニメ」と紹介されていますが、私はその紹介の仕方があまり好きではありません。
もちろん、私もボロボロに泣きました。アニメでこんなに泣いたのは初めてっていうくらい泣きました。

でも、泣けるから魅力的ということではないんです。
ストーリー、声、音楽、絵。一つ一つがものすごく繊細で美しい。それが魅力だと思います。

泣けることが大事なのではなくて、多くの人が「泣ける」と言うほどの要素がたくさんあることに注目してほしいです。

それに、こんなに「泣けるアニメ」と言われると身構えてしまうと思うんですよね。無意識に感動のポイントを探してしまうような気がします。「あ、この先感動しそうなシーンだ」って思いながら見たら感動が薄れてしまいますよね。

だから、私はまだ見ていない人にはフラットな気持ちで見てほしいと思います。物語に出てくる一人ひとりの感情の変化や成長を、何の邪念も無く見届けてほしいです。

そして、もしアニメを見て、映画を見て、この作品いいなと思ったら、ぜひ原作も読んでみてほしいです。
上・下巻と外伝、そしてエバー・アフターというその後の彼らを描いたものがあります。
4冊は難しくても、上・下巻はぜひ読んでみてください。

アニメではあまり描かれていない「少佐」の気持ちがたくさん書かれていて、その愛の深さに心が打たれます。

もう出てくる人たち全員をぎゅうっとハグしたくなるくらい、本当に愛おしくなるんです。
「愛おしい」ってこういうことか!と思います。


ネットフリックスでしか配信されていないので登録しないと見れませんが、お金を払って見る価値は十分にあると思います。

私の文章で魅力が伝わったか微妙なところですが、
興味を持った方がいたら、ぜひ見てみてください。




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