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薬草デビュー 57 ツユクサ 生薬名 鴨跖草(オウセキソウ) 味 甘、苦 性質 寒 帰経 肺・胃・小腸・腎・膀胱

 夏に繁殖する植物は基本的に熱を冷ます声質を持つと言われます。 ツユクサもそうです。薬膳グループで冬瓜トウモロコシスープに、ツユクサをあしらったと感想を送ると、寒のものに寒を合わせるのは良くないと指摘されました。 

 

写真はうりぼうさんよりお借りしました

野草を宝物にのグループでは夏野草の料理がバンバンアップされていますので、触発されてしまいます。普通にツユクサの若い葉でお浸しして頂いています。
  フォローしているうりぼうさん🌱が詳しきツユクサに関する投稿があります。

 中国薬膳でツユクサには寒の性質があるというのは薬草認定ですね。
 改めて薬草ツユクサを調べることにしました。
 ツユクサ 

 生薬名 鴨跖草(オウセキソウ) 

 味 甘、苦 性質 寒 

 帰経 肺・胃・小腸・腎・膀胱

 漢名で鴨跖草ですが、漢方薬としては使用されず、民間薬となります。

 桃花堂さんのブログより

熱毒を治療する清熱解毒薬(せいねつげどくやく)に分類され、同じような効能を持つ生薬に十薬(じゅうやく)、金銀花(きんぎんか)、連翹(れんぎょう)、蒲公英(ほこうえい)、板藍根(ばんらんこん)、土茯苓(どぶくりょう)、白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)があります。
 漢方薬としては使われていませんが、清熱作用や解熱作用があるとされ、民間薬として風邪の解熱剤や喉の腫れに使われていました。虫刺されや腫れに新鮮なものをすり潰して外用としても使われていました。 水の巡りを改善する効果があり、浮腫や尿量減少、排尿痛などに用いられました。

桃花堂生薬辞典一覧より


写真は中村臣市郎先生投稿記事よりお借りしました

 中村臣市郎先生のツユクサ投稿より

生命力の探求

ツユクサ

猛烈な繁殖力で日本列島圧巻させている薬草だ。漢方薬というよりも体験で歴史的に伝達されていく民間薬に入るだろう。

だが家庭常備薬として非常に基調な薬草でありまた美味な野菜だ。
私は10年間の壮絶な山岳の探索で梅雨の時期に1ヶ月ほどツユクサだけで餓死を乗リ越えた。毒性、副作用の反応は表れなかった。比較的安全な薬草である。
特に呼吸器疾患である急慢性気管支炎、喘息、扁桃腺炎の名薬である。

高血圧、結石症、解熱風邪にも有効だ。解毒作用もある,マムシに噛まれてた時にツユクサを磐で潰してその青汁を飲み噛まれた部分に塗布した,信じられないが急場をしのいだ。
文献ではサソリ、ムカデ、毒蛇、毒虫の解毒剤としての働きもある、おそらく有毒タンパク質の分子を切断し無毒化させる作用だろう。

中村臣市郎先生の投稿より

民間薬ツユクサは美味しい

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