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月はフィンランド語で「kuu」って言います。

 突然何の話、って思うかな。フィンランドに来る前から「月」は「kuu」だという事は知っていたんだけど、こちらに来てから新しい発見がありました。

 今は9月。「9月」はフィンランド語で「Syyskuu」です。気付いたかな、日本語でもフィンランド語でも「月」がくっついているんです。こんなに遠く離れて、言葉の全然違うのに月の名前に「月」が隠れているっていう共通点が、なんだかとても嬉しく感じました。だからといって「Syys」が「9」なのかというとそういうわけではありません。「Syys」は「秋の」という意味があって「Syyskuu(9月)」は「秋が始まる」月なんだそう。

 こちらはもう随分肌寒いです、冷え性の私は足先が冷えっぱなし。朝は10℃を下回ることがほとんどで、通勤の時はダウンを着ています。真冬には私、凍っちゃうんじゃないかと今から心配です。日の入り時はまだ20時頃で日本と比べると遅いけれど、私がフィンランドに来た6月は23時頃も薄っすら明るかったので、日が短くなったな、と思います。ちなみに朝は6時半頃に夜が明けます。曇りの日も増えて、確実に秋が進んで冬が迫ってきているなぁという感じ。渡航直後から「秋と冬は暗い、気持ちも暗くなる」と言われ続けているので、それも心配。冬季鬱というのが多いんだそう、お日様の光がどれだけ大切なのか、これから身をもって知ろうと思います。ああ、でも、不安だなぁ。

 今日添えた写真は、7月にホストファミリーと一緒に行った船旅の時のものです。さっきも書いたけど、夏の間は日照時間が長くてなかなか夜空を見ることができませんでした。船旅の時、初めてみた月、満月でした。水平線から月が昇る瞬間を初めてみました。日本みたいに高く上がる事はなくて、ずぅっと水平線の近くにいました。そういえば、フィンランドの海は日本みたいに潮の満ち引きがないんだそう。それも不思議だなと思いました。どこの海でも満ち引きってあるんだと思ってたから。私の普通や当たり前は、決して普通でも当たり前でもない。そういうことも知っていく日々なんだと思います。

 本当はもう一つ、日本語とフィンランド語、似た言葉があるんだけど、それはまた今度にします。よかったら、予想立ててみてください。

 Kiitos, Nähädään :)

 

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