見出し画像

Hyvää uutta vuotta 2022

あけましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いします。
相変わらず慌ただしい毎日です、ページを飛ばしながら本を読んでいるようです。でも1ページ1ページに何か出来事があって、本当は忘れちゃいけない、飛ばしちゃいけないことなんだということを、意識しながら日々を重ねたいと思っています。簡単そうで意外と難しいのだけれど。

フィンランドで初めての年越しを体験しました。年越しの前にクリスマスのお話をしたいところですが、記憶の新しいうちに書いておきたいと思います。

フィンランドのお正月はとてもシンプルなものでした、もちろん、お正月よりもクリスマスを盛大にお祝い習慣があるからなのだけれど。学校はクリスマス前から冬休みに入るものの、私の職場は仕事納めが12月31日、仕事始めが1月3日、と、普段の土日休みと変わらないスケジュールでした。日本にいる頃は、仕事納めからの大晦日までの時間が大好きだったので、ちょっと寂しい気持ちになりました。

さて、31日の仕事納めでは、「Hyvää uutta vuotta」と言ってその日を終えました。そう、日本語では「良いお年をお迎えください」と年末ならではの言葉がありますが、フィンランドでは年末も年始も同じ、「Hyvää uutta vuotta」です。こういう時、日本語の豊かさが恋しくなります。日本語の豊かさを感じる時は本当に多いです、それはまたの機会に。

仕事を納めて、ホストファミリーの待つお家に帰ると……特に普段と変わらない雰囲気。ただ、大晦日(に限らず、年末年始?)は、じゃがいもとウィンナーをいただきます。ボランティア活動をしている幼稚園では年末にNauravat Nakitと言って、日本でいうカニさんウィンナー(両端に切り込みが入っているもの)のような形のウィンナーを食べました。サイズは細さはシャウエッセンくらい、長さは2倍くらい。ちなみにNauravat Nakitは英語にするとLaughing Frankfutersです。個人的にはニコニコウィンナーって訳してるのですが、可愛いですよね。

そして、フィンランドのお正月といえば花火!らしいのですが、私はこっちに来るまで知りませんでした。私の暮らす町、Kotkaでは夕方6時ごろから子供に向けての花火が、深夜0時、年明けと共に再度花火が打ち上げられました。
私は夕方6時の分を見に行きました。花火は1か所ではなく、Kotkaのいろんな場所で打ち上げられます。私の暮らす家は海に近いので、一度に4か所もの花火を見ることができました。とっても綺麗でした。

花火の後はサウナへ。私は一人でサウナに入り、一年間のことを思い……返すこともなく、頭の中を空っぽにしていました。サウナの話もまた今度に。

その後は、各々部屋で過ごしたり、映画を見たり、各々のペース。けれど、なんとなく日付が変わる頃になるとダイニングに集まって、机の上にはシャンパンとチーズ。チョコやクッキーが並べられました。
0時なると同時にお隣さんがお庭で花火を打ち上げていたので、それを見ながらみんなで乾杯、Kippis.

おしゃべりと軽い食事を楽しんだ後、眠りにつきました。

さて、新年はというと、みんな遅めの起床。夜明けが遅いのをいいことに、私はフィンランドの初日の出を拝みに一人で海に行きました。今は朝の9時半頃が日の出です。

フィンランドの初日の出

とっても美しい日の出でした。
ちなみにこの雪原、海です。今はほとんどが凍っていますが、まだ気温が安定せず、温かい日もあるので歩くには早いそうですが、間も無く、氷の上を歩いたり、スキーをしたり、釣りをしたりできるそう。車を走らせる人もいるとか。
あんまり美しいので30分ほど、ぼんやり眺めていました。

リビングにふる光が綺麗でした

日中も家族は自分のペースで過ごし、早めの夕飯(15時頃)はマクサラーティッコ(鳥のレバーを使ったオーブン料理)とサラダ、ここで改めて新年のご挨拶をしました。

日本だと親戚が集まって、ということが多いと思いますが、フィンランドではクリスマスは家族・親戚と過ごすことが多いので、お正月に集まることは少ないようです。

お正月の夕暮れ、1日快晴でした、写真中央に見えるのは動物の足跡……狐かな?

夜は映画を見て、のんびり過ごしました。

そんな穏やかなお正月、2022年もいい年になりますように。

2022年はnoteの更新を毎週金曜日の夜(フィンランド時間)にしたいと思います。少しずつ発信できるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

何か聞きたいことがありましたら、お気軽にどうぞ。

Kiitos, Näkemiin!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?